はじめに
スマホに繋げたら即高音質!という手軽さでポタオデユーザーから厚い支持を得ているのがドングルDAC。
音楽専用のプレーヤーとしてはDAP※が存在しますが、通勤や通学で使うなら、スマホにさっと挿してすぐに外せる方が圧倒的に便利。
荷物も減らせますし、バリエーションが多いので選択肢が豊富なのも魅力です。
今回は、そんなドングルDACの中でハイコスパかつ評価の高い製品を紹介します。
良ければDAC選びの参考にしてください。
※Digital Audio Playerの略。ウォークマンのような機能を絞った音楽専用プレーヤー全般を指します。
※定期更新記事です。入れ替え&追加で更新します。
コスパ最強!スマホ用ドングルDAC 10選
U10万円
iBasso Audio DC-Elite
参考引用元:https://musinltd.com/iBasso/642.html
ポータブルサイズに宿る、フラッグシップ級の静寂と力強さ。
外出先でも妥協のない高音質を追求するならひとつの終着点、ドングルDAC界の革命児とも呼べる存在がDC-Eliteです。
【フラッグシップ級のオーディオ回路設計】
ROHM社製「BD34301EKV」を採用。この電流出力型DACは本来DAP向けのもので、ドングルDACに搭載されるのは業界初。
さらに、6基のデュアルオペアンプと24段のステップ式アナログボリュームを組み合わせることで、高い静寂性、解像度、S/N比を実現。最大768kHz/32bit、DSD512まで対応したハイレゾ再生にも対応しています。
【ノイズフロア<0.8μVの異次元サウンド】
RICOH社の高効率DC/DCコンバータと、Linear Technology社の超低ノイズLDOレギュレータを採用し、ノイズフロアは驚異の0.8μV未満。
聴き慣れた楽曲の背景に広がる「静けさ」が、音の余白として感動を呼び起こし、スマートフォンとの組み合わせでも、驚くほどクリーンで立体的な音場を実現します。
【多彩な出力 & ホームオーディオとの親和性も◎】
出力端子は、4.4mmバランス、3.5mmシングルエンドに加え、3.5mm出力が同軸デジタル(SPDIF)に対応。これにより、外部DACやAVアンプとの高品位なデジタル接続も可能となり、据え置き環境でも活躍します。
【製品仕様】
DACチップ:ROHM BD34301EKV
対応サンプリングレート: PCM Max768kHz / 32bit|DSD Native DSD512
同軸出力:Max 768kHz / 32bit
サイズ:64mm x 35mm x 14.5mm
重量:60.5g
<4.4mmバランス出力>
最大出力:4.6Vrms
出力レベル:280mW@32Ω、70mW@300Ω
THD+N:0.00022%(300Ω load)0.00031%(32Ω load)
ノイズフロア:3.5μVrms (適正音量時:<0.9μV)
S/N比:121dB
<3.5mmシングルエンド出力>
最大出力:2.28Vrms
出力レベル:162mW@32Ω
THD+N:0.00028%(300Ω load)0.00056%(32Ω load)
ノイズフロア:2.4μVrms(適正音量時:<0.8μV)
S/N比 :117dB
【DC-Elite まとめ】
ドングルDACの終着点かもしれないと書いた通り、音質・構成・デザインすべてにおいて、ポタオデの限界を押し広げたモデルです。
バッテリーの消費がやや大きいのが球にキズですが、それを補いあまって性能が魅力的な製品です。スマホでも限界まで高音質で聴きたい方には最適です。
iFi-Audio GO bar 剣聖
参考引用元:https://ifi-audio.jp/go/go_bar_kensei.html
鍛え上げられた名刀のように光るポータブルの極致。
まさにオーディオを極めたいユーザーにこそふさわしい、音質・設計・哲学すべてを極めたDACがGO bar 剣聖です。
【スタジオの熱を甦らせる「K2HD」テクノロジー】
JVCケンウッドが誇る高音質化技術「K2HD(アップサンプリング)」を搭載。
デジタル録音にありがちな「情感の損失」を補完し、豊かで自然な倍音を加えることで、スタジオの生音に近い躍動感と臨場感ををリスナーへ届けます。
【高音質を自在に操る、4種のデジタルフィルター+アナログ処理】
