はじめに
名機と名高いHi-Unit001-pnkこと有線ピヤホン3、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めて有線ピヤホンの本質に迫りたいと思います。
有線ピヤホン3とは
「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野と株式会社ALPEX・Hi-Unitが共同で開発した高音質有線イヤホンです。クラウドファンディング発のこの商品は、1億円の支援を集め、その後一般販売されています。
株式会社ALPEX・Hi-Unitとは・・・
主にコラボ商品の企画、製造を行う会社で、中国の現地工場と連携しています。
ゲーミング用品を販売しているバウヒュッテ等に近い形態ですね。ピエール中野さんはピヤホンシリーズの監修として関わっています。
音楽に携わるプロにも公私問わず愛用されており、愛内里菜、神前暁、ミト(クラムボン),DE DE MOUSE、等がコメントを寄せており、レコーディングミックスやステージモニターとしても使用する場合もあるそうです。
まさに音楽家による音楽家、もしくは音楽愛好家へ向けた商品です。
ドライバー構成
ドライバーにはべリウムコーティングのダイナミック型を採用。
べリウムコーティングは、音の伝導性の高さが特徴で、癖無く原曲を再現する優れた素材です。クリアで迫力がありながらも、バランスの良いサウンドを届けます。
ハウジング
高級感のある黒のフェイスプレートを採用し、(アルミ合金削り出し)左ハウジングには、ピヤホンの象徴ともいえる金のバイブスくんを配置、右ハウジングには、DARUMA AUDIOの主ブランド「Vento Conductor」のロゴが配置されています。
ケーブル
2pinのOFC銀メッキケーブルが採用されています。
重厚な低域と解像度の高い音質が実現されており、デザインでも被膜色を工夫し、高級感のあるケーブルに仕上がっています。
リケーブルタイプのため、ケーブルを着脱して交換出来るので、ケーブルの違いによる音の変化を楽しめます。市販されている2pinタイプに互換性があります。
ちなみに、Hi-Unit001-pnk-mは同価格ながらケーブルの長さが1.8mになったロングバージョンで、製品の内容は現行のHi-Unit001-pnkと同じです。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- 重低音が凄すぎ、ライブハウスにいるみたいな臨場感、ロックを聴くならこれ。
- ピエール中野氏監修の製品なので音質は間違いない、特にドラムの音が特徴的で繊細かつ迫力がある。
- プロアマ問わず、一度聞いて欲しい音。生音に合う別次元のサウンド、値段以上の価値がある。
- デザインがブラック&ゴールドでクソかっこいい、ぶっちゃけアガる。これで凛として時雨を聴くと最高。
- 音源次第で化けるナチュラルサウンドの極み、低音が特に素晴らしく、音の立体感が凄い。クラシックもいけるんじゃないか、このイヤホン。
- 聴いたらわかります、ただのガチ。(褒めてる)
否定的なレビュー
- 高音は奥まっていて、女性ボーカルの美しい響きが感じられない。全体的に繊細さの無い音。
- コネクタ部の金具がすぐ破損、正規で買ったのに修理対応がイマイチだった。とても残念。
- 低音がガンガンくるドンシャリでただの情弱向けイヤホン。ある意味ガチ。
- Youtuberとかカジ◯ログが異常に褒めてるけど、正直それほどではない。
- 製品は素晴らしいが、価格が価格だけに正直持ち上げすぎ。他にも選択肢は一杯ある。
- ロックだけ聴くなら勧められるけど、それ以外はちょっと・・・。
- eイ○ホンでめっちゃ勧められたけど、正直デザインがダサい、なんだよバイブスくんて。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
低音と臨場感が素晴らしくロックには最適だが、美音系では無く女性ボーカル曲には弱い、そしてデザインは好き嫌いが分かれる。
という結果でした。
個人的には、10万円超えのハイエンドイヤホンはこの先買うつもり無いけど、低音重視でロックや現代の曲をしっかり聴けるイヤホンが欲しい、という方向けの商品かなと思いました。
あと、レビューを見るとピエール中野さんのファンがやはり購買層には多く、ファンと業界人(販売側含む)、そして一般のユーザーの間には製品に対して感覚的な違いがあり、評価の基準が違うという部分が気になりました。
※2023年1月にALPEXからHi-Unitに事業譲渡され現在の形態になったのですが、Hi-Unit branding株式会社の株式を100%保有しているのはeイヤホンの母体の株式会社タイムマシンです。そしてピエール中野さんは2019年よりeイヤホンの公式アンバサダー。このあたりも多少は評価基準に影響があるのかもしれません
とはいえ、製品自体のクオリティは高く、そのような声もかき消すほどの人気です。
気になった方はぜひ店舗で試聴してみてください。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
【追記】
Hi-Unit001-pnk(有線ピヤホン3)がeイヤホン主催の【良いイヤホン総選挙2023】にて第一位を獲得したそうです。おめでとうございます!ガチですね~。
結局どうなの?シリーズ↓