はじめに
各所で話題騒然となっている片田舎のおっさん、剣聖になる、XやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている大人気アニメです。
ただ、リアルなファンの声がその評価に隠れてしまい、実際どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなアニメファンの声を集めまとめることで、改めて「片田舎のおっさん、剣聖になる」の本質に迫りたいと思います。
©佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ(SQEXノベル/スクウェア・エニックス刊)/「片田舎のおっさん、剣聖になる」製作委員会/パッショーネ×ハヤブサフィルム
片田舎のおっさん、剣聖になる とは

「小説家になろう」にて2020年11月17日より連載開始、コミカライズが500万部突破の大ベストセラー化。ファンの間ではなろうの最終兵器と呼ばれていた本作が満を期してアニメ化。
片田舎で道場を構えるしがない剣術師範の中年、ベリル・ガーデナントが弟子に引き立てられ騎士団付きの特別指南役から成りあがる姿が描かれます。
田舎の剣聖ベリル・ガーデナント

実はこのおっさん。最強。ということで、無自覚ながらもその最強さを信じる弟子たちによって、あれよあれよという間に出世。なろうらしいハイスピードさ、アクション演出によって、全編通してベリルの強さが際立つ構成になっています。
弟子たちとの三角+1?関係

周りは美女ばかりですが、そこはおっさん。あくまで師弟としての距離を保つので、単なるヒロインとしてではなく、それぞれ独立した女性キャラクターとして描かれる点も本作の魅力。東山奈央、上田瞳、矢野妃菜喜など、人気声優が演じる三角+1な関係?も見ものです。
本格的な剣戟アクション

キャッスル・ティンタジェル城主であり、ドイツ剣術のプロ、ジェイ・ノイズ氏が剣戟アクションを監修。実在感のある剣戟アクションはよりリアルで重みのあるシーンとして描かれています。
実際に視聴したアニメファンの反応
肯定的な意見
-
なろう原作としては物語として落ち着いており、主人公の強さと魅力が際立っているのが良い。師匠と弟子という関係も見ていて清々しい。ベリル声優の演技も素晴らしく、等身大のおじさんなのに最強というギャップを上手く演じています。
-
漫画版より現実的な剣戟になっていて、個人的にはこっちの方が好み。ただ、そんなアクションに頼らずとも、人間関係やストーリーの奥行きが繊細に構成されているので、最後まで飽きずに観れた。ここ最近だと一番面白いなろうのアニメ化。
-
小説版の魅力をこれでもかと引き出してる、良作アニメ。作画は見やすいし、バトルシーンの演出も神がかってて格好良い!私は漫画版の方がなんか「キツイ」と思っていたので、このアニメの方が好きです。女性キャラの声優さんも最高でした。
-
受け流しなどで、剣の動きを丁寧に魅せているのが最高です。原作が好きなので期待してましたが、期待通りの出来でした。製作会社、スタッフの方々ありがとう!気にった人は小説もぜひ。
-
アニメなのにコミックと比較してる人はなんなの?普通に良作じゃん、テンポ良いし、アクションは格好良いし、アリューシアは可愛いし、他に言うことないだろ。そんなに見たけりゃクラファンでコミカライズ準拠のOVA作ったら?
否定的な意見
-
コミカライズ版が好きな人にとっては地獄のような作品。なんだよこれ?大事なシーンばっかりカットしやがって、ミームになるくらい有名なの知らないの?制作陣はさ。小説版準拠とはいえ、ちょっと受け入れられないわ。多くの人が期待したのはコミカライズのアニメ化だよ。
-
なんか、アニメになると女性キャラの痴女感が凄くて、キツさを感じる。漫画版だと上手くごまかしてたんだなと(笑)。小説版も読んでるけど、アニメはコミカライズ準拠で良かったと思う。
-
戦闘シーンがしょぼいのなんのって、コミカライズでは戦闘時やその前にもベリルの強さに関する演出が細かかったので盛り上がったが、アニメではシンプルにおっさんが最強っていうのが粒立てられてて、よくあるなろう原作アニメになってしまっている。
-
気持ち悪い剣戟アクションだなぁ、ぬるっと動くけど全くスピード感がなく、現実的って言えば聞こえは良いけど、これはアニメだよ?トリガーとかのアクション見習ってほしいわ。シュプールとかもはや誰だよって感じだし、コミカライズ版のシュプールを返せよ!って思っちゃう。
-
「私は何度死んだ・・・?」が無い時点でダメです。いくら小説準拠じゃなくても、関連作品であれだけウケてたら取り入れるべきでしょ。ヘンブリッツがただの当て馬として消費されてるせいで、ベリルの強さや人格の魅力も伝わらないし、盛り上がらないよね。
まとめ
アニメファンの意見をさらにまとめると、
一定のクオリティがあり「良作」との見方がほとんどだが、コミカライズがあまりにも優れていたため大きい反発が生まれてしまった不憫なアニメ
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見がこちら、
・原作準拠として観ると納得のアニメ
・ヒロインがみな可愛く、ベリル役の声優もハマっている
・コミカライズ準拠じゃない時点で・・・
この中で、最も議論の的になっているのが「なぜコミカライズ準拠じゃなかったのか」という点。
実は「片田舎のおっさん、剣聖になる」において、シリーズ累計売上の中の550万部がコミカライズ。つまり小説やスピンオフなどを除くと、7~8割を占めているという計算。
そして、小説から派生したとはいえ、現在のファン層は圧倒的にコミカライズが多く、そのクオリティはアニメ化する以前から話題を呼んでおり、ヘンブリッツ君の一言はミーム化するほどでした。
そんなコミカライズの特徴としては、ベリルの強さに対する演出が秀逸。
これが全てだと個人的には思います。
例えば、序盤に巻き藁を切らせて片田舎の剣聖である存在感を暗に示したり、アリューシアとスレナのやり取りでベリルへの畏怖感を表現したり、必ずと言って良いほど戦いの前、もしくは最中でベリルに対する他者からの視線を入れています。
読者は「ベリルが実は最強」という弟子たちと同じ視点を共有できるので、それがスパイスとなり、戦闘シーン、そしてベリルの強さと人格の魅力をより感じることが出来るのです。
これらの演出はコミカライズオリジナルなので、原作準拠でのアニメ化では一切採用されておらず。
さらに人気キャラクターになったシュプールも原作準拠になっていることで、コミカライズファンから反発が起き、そこに原作ファンが参加して軽く炎上騒動になったというのが経緯です。
コミカライズ版のシュプール、数巻に渡って過去編と強さが掘り下げされています。
そうなることをわかっていたのか、アニメ版ではシュプールとの決着までもの凄い速度で駆け抜け、そこからが本番!とでも言いたいような演出へと変化しています。
色々な事情があることは理解できますが、コミカライズの要素をファンサ程度に取り入れて、クレジットに名前も入れて、作者にも宣伝してもらった方がみんなハッピーだったのではないでしょうか。
とはいえ、アニメ自体の出来はコミカライズファンも認めてる部分があり、小説準拠としては良作です。ベリルは勿論ですが、やっぱり女性キャラは声付きだと別物ですね。
なろうアニメとしてはしっかりと需要を満たしていますが、ちょっと物足りないな~と思った方はぜひコミカライズ版を読むことをおすすめします。
ファン同士殴り合うことが納得出来るほど、面白いコミカライズですよ。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
※追記
二期が決定しました!2026年放送予定だそうです!
【関連記事】
実際どうなの?(アニメ)シリーズ カテゴリーの記事一覧 - どろのヲタブログ
