はじめに
各所で話題騒然となっているLinkBuds open、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている大人気商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてLinkBuds openの本質に迫りたいと思います。
LinkBuds openとは
ながら聴きという言葉を生み出したソニーが、前機LinkBudsをさらに現代に合わせて小型化&ロングバッテリーにアップデート。
スピーカーなどのデバイスとの親和性も高め、生活に密着した新シリーズとして発売されたのがLinkBuds openです。
耳をふさがない開放的なリスニングスタイル
振動板の中心部が開放された新開発リング型ドライバーユニット搭載により、前モデルLinkBudsから音圧がさらに向上。
耳穴をふさがないため圧迫感がなく、イヤホンをしていても周囲の音がはっきり聞こえるという新しいリスニングスタイルを楽しめます。
日常の様々なシーンに寄り添う、快適で高い装着性
本体のパーツ設計の改善と、新開発のフィッティングサポーターにより装着性が大きく向上。耳をふさがず圧迫感の無いストレスフリーな装着感で、長時間快適に使用出来ます。
ロングバッテリーと充実の基本性能
本体連続再生時間8時間のロングバッテリーと、音切れしにくい高い接続安定性、雨や汗を気にせず楽しめる防滴性能を実現。
イヤホン本体のみならず、耳周りの顔をタップすることで操作ができるワイドエリアタップを搭載しているため快適に操作が可能です。
自分の声を相手にクリアに届けるマイク通話
高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、高い通話品質を実現。
AIによる機械学習アルゴリズムで実現されたノイズリダクションシステムが周囲の環境ノイズを抑え、あなたの声をクリアに相手に届けます。
2台の機器に同時接続できるマルチポイント機能
OSを選ばずに2台の機器に同時接続が可能で、Bluetooth接続の切り替え作業が不要です。
例えばプライベートスマホと会社のパソコンに接続しておけば、通勤中はスマホで音楽やコンテンツを視聴し、出社後はパソコンを開けばBluetooth接続をし直す必要がなく、そのまま同じイヤホンでオンライン会議のイヤホンマイクとして通話が可能です。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- 日常生活に違和感なく溶け込み、音量調整から再生~停止までイヤホン自身が自動的に調整してくれる近未来の相棒的なイヤホン。音質もオープン型と思えない程良く、弱点だった低域の再現性も上がっています。
- 前機よりかなりコンパクトになってフィット感も向上。高音の刺さりも改善されていて、中音域の存在感、厚みを感じる「ながら聴き」に最適な音作りだと思います。
- 相変わらず音の抜け感が最高、至極の領域です。Airpods4あたりがライバルになりそうですが、バッテリー持ちと音質でこちらが圧勝です。ノイキャンは疲れるし、使わないので。
- バッテーリー持ちが倍近くに進化した神ガジェットですが、ながら聴き系イヤホンの中では間違いなくトップの音質。WF-1000XM5をダウングレードして穴あきにしたような印象でとにかく良く出来てます。マイクの通話も快適でした。
- 音質には期待してなかったけど、想像を超えた音質に驚きました。全体的に音場も広く定位もあり煌びやか。ボーカルやストリングスを気持ちよく聴かせてくれます。カナル型と比較してもあまり差を感じない程。流石ソニーです。
否定的なレビュー
- どうしても左耳にフィットせず。他のフィンに取り替えることも出来ないので、泣く泣く手放しました。ちゃんとフィットしたら一番理想的なイヤホンだっただけに、とても残念です。
- 何が長時間の会議でも8時間使えて安心だよ、通話だと4時間しか持たないじゃん。しれっとPR画像削除してるのも印象悪いわ。元から誤認させるような広告やめてくれ。
- フィッティングサポーターが私の耳には微妙に小さく、右耳が油断すると落ちてしまいます。耳の大きい人用のLサイズのサポーターがほしいです。初代では数種類入っていたのになぜ?
- フィッティングサポーターが1サイズしかなく、その影響で自分の耳には合わず、歩いてると取れてしまいます。サポートに問い合わせるとなんと「有料で」Lサイズを販売しているとのこと、価格は2700円。ふざけんな、最初から付属しろよ。
- 前作の残念ポイントの一つが装着性でしたが、本機はフィッティングサポーターより小型化したリング部分が耳穴の入り口を圧迫して30分も付けていられません。競合製品が増え続けているのに、何も学ばないソニーの姿勢に残念な気持ちになりました。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
ながら聴き系としてはトップクラスの音質を誇り、ガジェットとしての総合力も高いが、フィッティングサポーターをケチって評判を落としたイヤホン。
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見がこちら、
・音質は最高!さすソニ!
・ロングバッテリー仕様と用途が噛み合っている
・フィッティングサポーター小さいんですけど・・・・
この中でも「フィッティングサポーター」について不満を挙げているユーザーが圧倒的です。大体90%近くはこの部分「装着性」について。
・・・そりゃあそうですよね、快適性を売りにした製品なのに一種類のみの付属で、個人個人の耳の形に寄り添っていないなら本末転倒。合わなかったらそこまでになってしまいます。
ソニーさんの悪い所出たなぁ・・・。
というのが正直な感想。
あまりにも不評だったのか、SNSで公式からの問い合わせでLサイズ※(1)が買えます!!と慌てて店舗スタッフさんから告知されましたが時すでに遅し。
発売後一週間ほどで大幅な値崩れが起きており、小売りは在庫吐き出し状態。
コンセプトとやっていることがズレているので当然とも言えますが、実際に売れていないと見るのが適当かもしれません。
ただ、音質の評価はかなり高く、苦手な低域もリチューニングし見えやすくも聴き心地の良いバランスに仕上げられており、ながら聴きイヤホンの中では間違いなくトップクラス。
5→8時間というバッテリーの進化も好意的に捉えられており、こちらは「聴きながら生活する」というコンセプトに合致した結果だと思います。
なんとなく買うと不満が出やすい尖ったイヤホンなので、総合的に見て、自分の生活に必要かどうか判断して購入するのがおすすめです。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
※(1)
フィッティングサポーター(イヤーフィン)申し込みページ
ヘッドホンが耳から外れる、安定しない場合 | Sony JP
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