iFi独自のデジタルフィルター4種とアナログ処理2種を搭載し、ジャンルや好みに応じたサウンドを自ら選択可能。さらにXBass+とXSpaceにより、低音の厚みと空間演出のレベルも自分好みに調整可能です。
・Bit-Perfect:ナチュラル志向のオールジャンル対応型
・GTO:ディテールの強調、ボーカルに最適
・Minimum Phase:温かみのあるサウンド、ジャズやソウル向き
・Standard:エッジを引き締め、ポップスやOST向け
【Cirrus Logic DACとXMOS 16コアが紡ぐ超解像サウンド】
DAC部にはCirrus LogicのBit-Perfect DSD & DXD対応DACを採用。
16コアXMOSマイクロコントローラーが制御し、最大PCM 384kHz/32bit、DSD256、MQAフルデコードに対応するハイレゾ処理能力を実現。
さらにGMTフェムト秒精度クロックと低ジッターデザインによりノイズやゆらぎを極限まで排除し、音源の輪郭を徹底的に描き切ります。
【製品仕様】
入力:USB-C
対応フォーマット:PCM 44.1/48/88.2/96/176.4/192/352.8/384kHz、DSD 2.8/3.1/5.6/6.1/11.3/12.3MHz、DXD 352.8/384kHz、MQAフルデコード
DAC:Bit-Perfect DSD & DXD DAC by Cirrus Logic
ヘッドフォン出力(RMS)、バランス: >477mW@32Ω; 7.2V@600Ω、シングルエンド: >300mW@32Ω; 3.8V@600Ω
出力インピーダンス:<1Ω (BAL/S-BAL)※iEmatch を使用していない場合の数値。
SN比:132dB(A) / 121dB(A) (BAL/S-BAL)
THD + N:バランス: <0.002% (6.5mW/2.0V @ 600Ω):シングルエンド: <0.09% (100mW/1.27V @ 16Ω)
サイズ:65 x 22 x 13.2 mm
重量:64g
【GO bar 剣聖 まとめ】
航空グレードの日本製ステンレススティールボディという拘りからも、単なる携帯DACでは無く、クラフトマンシップに溢れた芸術品のような風格まで漂います。
最大出力が477mW。100Ωのヘッドホンでも余裕があるので、リスニング用途で困ることはほぼ無いという感じ。
剣聖?聖剣?一度手に取ってみる価値のあるハイエンドドングルDACです。
U5万円
Astell&Kern AK HC4
参考引用元:https://www.iriver.jp/products/product_244.php
持ち運べるHi-Fi、リアルタイムで音を昇華する次世代ドングルDAC。
「Hi-Fi Sound on the Move」の名にふさわしく、高音質再生だけでなく、動画・ゲーム・ストリーミングまで幅広く対応する新時代のDACがAK HC4です。
【AKM製DACチップ × 独自アンプ回路によるHi-Fi体験】
シリーズ初の採用となるAKM製32bit DAC「AK4493S」を中心に、独自の高精度アンプ設計と小型タンタルコンデンサ、超小型パーツで構成されたオーディオ回路を搭載。
PCM 384kHz/32bitおよびDSD256までネイティブ対応し、原音の微細なニュアンスまで余すことなく再現します。
【リアルタイムアップサンプリング「DAR」搭載】
AK HC4最大の革新が、リアルタイムアップサンプリング機能「DAR(Digital Audio Remaster)」です。AKM製サンプルレートコンバーター「AK4137EQ」を搭載し、音源のフォーマットに関わらず自動的に上位変換。
・PCM → 最大384kHz / 32bit
・DSD → 最大DSD256
このアップサンプリングにより、まるでアナログのような滑らかさと倍音の豊かさが感じられるサウンドへと昇華されます。
【3.5mm & 4.4mmのデュアル出力設計】
3.5mmアンバランス(2Vrms)と4.4mmバランス(3Vrms)を搭載し、IEMから高インピーダンスのヘッドホンまで幅広くドライブ。低歪・低クロストーク・高S/N比を追求した回路により、ジャンルや用途を問わず高品位再生が楽しめます。
【製品仕様】
本体素材:アルミニウム
サイズ (W×H×D):29.5mm × 64.5mm × 14.5mm
重量: 約31g
DAC:AKM AK4493S
対応サンプリングレート:PCM 384KHz/32bit、DSD 256(11.2MHz/1bit) ステレオ
