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アニオタがソニーのハイエンドウォークマン買ってみた【SONY/NW-WM1AM2/サブスク比較/実機レビュー】

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【注意】

※アニメ&声優ファンの独り言多めです、ノリが苦手な人は早めにそっと閉じて下さい。

 

アニソンしか聴かないんです。

ほとんどそう。

 

ロックとかメタルとかクラシックとか聞いてた時期もありました。

結局ジャズの沼にハマることも無く、今はもっぱらアニソンばかり。

 

プリキュア、アイカツ、ワルキューレ、プリパラ、フランシュシュ、田中◯和、この辺りを中心に聞いておりアニソンならなんでもと言った感じです。

 

声優さんでは、潘めぐみさんと黒沢ともよさん(曲少ない・・)

上田麗奈さんの曲も良く聴きます。

 

ある日、ふと思いました。

もう少しだけ推しの声が近くで感じられたら、大好きなアニソンを今より良い音で聴けたらどうなんだろう・・・

 

でも、オーディオのことはよく分からないし、正直ハイレゾの違いも良くわからない。

なんかでっかい箱みたいなDAP持ち寄って自慢しあってる人達とは話が合いそうに無い…

 

そんな私ですが、買ってしまいました。

SONYのNW-WM1AM2!

 

 

オーディオは良くわからないけど、声優さんや推しの声をもっと良く聞きたい、アニソン特有のキラキラした音源をしっかり良い音で聴きたい。

 

推しの声を聞くためなら1ヶ月もやしで乗り切れる

 

そんな私と同じような方に、この記事が少しでもお役に立てればと思います。

機材の構成

とりあえずオーディオ系ブログみたいに構成を・・・

NW-WM1AM2

onso o5 mcmx バランスケーブル

SHURE se425 CL-A

・・・・

おいっ

え・・・?なんすか?

おいってめぇ!!

うわっぁ!野生のオーディオマニアだ!!

(ポケ○ンのBGMで想像して下さい)

 

マニア

テメェ、まず第一によぉハイレゾの意味わかってんの?

そんな周波数特性のイヤホン使ってんじゃねぇよ!ハイレゾの定義ってのは40000Hz以上の・・・・

す、すみません、お金が無くて・・・

マニア

ウルセェよ!最低でも10万以上、20万以上が普通の世界なんだワ、金かけれない人間は型落ちiphoneでダイソーのイヤホンでも使ってろ。

すみません、もうメルカリで売ります・・・・

 

めのまえがまっくらになった

 

 

とまぁ寸劇はこれくらいに。

でもお店とかTwitterでこういうやりとり割とありますよね。え?ない?

 

実際、ハイレゾ対応製品はソニーから出ていますし、気になる方ははそっちを買った方が幸せになれると思います。この辺はご愛嬌ということで。

※ちなみにse425の性能は私にとって必要十分でした。

ハイエンドとしての音質

で、NW-WM1AM2自体の音質はというと・・

 

なにこれ?気持ち悪いほど色んな音聞こえるんですけどっ!?

 

今までPCのサブスク音源を、中華DAC(4000円)ヘッドホン直挿しで聴いていた身としては、バランス接続も相まって衝撃を受けました。

 

言うならば

 

ボンボワー

チャカチャカ

カンカン

ダムダム

 

だったのが

 

ブゥーンブォーーン

ジャカジャカ

シャンシャン クォァーン

ドゥオンドゥオン

 

さらにボーカルが近くなり、うわぁめっちゃ声聞こえる・・ってなります。

アニソンや声優さんの曲を聴く人には本当おすすめです。

 

ハイレゾ音源なんてもう、推しが目の前でスタジオ録音してるのを、後方古参顔で聴き入っている錯覚に陥ります。

 

色々と曲を聴いて試しましたが、電子音がふんだんに使われていて、歌い分けがはっきりしている曲が特に相性が良いと思いました。

イヤホンの空間内に電子音がフワーっと広がっていくのが気持ち良いです。

 

ガツンと来るクール系マッチョな音質では無くて、自然な音質だと思います。

オススメ曲

アニソンだと、

MAISONdesの「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」

とんとことんスタッフ一同の「メイド大回転」

アイカツ、プリパラ、ワルキューレも相性バッチリでした。

 

声優さんの曲ではユニットですが、イヤホンズの「記憶」

花火、足音、キッチンの音、アニメファンも大好きなSEが豊富で聴いていて楽しいです、声も近く雰囲気抜群で彼女らの美しい発音が尊いです。

 

「Theory of evolution」というアルバムに収録されているのですが、このアルバムの一曲目の「記録」と言う曲も凄く良いんです。ASMRのような構成にもなっていて、最初の方の飲み物を〜のくだりは可愛すぎです。

 

上田麗奈さんの「あまい夢」なんて、出だしからうぉーー!って限界化する程です。

あと、aimerとかもすごいです(語彙力皆無)

 

まぁ、こういうのは個人差があるんでこれ位で。

サブスクごとの使用感

ここからは、各サブスクごとの使用感について書いていこうと思います。

あと、消費電力と実用時間等。

 

