はじめに
別の記事で今年出ることを期待していたSONYの第六世代のワイヤレスヘッドホン、WH-1000XM6が発表されました。
前機はアスリートを巻き込んで爆売れしていましたが、今回のヘッドホンはどうでしょうか?ぶっちゃけ気になるのはスペックより価格だったりしますよね?
もったいぶらず、価格と発売日と結論から書きますね。
価格→59400円(税込)
発売日→2025年5月30日
結論→ユーザーフィードバック多数採用の集大成
以上。
Amazon.co.jp
では、本文に入っていきたいと思います。
よければSONYのヘッドホン選びの参考にしてください。
引用元:SONY:https://www.sony.jp/headphone/products/WH-1000XM6
WH-1000XM6とは
2016年に初代が登場してから10年以上愛されているシリーズですが、約3年ぶりに進化して帰ってきました。ジャミロクワイ風に意訳すると逆襲(帰還)ですね。
それもそのはず1000XM5は売れに売れていると同時に、その分多くのユーザーから細かい不満点も上がっているヘッドホンでした。
本機はその第五世代から刷新し、第6世代として音質、ノイズキャンセリング、装着感、操作性、そしてデザインの全てで大幅なアップデートを果たしています。
カーボンファイバーコンポジット採用、新設計ドライバー
新たに設計された30mmのダイナミック型ドライバーユニットは、軽量かつ高剛性なカーボンファイバーコンポジット素材を採用し、低域から高域まで自然でバランスの良い音の再現を実現しています。
また、内部の空気の流れを最適化するボイスコイルボビン構造を採用することで高音域の再現性がさらに向上。従来のモデルを超える迫力と繊細さの両立が可能になっています。
世界的サウンドエンジニアとの共創
アーティストの意図した音をありのままに届ける高音質、というのを合言葉にソニーがこれまで培ってきたノウハウに加え、世界で活躍する4名※のサウンドエンジニアがチューニングに参加。
※ランディ・メリル、クリス・ゲーリンジャ―、マイケル・ロマノフスキ、マイク・ピアセンティーニ。
この共創プロジェクトにより、ジャンルを問わず楽曲の魅力をそのまま引き出す、極めてピュアで透明感のあるサウンドが実現。
解像度の高さと温かみを両立し、現代の音楽からクラシックまで幅広く聴けるチューニングなっています。
細部まで進化したアプリ連携と音質調整機能
専用アプリの機能も大幅に強化。従来の5バンドイコライザーに代わり、10バンドのスライダーでより細かい音質調整が可能になりました。
加えて、「Find Your Equalizer」機能により、リアルタイムで最適な音のバランスを見つけ出すことができます。
世界最高クラスのノイズキャンセリング
最新の高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN3」と、ヘッドホン全体に配置された12基のマイクが実現する「アダプティブNCオプティマイザー」により、どんな環境でも自然で快適な消音効果を発揮。
ANCと外音取り込み機能もシームレスに切り替え可能で、駅やカフェなどの騒がしい場所でも、必要な外音は取り込みながら没入感の高いリスニング環境が保たれます。
快適な装着感と折り畳み機構
快適さにダイレクトに影響を与える重量は254gの軽量設計。
さらに柔軟性の高いヘッドバンドと最適なクッション性のイヤーパッドが、長時間の使用でもストレスフリーで快適なフィット感を提供します。
そして、待ち望まれていた折りたたみ機構が復活。スリムなキャリングケースとマグネット式バックルにより、外出先でもスマートに持ち歩ける設計となっています。
AIで進化した通話機能によるクリアな通話音声
左右計6つのマイクとソニー独自のAIビームフォーミングアルゴリズムおよびAIノイズリダクションアルゴリズムにより、口元の音声のみをキャッチ。
一般的な騒音環境下はもちろん、周囲で誰かが話しているような環境でも装着車の声だけを分離し、常にクリアな音声を通話相手に届けます。
さらに、NC/AMBボタンを2回押しするだけで、マイクのON/OFF(ミュート)ができます。
1000XM5との比較
【簡易比較グラフ】下にまとめ有