入力:USB Type-C (UAC 2.0 / UAC 1.0 切替可能)
対応OS:Windows 10、11 / MAC OS X 10.7以上、Android OS / iOS(スマートフォン&タブレットPC)、Switch / PS5(家庭用ゲーム機)
出力:3.5mmアンバランス出力 (3極)、4.4mmバランス出力(5極GND結線)
アウトプットレベル(無負荷) : 2Vrms(アンバランス) / 3Vrms(バランス)
出力インピーダンス:0.9Ω(アンバランス 3.5mm) / 1.6Ω(バランス 4.4mm)
クロストーク:-134dB @ 1KHz, アンバランス / -136dB @ 1KHz, バランス
【AK HC4 まとめ】
AK HC4を一言で表すなら万能。
UAC 2.0/UAC 1.0の切替機能によるゲーム機との互換性や、DAR、AKらしいドクリアな高音質。「光と影」を体現したミニマルな本体も高級感がありどのようなシーンにも馴染む。
日常の音楽体験を格段に引き上げたいと願うユーザーにとって最適な、「差し替えるだけで世界が変わる」存在です。
iBasso Audio DC07PRO
参考引用元:https://www.musinltd.com/iBasso/794.html
機能美と音質を極めたコンパクト・マスターピース。
アルミ一体成形の筐体と4基のCS43131によるQuad DAC構成を兼ね備え、音と造形が調和するハイレベルなDACがDC07PROです。
【CS43131×4のQuad DACと独自FPGAが引き出す圧巻の透明感】
4基のCirrus Logic CS43131 DACを自社開発FPGAでフル活用。
PCM768kHz / 32bitおよびDSD512再生に対応し、ノイズレスかつ解像度に優れたサウンドを実現。まるで空気の粒子にまで輪郭が宿るような、洗練されたディテール感が魅力です。
【ダイヤル操作でアプリ不要のフルコントロール】
本体にはAlps Alpine製のエンコーダーを搭載したマルチファンクションダイヤルを装備。クリック → ディスプレイ ON/OFF、 回転 → ボリューム調整、長押し → 各種設定メニュー。など直感的に操作が可能。
ボリュームロックや表示設定、デジタルフィルター切り替えまで、本体だけで完結する操作性も魅力です。
【電力効率94%超、80mA駆動の低消費設計】
同期整流技術と低ノイズLDO、RF回路による94%以上の変換効率を実現。
消費電流はわずか80mAながら、駆動性能は従来機比で82%向上という、静と動を両立する設計思想が感じられます。
【製品仕様】
サイズ:59mm×23.5mm×12.5mm
重量:23g
DACチップ:CS43131×4
入力端子:USB Type-C
出力端子:4.4mmバランス、3.5mmシングルエンド
対応サンプリングレート: PCM 最大768kHz/32bit、DSD ネイティブDSD 512
<4.4mmバランス出力>
出力電力 510mW+510mW@16Ω 歪み率<0.1%、430mW+430mW@32Ω 歪み率<0.1%
<3.5mmシングルエンド出力>
出力電力 210mW+210mW@16Ω 歪み率<0.1%、118mW+118mW@32Ω 歪み率<0.1%
【DC07PRO まとめ】
iBassoが積み上げてきた技術とデザインが凝縮され、工業製品としての完成度と、音響機器としての哲学が融合した一台。操作感も良好でアルミボディも美麗なので、触っているだけでも楽しい。
ブランドの美学がこの小さな筐体に詰まっているドングルDACです。
水月雨 MOONDROP MOONRIVER2-Ti
参考引用元:https://moondroplab.com/en/products/moonriver2-ti
職人技×チタン、幻想的な「参差(しんし)の美」の具現化。
チタン合金削り出しの筐体とハーフシースルーの背面。デザインと美麗な音とのコントラストが調和する唯一無二のDACがMOONRIVER2-Tiです。
※参差とは・・・不揃いなものが互いに入り混じるさま。ビル群や山間の木々など、建築物から自然まで幅広く使われます。
【ハイレゾ音源を余すことなく再現するデコード性能】
最大32bit / 768kHzのPCM、DSD256のネイティブデコードに対応。
USB接続でスマートフォン・PC・タブレット等と高い互換性を持ち、どこでも本格的なHi-Fiリスニングを可能にします。