NW-WM1AM2ユーザーの多くは、自前の音源もしくはmoraでの購入曲を聞くことが多いようで、ユーザー発信の情報が少ないんですよね。

価格ドットコムとかXで質問すると、サブスク&アンドロイド排斥マンが飛んできますし・・・。

 

※実用時間は、バッテリー保護の為使い切らない前提残り5〜10%まで、バッテリーセーフを使用し、DSEE使用、ハイレゾストリーミングオン、ダウンロード音源では無くストリーミングでの計測です。あくまで目安ですので、個人の環境によって変わります。

※バッテリーセーフ機能・・・90%以上充電されません。約10%〜90%=実用時間としての計測となります。

※光回線平均600Mbps

 

ではまずはSpotifyから・・・

ハイレゾどころか、ロスレスすら対応しておらず、何の為にハイレゾ対応ウォークマン買ったのかわかりませんが、いつも利用してるのでとりあえずspotifyです。

好きなんですspotify。

【Spotify】

【音質】

ハイレゾやロスレスはありませんが、柔らかい音で聴き疲れしにくいです。

DSEEを使用するとちょうど良く解像度が上がる印象です。プリキュアとかの一部の古い音源は少し音質悪いかな・・・といった印象です。

 

【使い勝手UI】

これは最高です。サクサク動きますし、おすすめしてくる曲の精度がかなり高いです。

え?このアーティストこんな曲出してたんだ。みたいなことがよくあり、新しい曲との出会いに関しては右に出るサービス無しです。

次の曲へ移るときなども、スゥッとフェードアウトするので集中力を邪魔されず没頭できます。

 

【曲数】

多いです。アニソンは現サービスの中では一番多いと思います。

何よりプリキュア完備!新曲もすぐ配信されます。

他サービスだと古い作品は非公式のカバーとかTVサイズでお茶を濁してるのに、Spotifyはほぼ全曲に近いレベルでフルで聞けます。映画の曲やキャラソンもあります。

プリキュア聞きたい方はSpotify一択です。

 

【消費電力】

意外と多いです。ロスレスでもハイレゾでもなく、空間オーディオにも対応していないのに(ちょっとディスってる)、他サービスと同等のレベルで消費します。これは本機との相性もあるのかもしれません。

 

【実用時間】

約8時間

ダウンロード済み楽曲のみで約10時間

 

【総合】

プリキュア聴きたいならこれ。聞き流し用。

あとはよHi-FI開始して。

 

次はお馴染みAmazon musicです。

【Amazon music】

【音質】

ほとんどの曲がロスレスのHD音質で聴け、ハイレゾ相当のUltraHDの曲も多くはないものの、それなりの数があります。UltraHDに関してはもう凄いの一言で、アーティストの息遣いを感じます。

 

【使い勝手UI】

最悪です。これは本当に擁護のしようが無い。

カクカク、激重、プツプツ途切れる、おすすめがクソ、フォントがクソダサ(ホリデーシーズンのコストコかよ)、次の曲へ行く時が不自然。

快適に聴くコツとしては、再生後すぐに画面オフにすると安定します・・・笑

使ってるだけで自動的にストレスが溜まっていきます。この部分だけで私はこのサービスをメインに据えるのを辞めました。

 

【曲数】

多いですが、水増し。

アニソンに関しては唯一フランシュシュのUltraHDでの配信があるのでフランシュシュファンはこれ一択。佐賀事変はヤベェぞ・・・・

 

【消費電力】

めっちゃ多い。と言うかアプリそのものが重い。負担。

 

【実用時間】

約5〜8時間

 

【総合】

無料でならギリ許せるレベル。

NW-WM1AM2で利用する分にはストレスがマッハで溜まる。

 

そして次は最後、と言うか最後の砦

Apple Musicです。

結論から言うと、現状NW-WM1AM2に1番合っているサービスです。

【Apple music】

【音質】

ロスレス、ハイレゾロスレスが素晴らしいです。他サービスに比べて音が自然で空間が広いような印象です。もちろん解像度も高いです。

特にApple Digital Masterと銘打った楽曲がオススメです。

ロスレス自体の対応曲もかなり多いのでどのような人でも楽しめると思います。

 

【使い勝手UI】

さすがAppleです。アプリ自体の完成度が高く、サクサク動き、フォントも美しく、視認性が良くオシャレです。

おすすめの精度もSpotifyには及びませんがそこそこ正確です。

たまに企業がゴリ押したいアーティストをオススメにしれっと混ぜてくる所だけは好きになれません。あと、空間オーディオがNW-WM1AM2搭載のAndroidでは利用不可です。

 

※プレイリストなどでシャッフルで聴くと、たまに曲ごとの間にブツっといったノイズが入ります。これはダウンロード音源、本体ストレージにしても同様でした。(ソースダイレクトにしてwi-fiをオフにして再生時画面をオフにすると頻度が減ります)

※追記※

クロスフェードをオフにした所ほぼ無くなりました。初期状態ではオンなのでご注意下さい。

 

【曲数】

大体AmazonMusicと同じ位です。少し洋楽メインな感じで、アニソンは弱めかなぁ・・・と言う印象です。それでも十分ですがね。

 