項目 | WH-1000XM5 | WH-1000XM6 |
---|---|---|
ドライバー | 従来設計の30mmダイナミック型ドライバー | XM6専用設計の30mmダイナミック型ドライバー (カーボンファイバーコンポジット使用、穴付きボイスコイルボビン構造で中高域再現性向上) |
ノイズキャンセリングプロセッサー | QN1プロセッサー搭載 | 新プロセッサーQN3搭載 (QN1の7倍の処理性能を実現) |
内蔵マイク数 | 8本搭載 | 左右に2基ずつ追加し、合計12本搭載 |
Adaptive NC機能 | オートNCオプティマイザー | アダプティブNCオプティマイザー搭載 (帽子、眼鏡、気圧変化などをリアルタイムで認識し最適なキャンセルを実現) |
外音取り込み機能 | 従来レベル | より自然な外音取り込みを実現 (NC/AMBボタンで簡単にモード切替可能) |
音質チューニング | 従来の音質設計 | 著名なマスタリング・エンジニア4名との共作 (高音質とアーティストの意図を忠実に再現) |
Bluetooth & 接続性 | LDAC、LC3、AAC、SBC対応 最大2台接続 |
同様のコーデック対応に加え マルチポイント接続時「後に接続した機器を優先」設定対応 |
デザイン・携帯性 | 従来型デザイン | XM5のデザインを踏襲しつつ折りたたみ機構を採用 (MIM加工、拡大されたヘッドバンド、内側回転イヤーパッド) |
通話性能 | 6基マイクによる良好な通話 | 6基マイク+AIビームフォーミング・ノイズリダクションAI搭載 |
アプリ機能 | 5バンドイコライザー | 10バンドイコライザー、 リアルタイム調整「Find Your Equalizer」、BGMエフェクト、セーフリスニング2.0対応 |
バッテリー性能 | ANCオン:約30時間/OFF:約40時間 | 同様の駆動時間 再生中充電にも対応 |
重量は250g→254gへ4gだけアップしていますが、まぁ許容範囲。
1000XM5の主な不満点としては、
・小さいドライバーなので迫力や表現力が足りない
・ノイキャンが自然になったけどその分弱くなったように感じる
・通話機能の進化が乏しいしマイクミュートくらいつけて
・折り畳みナーフやめて
このあたりでしたが、WH-1000XM6は多くのユーザーフィードバックを吸収した集大成的ヘッドホンになっていることがわかりますね。
【改善点まとめ】
WH-1000XM6ではドライバーの構造と素材で音質に違いを出し、著名エンジニアとの共創で中高音と低域の表現力を強化。(イコライザのバンド数が5→10も大きい)
ノイキャンはQN3プロセッサーへと世代が上がったことにより、処理能力が強化、気圧感知も繊細な外音の打ち消しも進化。
さらに、通話機能はAIと統合プロセッサーでよりクリアにかつミュート機能もボタン操作で簡単に切り替え、折り畳み機構も復活。
まとめ
いや~すごいですね!
XM4→XM5への移行ではオミットされた部分もそれなりにあったのですが、今回は全部盛りという感じ。本機は従来より明確に進化を感じられるモデルになっています。
しかも最初に書いた通り、価格が据え置きなんですよね。
これは本当にありがたい。Xでは「どうせ8万とかいくんでしょ・・」という意見がチラホラありましたし、私もそう思ってました(笑)
ほぼ空気になっていた360 Reality Audioをシネマ向けに調整してきたのも素晴らしい。※360 Reality Audio Upmix for Cinema
以前からコンテンツが足りなかったり、微妙に体験が悪かったりしましたが、リアルタイムで変換するようなので期待大です。
そして、XM6が出ることにより前世代XM5の割引も始まります。
少なくとも定価より1~2万円は安くなり、セールにも選ばれやすくなるので今後狙い目です。
【アマゾン整備済み品と価格比較】
XM4、XM5、XM6の価格比較はAmazon内のソニーストアがおすすめ。
整備済み品※も一緒に表示されるのでお得を探すのに便利です。
※新品同様の再生品としてアマゾンからの厳しい基準をクリアし、認定を受けた業者が販売できる中古カテゴリー。
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