【CS43198 × 2 & デュアルアンプが生む圧倒的な表現力】
内部にはCirrus Logic製フラッグシップDAC「CS43198」×2基をデュアル構成で搭載。さらに2基の独立アンプチップと、USBデジタルインターフェースチップ、デュアル水晶発振子+5系統独立電源チップが緻密な音の表現を支えています。
それにより、低歪みかつエネルギー感に満ちたダイナミクスを両立。音の立ち上がりや残響まで、繊細に描写します。
【3.5mm&4.4mm 両対応のデュアル出力】
3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスのダブル出力を備え、IEMからバランス駆動対
応イヤホンまで幅広いリスニングスタイルに応えます。シーンや楽曲によって使い分けたい、そんなリスナーのこだわりにも柔軟に応えてくれる仕様です。
【製品仕様】
出力端子:3.5mm、4.4mm
周波数応答範囲:7〜85,000Hz(±1dB)
<ノイズフロア>
3.5mm:1.2μV(AES17 20KHz)
4.4mm:1.5μV(AES17 20KHz)
<S/N 比>
3.5mm:123dB(A 特性)
4.4mm:131dB(A 特性)
出力レベル:3.5mm 2Vrms、4.4mm 4Vrms
THD+N:4.4mm:0.00014%(AES17 20KHz, 300Ω)
サイズ:57mm×19.6mm×13.4mm
質量:30g
【MOONRIVER2 Ti まとめ】
MOONDROPというブランドの特徴は、中高音が美麗なサウンドと、コンセプトに沿った滑らかなデザイン。トータルで音を演出する手法が毎度秀逸です。
スマホ用としては珍しく音量調節が100段階まであるのでユーザーの体験を損なわない操作感も良いですね。音質・デザイン・操作性そのすべてで一段上の体験を提供してくれるドングルDACです。
U2万円
iFi-Audio GO link Max
参考引用元:https://ifiaudio.jp/products/go-link-max/
小さな巨人が奏でる、バランス駆動の頂きへ。
ポケットサイズながら、その音は堂々たるもの。シンプルながら確かな進化を遂げ、iFiの音響チューニングが融合し、モバイルオーディオの限界を一段引き上げたモデルがGO link Maxです。
【4.4mmバランス出力対応、小さな巨人が高みに到達】
GO link Max最大の進化は、待望の4.4mmバランス出力の搭載。
これによりチャンネルセパレーションと空間表現が格段に向上。さらにiFi独自のS-Balanced技術により、3.5mm出力もクリアな音質を実現し、機材の選択肢を広げます。
【最大出力241mWモバイル機器では実現できない駆動力】
スマホやラップトップの内蔵出力では引き出せないヘッドホンの本気を、GO link Maxは最大241mW(@32Ω)で解放。音圧以上に感じられる描写力・余裕・濃密さが、リスニングの質を根底から変えてくれます。
【ESS Sabre ES9219 デュアルDACが描く、立体的な音場】
左右それぞれに搭載されたESS ES9219 DACチップは、音の定位感・細部の再現性に優れ、ギターやピアノが「そこに在る」ような自然なサウンドステージを構築します。
さらに「Dynamic Range Enhancement(DRE)」で+6dBのダイナミックレンジ拡張を実現。強弱の対比が明快で、音楽が呼吸を始める感覚を味わえます。
【製品仕様】
チップセット:ESS Sabre ES9219
最大対応サンプリングレート:PCM 384kHz、DSD256
入力:USB Type-C
サイズ:約150×15×10mm(ケーブル部分のぞく)
重量:約14.5g
出力端子:4.4mmバランス、3.5mmシングルエンド
RMS出力:4.4mm 241mW@32Ω、4V@300Ω、3.5mm、100mW@32Ω、2V@300Ω
SNR:4.4mm 130dBA、3.5mm 125dBA
THD+N 4.4mm:≤0.0016% (@32Ω 2.4V)、3.5mm:≤0.0015% (@32Ω 1.27V)
【GO link Max まとめ】
価格以上のパフォーマンスを届けてくれる、小さくて頼れる相棒のような存在。前機から好評だった音質に磨きをかけ、シンプルながらも着実に進化したモデル。