【実用時間】

約6〜8時間

 

【総合】

NW-WM1AM2買ったらとりあえずこれ入れとけ

【その他機能】

サブスクの使用感は以上です。

ストリーミングでのバッテリー持ちは心ともない部分がありますが、

曲を全てダウンロードのみにして、Wi-Fiオフで運用すると1.5倍位バッテリーが持ちますのでオススメです。

 

ソースダイレクト、ハイレゾストリーミングオフにすると更に伸びます。

 

ちなみに純正アプリは異常にバッテリー持ちが良いので計測は不要と判断しました。というよりカタログ通りですね、素晴らしい。

 

最後に各機能の、個人的な感想を書いて終わりにしようと思います。

【DSEE Ultimate】

圧縮により失われた音源本来の特性をAI技術で再現する技術。

サブスクにも対応し、CD音源もアップスケーリングされます。

平たく言うと、どんな音でもハイレゾ級にしちゃうよ。っていう技術です。

曲によっては最大192Hz/32bitまで拡張するそうです。

 

小さい音や高音がはっきり聞こえるようになり、全体の雰囲気が良くなります。

特に女性ボーカルの表現が豊かになる印象です。

少し高音が刺さる曲もあり、曲によって合う合わないもある様な気がします。

声優さんの曲やアニソンでは常にオンで良いと思います。

 

【DSDリマスタリング】

これは私には無用の長物です。

 

※追記※

これ凄いです。全ての音が滑らかになって楽器が生っぽくなります。

これで聴きたいが為に結束バンドのアルバム予約しました。生音っぽいバンドサウンドにも合うと思うんですよね。かなり楽しみです。

 

【DCフェーズリニアライザー】

低音の深みが増し、少し重厚な雰囲気が出ます。個人的には好みです。

 

好みの設定

タイプA STANDARD

原曲をあまり変えずに、程よくベースラインが浮き出てノリが良くなります。

タイプBLOW

しっかりベースラインが分離されて、響くようになります。ガッツリ聴き込みたい時に。

 

【バイナルプロセッサー】

レコード特性を再現する機能ですが、レコードがどういうものかすらわからない私には無駄な機能だと思っていました。

しかし、聴いてみるとこれがめちゃくちゃ良い。

ギターの音とかドラムの音が、迫ってくるような印象に変わり、ボーカルも聞き取りやすく情感ある雰囲気になります。DCフェーズリニアライザーとの併用もおすすめです。

 

【ダイナミックノーマライザー】

大体アプリについてるこういう音量を調節する機能は、かなり無理やりで素人でもわかる位に音質に大きな影響を及ぼしますが、本機ではかなり自然に音量を整えてくれます。

この程度なら私の感覚では全然アリだと思います。

 

以上です。

まとめ

色々と書きましたが、音楽を楽しむ気持ちをあらためて思い出させてくれた素晴らしいウォークマンです。暇さえあれば聴いており、毎日が楽しいです。

 

今ではアニソンに限らず、ジャズやクラシックにも再度挑戦しています。

 

声が近くに聞こえるだけで、それぞれの音作りを体感出来るだけで、これほどまでにアーティストに対しての理解が深まるとは思いませんでした。

 

と、もやしをモリモリ食べながら思ってる毎日です。

 

私のように無理して買うのはおすすめしませんが、オーディオに詳しく無い人でもストレス少なく使える素晴らしい国産の名機です。

【WM1AM2関連記事】

【追記】新型WALKMAN【WM-ZX707】との比較

WM-ZX707が発表されました。

ざっくりまとめると、

 

純正アプリでのバッテリー持ち以外はWM1AM2とほぼ同じ

アンバランス接続は弱い、バランス接続特化型

そして7万円安い

 

さらにsocも変更されており(スペック倍近くアップ)、サブスクもWM1AM2に比べるとサクサクです。

サブスクでの省電力化にも寄与するので、公式発表によるとサブスクにおいてはZX707の方がバッテリーが持つようです。

 

店舗にて試聴したのですが音質は個人的には、ぶっちゃけバランス接続だとそこまで変わらない・・・という印象です。

WM1AM2の方が厚みがあり繊細で滑らかな印象ですが、サブスクメインで考えている人からすると、どっちでも大差ない印象かと思います。WM1AM2を持っている側としては複雑ですが。

 

※実際バランス接続においては、パーツ構成のほとんどをWM1AM2から流用しているそうです。

 

私はWM1AM2とZX707を比較するとZX707の方が商品として訴求力が高いと思います。

WM1AM2はフラッグシップの一員として素晴らしい製品でしたが、そこから技術は下へ落ちていくので、どうしても後発商品の方がコスパは良くなります。

 

本文にも書いてありますが、唯一の不満点であったsocが見直されたのは本当に大きいです。

 

小型でデザインもすっきりしているので、今から買う人はアンバランス接続と純正アプリでの長時間再生に興味が薄ければ、ZX707の方がおすすめです。

ZX707とコスパの良いonsoケーブルで入門用に構成してみました。

良ければ参考にして下さい。