はじめに
各所で話題騒然となっているPX8、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている大人気商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてPX8の本質に迫りたいと思います。
PX8とは
アビー・ロード・スタジオを始め、世界中のレコーディングスタジオでリファレンスとして採用されているスピーカーブランドがBowers & Wilkinsです。
PX8はそのようなブランドが誇る音響技術を詰め込み、快適性とラグジュアリーなデザインを纏い、フラッグシップとして発表されたワイヤレスヘッドホンです。
すべてを聴く。真実を聴く
Px8は没入感に優れる高精細なサウンドステージを描き出します。
専用設計の40mmカーボンコーン・ドライブユニットの採用により、その優れた性能をさらに飛躍させ、圧倒的な高解像度と広大かつ精緻な空間表現力を実現。
かつてないほどにアーティストの意図する真の音「True Sound」に迫り、より魅力的で自然な音楽体験を提供します。
ノイズだけを消す、音楽はそのままに
音楽性を損なうことなく不要なノイズのみを高い精度で取り除くために、Bowers & Wilkinsが独自に開発したノイズキャンセリング・テクノロジーを採用。
アップグレードされた6つの高性能マイクロフォンが連携して動作することにより、至上のノイズキャンセリング効果をもたらします。
高度なDSPによる高解像度サウンド
Px8 は、aptX™ アダプティブ ワイヤレス テクノロジーと強力なデジタル信号処理を使用して、適切なストリーミング サービスから優れた24ビット高解像度のサウンド品質に対応。また、USB 経由でラップトップに接続して高解像度のストリーミングを楽しむこともできます。
ヘッドフォン・デザインの新たなベンチマーク
Bowers & Wilkins製品を特徴づけるアルミニウム・ダイキャストのアーム構造、そしてダイヤモンドカットによるブライトエッジが施された楕円形のロゴプレートを備えています。
メモリーフォームを採用したクッション、イヤーカップ、ヘッドバンドには肌触りが柔らかく質感の高いナッパ・レザーが用いられており、視覚、触覚の双方に訴えかける上質さを感じ取ることができます。
時代を超越した共通のコミットメント
デビッド・ベッカムの洗練されたセンスとBowers & Wilkinsの揺るぎない完璧さの追求が出会い、スタイルとサウンドの並外れた提携が生まれました。
音楽は多忙な暮らしにおいて重要な役割を担っており、PX8はどこにいても、何をしていても、彼が慣れ親しんだハイレベルなパフォーマンスとスタイルを体験できるようにしています。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- 間違いなく最高峰のヘッドホン。高音・中音・低音すべて非常にバランスが良く、どのような音源、どのようなジャンルでも繊細で深みのある音を奏でます。ビートルズとも関係の深い歴史あるサウンドは他社製品に無い貫禄まで感じさせられます。
- 最大の強みは高級感とそのラグジュアリーなデザイン。見た目で選ぶのであれば他の追随を一切許さない美麗なヘッドホンです。音質に関してはそれなりのシステムで組んだスピーカーからしか得られないような深い低音と、生声の表現力が素晴らしい。大変満足しています。
- aptx Adaptiveコーデックでハイレゾ音源を聴いているが、解像感、帯域、音の柔らかさ、迫力、全ての面で他製品を圧倒しており、まさに最高峰。デザインも高級感にあふれているので所有欲を満たします。ZX707で有線接続を試したが、こちらも秀逸の音質でした。
- 仕事が在宅になったので購入。8時間ほど着けていても快適で触れた感じにも高級感があり、革の香りが心地よい。完全に見た目、デザインに惚れた形ですが毎日の仕事のモチベを上げてくれています。もちろん音質も素晴らしいですよ。
- あまりの音の良さにケーブルがどこかに繋がってないか、何回も確認してしまいました。頭外の定位感も良く、空間に響いているような自然で素晴らしい音です。高価だけどDAPやアンプを揃えることに比べたら安く感じるのでおすすめです。
否定的なレビュー
- デザイン最高は最高、音質も良いと思いますがノイズキャンセリング機能は弱めです。自宅やカフェ程度なら大丈夫でしょうが飛行機での使用では雑音が全くと言ってよいほど消えず、どうにもなりませんでした。
- 大事に扱っていたのに2ヵ月ほどでレザーバンドの革の継ぎ目がパックリ割れた。一応新品に交換してもらったがなんと一か月後にまた同じ個所が破損。これ・・売って大丈夫なの?ちょっと酷い。
- 某専門店のレビューがオール星5で某専門店系ブロガーが最高峰だって言うので買ってみましたが、まんまと騙されました。数か月でBluetoothの接続が悪くなり、8か月後にはケーブル接続の際の接触不良も起きて精密機器としての問題がありすぎる。10万出して1年持たないのはコスパ悪すぎだろ。
- 購入半年ほどで例のヘッドバンド剥離が発生、マジで破けるんだこれ。タンカラーはその辺で買った財布より劣化が激しく汚く黒ずむのでおすすめしないし、10万の使い道は冷静に考えた方が良い。
- WH-1000XM5と比べて操作性が劣るし重い、Momentum4に比べるとノイキャン弱くて低音が弱い。明確に勝ってるのはデザインくらい。音質もぶっちゃけ高音とボーカル表現が作り過ぎてて好みじゃ無かった。まぁ、10万円の価値は無い、4~5万が良い所だと思う。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
解像度が高く美麗なボーカルと煌びやかな高音、無線では頂点と言っても良い音質だが、ヘッドバンド剥離問題で界隈を騒がしているワイヤレスヘッドホン。
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見がこちら、
・美麗ボーカル高解像度!ワイヤレスの頂点!
・デザインが最高で高級感がある
・ヘッドバンドが剥がれる・・・・
この中でも界隈がざわついたのは「ヘッドバンドの剥がれ」ですね。
国内や海外のフォーラムでも多数報告があり、そのどれもが大体1~8か月の間で革の接着が剥がれてスポンジがはみ出して来るというもの。
実際に画像でも確認しましたが、元々が縫いもせず、部品を嚙合わせるわけでもなく、接着剤で圧着してるだけなので、そりゃそうなるでしょ・・・。という状態のものばかりでした。
人体の熱や湿気で剥がれているという指摘もあり、確かにこれで10万円?と言いたくなる気持ちはわかります。
デザインが良くて高級感があるので猶更、細かいところまで拘って欲しい所です。
とはいえ、音質の評価はかなり高く他のヘッドホンとは一線を画しています。
Bowers&Wilkins自体がファンの多い歴史あるメーカーなので、「B&Wのスピーカーを持ち歩けるんだから実質ゼロ円!」というサンドウィッチマン理論まで飛び出すほどの愛されよう。
個人的には、価格帯が高めだから細かい所に不満が出てしまったという印象で、製品自体の質は間違い無い製品だと思います。
そして、ヘッドバンドの問題さえなければ、より高い評価を得られていたと思うので少し残念です。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
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