気軽に本格バランス出力を体験したい方、スマホの音質を一歩先へ引き上げたい方にとってベストなドングルDACです。
Shanling UA3
参考引用元:https://musinltd.com/SHANLING/349.html
元祖ハイコスパ、ポケットに収まるHi-Fiサウンド。
「持ち運べるHi-Fi」を体現し、手のひらサイズのボディにAKMの最新鋭DACと独自チューニングを採用したのがShanling UA3です。
【削り出しシャーシとミニマルボディ】
UA3のシャーシはアルミニウムの削り出しから作られた一体型ボディで、質感はマットで高級感あり。重量はわずか約20gと超軽量ながら、耐久性はしっかり確保されています。「ミニマル・ブラック」という名の通り、装飾を排したデザインが、スマートな佇まいを引き立てます。
【最新DAC「AK4493SEQ」による卓越したShanlingサウンド】
内蔵DACは、AKM社の次世代チップ「AK4493SEQ」を搭載。
従来のAKMらしいナチュラルで温かみのある音を継承しつつ、PCM最大768kHz / 32bit、DSD512までの高解像音源に対応しています。
【デュアルアンプによる高出力設計と抜群の駆動力】
増幅部にはRicore社製RT6863オペアンプをデュアル搭載。
これにより、3.5mmシングルエンドで125mW@32Ω、4.4mmバランスで211mW@32Ωというクラス上位の高出力を実現。多様なIEMやミッドクラスのヘッドホンも難なくドライブします。
【製品仕様】
本体サイズ:60x 25x 13mm
重量:約 20.5g
対応形式:768kHz/32bit PCM, 22.4MHz DSD
ゲイン設定:2 段階 (High, Low)
DAC チップ:AK4493SEQ
<3.5mmシングル>
出力レベル:2V@ 32Ω (125mW@32Ω)
THD+N:0.0004%@32Ω (A特性@1V)
S/N 比:119dB@32Ω (A特性)
出力インピーダンス:<0.4Ω
<4.4mmバランス>
出力レベル:2.6V@32Ω (210mW@32Ω)
THD+N:0.0003%@32Ω (A特性@1V)
S/N 比:120dB@32Ω (A特性)
出力インピーダンス:<0.8Ω
【UA3 まとめ】
派手さはありませんが前機より40%消費電力が削減、UAC 1.0 / 2.0モード搭載、専用アプリなど、細かい気配りが効いています。
シャンリン×AKMらしい滑らかで有機的なサウンドも特徴的で、どんな曲でもリスニングを楽しめます。「機能を盛るより引き算」という元祖ハイコスパドングルDACです。
FIIO KA15
参考引用元:https://www.fiio.jp/products/ka15/
遊び心と本気の音質を両立したポータブルオーディオの新基準。
デスクトップ級の出力と手のひらサイズの取り回しやすさ。レトロな見た目とかわいらしいサイズ感の中に、本気の音響テクノロジーが凝縮されたDACがKA15です。
【レトロな見た目と液晶ギミック】
精密CNC加工&アルマイト処理が施されたフルアルミボディ。剛性と軽量性を高次元で両立し、わずか21gながらレトロでエレガントな存在感を放ちます。
本体にはIPSカラー液晶+アナログカセット風アニメーションを搭載しており、気分は80年代。オーディオ好きの心をくすぐるギミックです。
【CS43198×2 デュアルSGM8262アンプによる高出力低歪みサウンド】
DACにはCirrus Logic製「CS43198」×2基をデュアル構成で搭載。加えて、オペアンプもSGM8262×2という贅沢仕様。
最大768kHz/32bit、DSD256対応のハイレゾ再生に対応しつつ、560mW(@32Ω)というバランス出力で、幅広いヘッドホンをしっかりと駆動します。
【10バンドの高精度ロスレスPEQ搭載】
高精度ロスレスPEQ(パラメトリックEQ)内蔵。専用アプリ(Android対応)を通じて、ヘッドホン特性に合わせた緻密な周波数補正が可能です。
EQカーブのエクスポート、インポート保存にも対応しており、自分だけの音作りをシェア&再現する楽しみも広がります。
【製品仕様】
DACチップ:CS43198 ×2
オペアンプ:SGM8262 ×2
USBチップ:SPV5048Pro
入力端子:USB Type-C (USB 2.0)
出力端子:3.5mm シングル / 同軸デジタル(兼用)、4.4mm バランス
