
はじめに
MEMSドライバーとは、平たく言うと【半導体技術を利用した超小型のうっすいドライバー】。特徴としては高域の表現に強く、低歪み、音質チューニングの幅の広さなどが挙げられます。
そして、今回SOUNDPEATSからMEMS搭載のCAPSULE3 PRO+が発表され、今手元にあるので実機含めてレビューしていきたいと思います。
MEMSドライバーの実力とは・・・!
※少し詳しく
MEMSとは主に半導体などの超精密部品のため、0.001mm単位の精度でパーツを作ることが出来る加工技術。イヤホンにおけるMEMSドライバーとは、主にシリコンウエハーから切り出したシリコン振動板に電圧をかけることで発音させる圧電(ピエゾ)方式の小型スピーカードライバーを指します。
※本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、ユーザー目線での率直な意見、感想を元に記事を作成しています。
CAPSULE3 PRO+レビュー
デザイン外観

パッケージは上開きのサステナブルな外装が採用されており、本体はややマットなブラック仕上げ。金英字がワンポイントになっています。


裏面はこんな感じ。充電コネクタはUSB-C対応の急速充電仕様。

ノズルにもゴールドカラーが入っており華やか。
背面のゴールド部分をタップして本体を操作します。長押し→ANC切り替え、3回タップ→ゲーミングモード、など。

前機CAPSULE3 PROと比較しましたが、素材感がやや高級感あるマット仕上げになったくらいで、他はほぼ同じでした。
今回は中身が大きく変わったということですね、さて音質はどうでしょう。
音質

【機材】
DAP:SONY WM1AM2 ソースダイレクト
ワイヤレスイヤホン:CAPSULE3 PRO+
接続コーデック:LDAC(音質優先)
曲は主にアニソン、ロック、ジャズを中心に聴いていきます。
【帯域ごとの印象】
低音域:ウォームで量感がありドラムの響きも鋭い
中音域:ギターは遠くからボーカルは真正面から適度な厚み
高音域:硬くて金属っぽいスラッシュな音

まずは、【プラス】とのことなので前機CAPSULE3 PROとの比較から。
12mmドライバーは据え置きでMEMSドライバーが追加されたような形なので、パワー感はそのまま高音域が強化されており、前機より圧倒的にメリハリが効いています。
LDACでの情報量の多さはもちろん、煌びやかさと見通しの良さ、微細音やボーカルの表現力もアップ。テクノなどの曲でもシンセが気持ちよく、音数が多くて壮大な曲でもしっかりと追従してきます。
ウォームな低音(暖かい)とスラッシュな高音(冷たい)が共存する不思議なサウンドで解像度は高め。これがMEMSなのか、既存のドンシャリでは例えにくい。
一つ難点を上げるとすれば、キンッキンでパッキパキな高音はキツさを感じるので、ポップな曲やアニソンにはやや不向き。
音量を上げるほど【刺さり】が気になる傾向なので、合う曲と合わない曲がはっきり分かれます。
おすすめのジャンル
【合うジャンル】
男性ボーカルのロック、ジャズ、テクノ
【合わないジャンル】
女性ボーカルのロック、アニソン、キラキラなポップス
という感じなので、おすすめのジャンルは重心が低めの曲全般。
特に男性ボーカルのJロックはかなりマッシブでキレキレに聴こえるので雰囲気が最高です。
高音域が得意になったとはいえ、それがボーカルの表現力に直結するというよりは、臨場感を出す方へ意識が向いているチューニングに感じました。
着け心地とノイキャン
前機と形状は変わっておらず、本体も軽いので着け心地は良いです。
ノイキャンについてはあくまで個人的な感想になりますが、めっちゃ進化してるという印象。
実際、スペック上43dB→45dBカット、最大1.8kHzの超広帯域ノイズ周波数に対応など明確に進化しているのですが、なによりノイキャンに入るときの自然さが凄い。
外耳道の構造と装着状態を検出するアルゴリズムが導入されたとはいえ、このふわっとノイズが消える体験には驚きました。
利便性と快適性を重視するノイキャンワイヤレス製品として、新たな強みになっていると思います。
価格について
通常価格は13880円。
MEMSドライバー搭載機の相場がまだはっきりしていないのですが、高解像度のハイブリット構成であり高級機レベルのノイキャンというだけでも元が取れる製品だと思います。
解像度の高さ、接続性の良さ、快適なノイキャンを求めている方にとっては間違いなくコスパの良さがありますよ。
まとめ
結論としては【新鮮だけど思ったより癖強い!】という感想になりましたが、アプリやイコライザーでも調整が効くので、対応する音の幅の広さも魅力なのかもしれません。※今回はあえて何もいじりませんでした。
ガジェットとしての進化は明白で、接続性の良さに加えノイキャンも素晴らしく低遅延モードも搭載しているので、今後音楽に映画にアニメに大活躍してくれそうです。
なにより、ブランド初の【新技術搭載】なので、その新鮮さを真っ先に体験してみてはいかがでしょうか。
本記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
【関連記事】
前機のレビューです。
ゲーミングモードやアプリについてはこちらで詳しく書いてます。
こちらは「ながら聴き」が出来るオープンイヤータイプのレビューです。
