参考及び引用元:https://final-inc.com/products/vr3000wl-jp
はじめに
各所で話題騒然となっているVR3000 Wireless、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている大人気商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてVR3000 Wirelessの本質に迫りたいと思います。
VR3000 Wirelessとは
finalのゲーミングカテゴリーでベストセラーの有線イヤホンである「VR3000」がワイヤレスとして進化。
ゲーミング専用の音質設計は製作者の意図を正確に表現し、ノイズキャンセリング搭載により没入感を高めます。
20ms以下の超低遅延接続
レイテンシーが20ms(0.02秒)以下のワイヤレス通信を実現する「超低遅延USBトランシーバー」を同梱。有線接続に匹敵する性能により、ゲームプレイを強力にサポートします。また、Bluetooth 5.2による接続も可能です。
ハイブリッドノイズキャンセリング搭載
ノイズキャンセリングONにすることで、PCのファンの音やエアコンなどの生活音を瞬時に打ち消し、音量を上げ過ぎることなく、ゲーム内の細かな音を聴き取ることが出来ます。
デュアルMEMSマイク搭載
イヤホン本体に搭載されているデュアルMEMSマイク+ノイズリダクション機能により、ゲームプレイ中でも快適にチャットを楽しむことが出来ます。
ロングバッテリー仕様で長時間プレイ
連続使用時間はノイズキャンセリングをONで最大8時間(ケース込み最大38時間/ANC OFF時)を実現。
長時間のプレイでもバッテリーを気にすることなく、プレイの集中を途切れさせません。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
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音の傾向は中低域メインで良好な定位。付属レシーバーから飛ばせば遅延を全く感じないので有線クラスのレスポンスでFPSをプレイできます。iphoneでも簡単に接続できるので便利。
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微調整は必要だが普通にプロセカとか音ゲーでも遅延を感じず使えるのは驚き。さすがに有線レベルとまでは言わないが、音質もfinalらしくバランスが良いのでゲームからリスニングまで活躍してます。
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ゲーミング専用音質ってどんなもんだ?と思って買ってみましたが、迫力重視でこれはこれで良い。かといって一音一音丁寧に鳴らすのは流石finalで聴き取りやすくて疲れません。映画を観てもおじさんには全く遅延がわからなかったw。
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変わった使い方かもしれませんが、電子ピアノで使ってます。ワイヤレスで作曲できるイヤホンは限られていますが、本機は許容できる範囲の性能を持っていると思います。低遅延トランスミッター付きでノイキャン搭載なのでコスパも良いです。
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ゲーミング用ですが、良くあるドンシャリに手を加えたものではなくて、仮に音楽を聴いても楽しめる絶妙なチューニングです。ノイキャンも付いているので、小音でも足音を聞き逃しません。マイクもクリアなのでゲーム用としてはこれさえあれば満足です。
否定的なレビュー
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ノイキャンの閉塞感と相まって、なんか気持ちの悪いドンシャリって感じの音質。有線VR3000がベースとは思えない。ケースからの取り出しも苦労するし、ドングルを一緒に収納出来ないのは正気を疑います。
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ゲーム中に無音時間が進むと勝手にスリープモード?に入り、次に音が鳴ったときに途切れて遅延が発生する。これがかなりストレス。アプデ入っても治ってないのは終わってる。
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ゲーミング用として販売するならPC用のソフト位作ってくれよ。設定弄れないならゲーミング用って名乗って欲しくない。あと、ノイキャンがあまりにもオマケすぎる。なにこれ?final史上最悪じゃね。
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USBレシーバーを挿しっぱなしでの運用が想定されてないのは、ちょっとダメでしょ・・。PCやゲーム機の電源を落としたら再接続の必要があるのはとにかく不便。他の方も言ってるように無音が続くと接続が途切れるのも致命的。
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Bluetooth(AAC)での音質は微妙。ノイキャンもブラインドテストされたら効いてるのか効いてないのかわからないレベル。デフォルトのボリュームがデカすぎて爆音だったり、全体的に粗が目立つので15000円の価値は無い。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
VR3000のワイヤレス化として音質は及第点、遅延の無さに関しても優秀だが、ゲーミング用途に向いていない仕様(初期不良)が多すぎたイヤホン。
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見がこちら、
・仕様上無音時間が続くと途切れる
・仕様上レシーバーはPCの電源を落としたら再接続が必要
・音質は値段なりに頑張ってる
この中でも「無音時間が続くと途切れる」という現象は、高評価のユーザーからも多数指摘されており本機の評価を落とす要因になっています。
①USBトランシーバー使用時に、コンテンツ等が無音状態となってしばらく経過した後に音声を再生すると最初の音が途切れる(あるいは遅れて音が発生する)
②イヤホン本体とUSBトランシーバーとの接続が断続的に途切れる
この二点はfinalの公式から発表された初期不良(不具合)についての引用です。
発売後5か月経ってやっと初期不良として認められた形なので、finalとしては珍しくユーザーからの信頼を若干損なう結果となりました。
とはいえ、2025年4月4日以降は不具合として扱い、さらに同様の症状が見られる個体は出荷していない。とのことなので、これから買う人は安心して買っても大丈夫です。
※今後不具合が出たら症状に応じて交換可能。
個人的には、スマホやタブレットでゲームを楽しんで、時には音楽も・・・という、ライトゲーマー向けの低遅延ワイヤレスイヤホン。だと思いました。
実際アプリもスマホ版のみなので、「遊びじゃないんだよFPSは」という感覚のコアゲーマー向けでは無さそう。
価格帯が同じJBL QUANTUM TWSはPC用ゲーミングアプリをリリースしているので、この辺りも頑張って欲しいですね。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
※時系列順※
【ファームウェアアップデートのお願い<USBトランシーバーを接続したまま、PC等でスリープ状態から復帰した際に音が出ない(あるいは接続ができ|final 公式ストア
VR3000 Wireless 一部ロットの不具合につきまして|final 公式ストア
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