推奨インピーダンス:16〜150Ω (シングルエンド出力)、16〜300Ω (バランス出力)
最大出力:560mW(バランス出力、32Ω、THD+N<1%)、290mW(アンバランス出力、16Ω、THD+N<1%)
S/N比 ≥122dB (シングルエンド出力、32Ω、A-weighted)、≥123dB (バランス出力、32Ω、 A-weighted)
最大サンプリングレート:PCM 768kHz/32bit、DSD256(デジタル入力)、PCM 384kHz/32bit(同軸デジタル出力)
寸法:約52×25×11mm
重量:約21g
【KA15 まとめ】
レトロな見た目に騙されがちですが、ハイパワーかつ接続先を選ばない実用性重視な一面もあり、UAC1.0/2.0にも対応してるのでゲーム機との連携もオッケー。省電力モニタが内臓されているので、バッテリーをあまり気にしなくて良いのも強み。
今の時代だからこそ光る、トレンドと実用性を備えた万能ドングルDACです。
U1万円
FIIO KA11
参考引用元:https://www.fiio.jp/products/ka11/
最初のFiiOにふさわしい、THEエントリーモデル。
価格以上の音質と、どこにでも持ち運べるコンパクトさで、ポタオデの扉を軽やかに開いてくれるのがKA11です。
【わずか8.5g、手のひらに収まるHi-Fiサウンド】
全長44.5mm、重さ8.5gという驚異の軽さとサイズ感は、日常に自然に溶け込むミニマリズムの極み。さらにアルミニウム・マグネシウム合金の筐体が質感と耐久性の両立を実現しています。
【高性能DAC搭載でハイレゾも軽やかに】
Cirrus Logic製CS43131 DACを搭載し、PCM 384kHz/32bit・DSD256までのハイレゾ音源に対応。高精度オシレーターや独立電源、パラジウムメッキOFCケーブルの採用など、エントリーモデルとは思えない回路構成で、音の階調から質感までキレ良く再現してくれます。
【高出力で実現するクリアな音像】
3.5mmシングルエンド出力ながら、最大出力200mW(@32Ω)を誇るKA11は、IEMはもちろん、小型ヘッドホンも難なく駆動可能。
S/N比も125dBと静寂性に優れ、細かな音の粒立ちまで丁寧に描き出すのが魅力です。
【製品仕様】
DACチップ:CS43131
入力端子:USB Type-C
出力端子:3.5mmシングル出力
最大出力:200mW(32Ω,THD+N<1%)
S/N比:≥125dB(32Ω,A-weighted)
THD+N:<0.0006%(32Ω)
対応フォーマット:PCM384kHz/32bit、DSD256/1bit
寸法:約44.5mm x 9.7mm x 10.5mm
重量:約8.5g
【KA15 まとめ】
これぞドングル(ぶら下げる)という、言葉のままのような製品ですが、ハイレゾ対応、ゲーム機対応、出力も最大200Wと必要十分以上の性能を誇ります。
入門としても最適ですが、二台目の気軽に持ち運べるDACを探している方にも最適なドングルDACです。
Moondrop Dawn Pro
参考引用元:https://moondroplab.com/en/products/dawn-pro
「持ち運びに妥協は要らない」MOONDROPの美学を体現した美しい筐体と美麗サウンド。エントリーモデルとして価格とサイズに見合わない、本格的な構成を採用したDACがDawn Proです。
【デュアル構成と3系統独立電源のハイパフォーマンス】
Cirrus Logic製フラッグシップDAC「CS43131」をデュアル構成。PCM 最大384kHz / 32bit、DSD512 ネイティブ再生といったハイレゾ音源にも対応し、微細なニュアンスや空間表現を忠実に描き出します。
さらに3つの独立電源チップ+デュアル水晶発振子+Hi-Fiグレードのデジタルインターフェースにより、超低歪み、超低ノイズ、高出力を実現しています。
【3.5mm&4.4mm対応、幅広い機器とマッチ】
・3.5mmシングルエンド:幅広い互換性を確保
・4.4mmバランス出力:シングル出力の2倍以上の出力性能で、高インピーダンスヘッドホンも余裕でドライブ
汎用性と駆動力を両立した端子構成により、IEMから据え置き級ヘッドホンまで、自在な組み合わせが可能です。
【DAC独立100段階ボリューム制御で、繊細な音量調整が可能に】
