はじめに
名機と名高いAKHC2、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてAKHC2の本質に迫りたいと思います。
Astell&Kern AKHC2とは
AK HC2は、デュアルDAC構成を採用したAKハイレゾオーディオプレーヤーです。
Cirrus Logic社製Master HIFI™ DAC、CS43198を左右独立して1基ずつ、合計2基使用しており、高いS/N比と低歪で安定した音質を獲得しています。
PCM384KHz/32bit、DSD256のネイティブ再生に対応しており、超高音質ファイルの再生やハイレゾストリーミングへの対応が可能です。
AK HC2は、AKプレーヤー製品に採用されているテーラード超小型タンタルコンデンサーを搭載し、最適なオーディオ回路を構成しています。
バスパワーによる消費電流を最小限に抑えながらも、4Vrmsの高出力化と高S/N、低歪み化を同時に実現。また、4.4mm5極バランス出力を採用し、高出力化と共に、ノイズを限りなく抑えながら驚異的な分離感のあるサウンドを実現しています。
USB Type-Cポートを持つWindows PC、Mac、スマートフォン、タブレットに直接接続するだけで、Astell&Kernならではの優れたサウンドを簡単に楽しむことができます。USB Type-C to Lightning変換アダプターも付属しており、iOSデバイスにも対応しています。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- シンプルなデザインが美しい
- 非常に高い解像度とワイドレンジ、ハイレスポンスによって、高音、低音、中音域がバランスよく鳴る
- 4.4㎜バランスのみで環境を揃えたいと思っている人にはかなりお勧め
- バランス接続の入門に最適で、音質はZENDACと同じくらい
- ボーカルや主旋律も澄んでいて煌びやか、バランスの良いサウンドで何時間も集中して聞きたくなるようなサウンドを出してくれる
- スマホに接続していろんなジャンルの音楽を聴いてみたところ、音に厚みというか深みというかDAPのようなサウンドに変化してびっくり
- 音質、携帯性、コストパフォーマンス、デザイン、バッテリーの全てが満点
- ノイズも少なく、この価格でこの音は素晴らしいと感じる
否定的なレビュー
- 4.4mmに特化しているため、拡張性がないというデメリットがある
- 仕方ないことだが、スマホのバッテリーの減りが早くなるので、結局DAPに戻る
- スマホに繋いだ時にホワイトノイズが気になる、思ったほど高品質では無い
- 音がドライでクールなので、個人的に合わなかった
- ライトニング用の端子が普段使用でぽっきり折れた、耐久性は無い
- 音質は良いが、DAPを持っている人からしたら満足できる商品ではないかもしれない
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
高い解像感とバランスの良い分離感あるサウンドで、10万円級のDAP顔負けのサウンドになる。しかし、耐久性の問題、バッテリーの問題、4.4mmのみ対応という点から結局DAPに戻ってしまう人がそれなりに多い。
という結果でした。
個人的には、10万円以上のDAPを持っておらず、スマホで手軽に(そして格好良く)高音質なAstell&Kernサウンドを体感したい人向けの商品かなと思いました。
この商品を入り口にDAPに手を出してしまったという意見も多く、今まで興味が無かった人が最初に手を出す、ポータブルオーディオ入門機器としても良さそうです。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
【結局どうなの?シリーズ】