はじめに
どこかに軽くてノイキャンも付いてて、有名ブランドで音質も良いヘッドホンないかなぁ。長時間使用は重いと疲れるんだよなぁ・・・どっかにないかなぁ、値段もそこそこで・・・・・。
ありました!
今回実機レビューするのはゼンハイザーのACCENTUM Plus Wireless。
フラッグシップであるMomentum4の廉価版にあたる製品ですが、実際使ってみて感じたことを書いていきたいと思います。
ACCENTUM Plus Wirelessとは
フラッグシップ譲りの高性能トランスデューサーにノイズキャンセリングと50時間再生の圧倒的なバッテリー。いつでもどこでも優れたゼンハイザーサウンドを自由に感じることができるワイヤレスイヤホンです。
毎日を豊かにするゼンハイザーサウンド
ドイツで精密に設計された高性能37mmトランスデューサーを搭載。aptX adaptive、48kHz/24bitに対応しているので一段上のコーデックでさらなる音の広がりと解像度を感じることができます。
※aptX adaptiveは50msから80msまで環境に応じて変更する低遅延仕様。
ハイブリッドアダプティブノイズキャンセリング搭載
ノイズキャンセリング用にMOMENTUM 4 Wirelessと同じ高性能チップを搭載。
周囲のノイズレベルに合わせて自動で調整されるので駅の中や人混みのストリート、車の通る音、どのような環境でも上質なサウンド体験が可能です。
圧倒的な50時間再生で音楽を自由に
圧倒的な50時間再生のバッテリーライフで上質なサウンドをいつでも自由に。
1-2日充電をし忘れた日があっても心配いりません、さらに10分の充電で5時間再生できるほどの急速充電にも対応しています。
仕様
対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
連続再生時間:最大50時間(ANC ON)
ドライバー構成:37mmダイナミックドライバー
Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.2 + Class 1
再生周波数帯域:10 ~22,000 Hz
重量:約227g
付属品:USB-Cチャージングケーブル、キャリーケース、1.2mオーディオケーブル
参考定価:38390円
実機レビュー
外観
パッケージはこんな感じ。本体がホワイトなので、ケースもピンクベージュの優しいカラーになっています。
本体は樹脂フレームがメインで、ホワイト&ベージュが軽やかな印象。
イヤーパッドはきめの細かい合皮製で柔らかく、ヘッドバンドの内側はシリコン製です。
電源のオンオフは物理ボタン、充電はUSB-C。
右側のハウジング中央をスワイプすることで、曲送りや音量調整が出来ます。
音質
【機材】
DAP:SONY WM1AM2 ソースダイレクト
ワイヤレスヘッドホン:ACCENTUM Plus Wireless ※イコライザオフ
接続コーデック:aptX Adaptive(BTD600)
接続にはセットで購入したBTD600を使用、ウォークマンでも使えました。
普段はPCのUSB端子に挿していますが、aptX Adaptive接続で96kHz/24bitサンプリング出来ていることを確認しました。
曲は主にアニソン、ロック、ハウスを中心に聴いていきます。
【帯域ごとの印象】
低音域:重低音ではないが見えやすくブーミー
中音域:ギターなどの楽器は軽めに聴こえボーカルは滑らかに伸びる
高音域:煌びやかだが一歩引いた表現で硬さは無い
全体としては絶妙に軽やかなのですが、迫力も求められばしっかりと出す。どちらかといえば電子音楽やポップスに合う「現代的な音作り」です。
低音については重低音の一歩手前で誇張されている印象で、やや不自然さを感じますが、最近の曲を聴く上ではプラスになっていると思います。
そして、ボーカル表現の滑らかさと伸びの良さはこの価格帯としては素晴らしいと思います。微妙な揺らぎを逃さず自然な人の声として聴かせてくれるので、アニソンから歌モノまで幅広く聴き込むことが出来ます。
高音や「サ行」に関しても刺さりを感じず硬さが無いので、長時間聴いても疲れにくいのも嬉しいポイントです。
※wx-1000xm4をより自然にした感じで傾向が近いです。参考までに。
おすすめジャンル
【合うジャンル】
EDM、女性ボーカル曲全般、ポップス、アニソン
【合わないジャンル】
ハードロック、メタル、クラシック
Aviciiのような歌入りEDMが本機のキャラクターに合っており、アニソンに関しては求めているものは全て出て来るという感じで相性が抜群。
複数の生楽器が絡む厚みのある音源は苦手寄りで、重低音!というわけでもないので、メタルやハードロックを聴きたい方は他の機種の方が良いかもしれません。
着け心地とノイキャン
さて、本機を買う上で一番重要視したのがこの部分。
普段使っているヘッドホンが300g以上あるのですが、正直長時間使用はめっちゃ疲れます。
「これいつか首やっちゃうのでは・・・」と思い始め、軽いヘッドホンを探し始めたのが購入までの経緯です。
そして、本機ACCENTUM Plus Wireless は重量が227g!!
軽さに加えイヤーパッドが優しくフィットするので装着感が良く、2~3時間着けていても疲れが出ず、頭に物を乗っけてる感も少ないので没入感を損ないません。
はよ買っておけば良かった・・・・。
個人的にはこの快適さだけでも100点をあげたいヘッドホンです。
ちなみにノイキャンについては、フラッグシップ級。不満無し。
夏場のエアコンなどの音もほぼ無音、低音もゴリっとカットしてくれます。ノイキャンに入るときのふわっとノイズが消える感じも素晴らしいですね。
価格について
定価は38390円なので廉価版ヘッドホンとしてはやや高く感じますが、実勢価格は25000円~30000円位なのでお得感があります。
「この価格なら上位機種買うぜ!」というユーザーが多いのか、あまり認知されておらずゼンハイザーの中でも狙い目です。
私のようなニッチな利便性を求めるユーザーは少数でしょうが、軽さと音質を求めている方には間違いなく選択肢に入る製品だと思います。
ヘッドホンカバーについて【追記】
イヤーパッドの素材が水気に弱い合皮なので、夏場が心配になりヘッドホン用のカバーを買ってみました。
購入したのはmimimamoのヘッドホンカバー。日本製なので肌に触れるものとしては安心感があります。※ACCENTUM Plus Wirelessの対応サイズはL。
このように伸びるのでぐいっと引っ張りながら装着します。
完成!色味も合っていてオシャレ!
ちなみにノイキャンも装着感知機能も問題ありませんでした。
指などでグイっと押し込まないと、内部センサーには認識されないので誤作動しません。充電も着けたままでオーケー。
装着感はサラッサラでテンセル素材が汗をすぐ気化してくれるので、いつまでも快適です。もう夏はこれ無しだと無理かも。
まとめ
購入後しみじみと思うのはやはり軽さは正義だということ。
いくら音が良くても疲れが出てしまうと音楽やコンテンツを楽しむことは難しいです。
重いヘッドホンが駄目というわけではありませんが、ACCENTUM Plus Wireless はその軽さを活かして、音楽、ゲームから映画まであらゆるエンタメを快適に長時間楽しむことが出来ます。
【軽さで音質を犠牲にしたくない】という方ほど、一度試して欲しい高性能ワイヤレスヘッドホンです。
本記事は以上です。
ありがとうございました!
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