スマートフォンやPC側の音量とは独立した100段階DACボリュームを搭載。
これにより、ロスレス制御で“音質を損なわずに音量を細かく調整”できます。ボリューム調整時のスムーズな操作性も、快適なリスニング体験の鍵に。
【製品仕様】
出力端⼦:3.5mm、4.4mm
周波数応答範囲:5〜82,000Hz(±1dB)
ノイズフロア:3.5mm 1.5μV(AES1720KHz)、4.4mm 1.3μV(AES1720KHz)
S/N⽐:3.5mm 123dB(A特性)、4.4mm 131dB(A特性)
ダイナミックレンジ:4.4mm:132dB(A特性)
出力レベル 3.5mm:2Vrms、4.4mm:4Vrms
THD+NRatio:0.00014%(AES1720KHz,)
本体サイズ:42mm×22.45mm×12.39mm
本体質量:13g
【Dawn Pro まとめ】
Moondropはビジュアルに統一感があるので、同社製で揃えるとより「らしさ」を感じられるのも特徴的。アルミニウム筐体の排熱パンチングでさえ、デザインに落とし込んでいるのは秀逸です。
単純な入門機としても優秀ですが、ブランドの入門機としても最適なドングルDACです。
iBasso Jr. Macaron
参考引用元:https://musinltd.com/iBasso/904.html
デザインはスウィートでも音質は本格派。
カラフルで軽快なボディの奥に、10年以上の音響設計ノウハウが詰め込まれたDACがJr. Macaronです。
【カラフルデザインと高剛性を両立】
手のひらにちょこんと乗る、約16gの丸みを帯びたアルミCNCボディに強化ガラスパネルを搭載。ピンクやブルーといったパステルラインナップが用意され、オーディオらしからぬデザインが魅力的です。
CNC削り出し+陽極酸化処理により耐久性と放熱性も高レベル。カワイくても本格派です。
【高精度デュアルDAC構成とフェムト秒クロック搭載】
Cirrus Logic製「CS43131」×2基をベースに、ダイナミックレンジ:132dB(A特性)、S/N比:132dB(A特性)、THD+N:0.00013という圧倒的スペックを実現。
さらにKDS製フェムト秒水晶発振器によるジッターの最小化も施され、微細な音の粒子まで明確に描写します。
【ハイレゾ対応、スマホが音楽専用機に】
ファイル形式の対応力も抜かりなし。PCM:最大384kHz / 32bit、DSD:Native DSD256、Hi-Fiオーディオプレーヤーに引けを取らないデコード性能で、スマートホンが高音質音楽プレーヤーに早変わりします。
【製品仕様】
サイズ:41.7×24×12.3mm
重量:16g
DACチップ:CS43131×2
対応サンプリングレート:PCM 最高32bit / 384kHz、DSD 最高Native DSD256
<3.5mmシングルエンド>
出力レベル:1.65Vrms(32Ω負荷)
THD+N 2.0Vrms(300Ω負荷)、0.00016%(300Ω負荷)、0.00045%(32Ω負荷)
S/N比 128dB(A特性)
出力インピーダンス <0.1Ω
<4.4mmバランス>
出力レベル、2.6Vrms(32Ω負荷)
THD+N、4.0Vrms (300Ω負荷)、0.00013%(300Ω負荷)、0.00035%(32Ω負荷)
S/N比、132dB(A特性)
出力インピーダンス <0.2Ω
【Jr. Macaron まとめ】
カラフルで消しゴムのようなサイズ感が特徴的ですが、デュアルDAC構成、消費電力80mAの低ドレイン設計、ハイレゾ対応、3.5mm&4.4mm対応。
超小型の本体にみっしり機能が詰まっており、デザイン抜きにしてもエントリーやサブ機に最適なドングルDACです。
まとめ
ぶら下げるには大きくない?
という製品も高価格帯には存在しますが、ドングルDACの概念も変化し続けており、多くのオーディオファンからは好意的に受け入れられています。
スマホを手に持って、ぶら下げてみて落ちなければドングルDACという基準でも良いのかもしれませんね。
ちなみに、最も人気のある価格帯は2万円~5万円位まで。
デザイン、音質、機能性のバランスが最も良いのでおすすめです。通勤通学、散歩用、DAPのサブ機として便利なのでぜひ試してみてください。
本記事は以上です。
ありがとうございました!
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