はじめに
各所で話題騒然となっているアン・シャーリー、XやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている大人気アニメです。
ただ、リアルなファンの声がその評価に隠れてしまい、実際どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなアニメファンの声を集めまとめることで、改めてアン・シャーリーの本質に迫りたいと思います。
©L・M・モンゴメリ/アン・シャーリー制作委員会/アンサー・スタジオ
アン・シャーリー とは

L・M・モンゴメリによる長編小説「赤毛のアン」を原作とし、アンサー・スタジオがアニメ化。
1979年に放送された世界名作劇場「赤毛のアン」から時を経て令和の時代に、老兄妹のマリラとマシュウに引き取られた孤児のアンが、少女から女性へと成長していく過程が描かれます。
名作文学「赤毛のアン」

カナダの小説家である、ルーシー・モード・モンゴメリ。
彼女の人生の現身のような小説が発表されたのは1908年という激動の時代でした。
日本では1952年に翻訳され出版、主に少女の間で話題になり今に至るまで愛読されています。
美しい自然とアンの成長物語

ある手違いによって、孤児だったアンはマシュウとマリラと暮らし始めます。
そして、大親友となるダイアナ、ライバルのギルバート、様々な人間ドラマを経て成長します。
グリーンゲイブルズの自然が現代の技術で美麗に表現されているので、原作ファンでも新しい発見のあるアニメになっています。
今だからこそ響く家族の在り方

あらすじでは説明できませんが、マシュウ、マリラとの関係は今の時代でも普遍的な家族の形を感じさせ、家族としての温かみや、人生の美しさを際立てます。
多様性が叫ばれ、個人の在り方、そして家族の在り方が揺らいでいる現代でこそ、響く物語です。
実際に視聴したアニメファンの反応
肯定的な意見
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本当に長い間待ったかいがありました、短い尺の中でもモンゴメリの描いた豊かな生活表現と人間ドラマがうまくまとめられていて、子供のころ原作を読んだ感動が蘇ります。このアニメから興味を持って赤毛のアンシリーズを読む人が増えることを想像すると嬉しい限りです。
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色鮮やかな作画に、素晴らしい声優の演技。アンを取り巻く世界の美しさがこれでもかと現代に蘇っています。お話自体は100年以上も前のものですが、現代社会に通じるメッセージ性もあるように感じます。
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過去のアニメ版に比べて、本作はアンとマリラの視点から始まるのでテンポが良く、わかりやすい。画面の作り方も現代的で鮮やかで美しい。アンの少女っぽさが魅力的に描かれてるので今の時代に合った「赤毛のアン」であり「アン・シャーリー」だと思う。
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なんか過去作との比較で文句いってる人も多いけど、普通にアンという少女の成長物語として普通に面白いじゃん。第一昭和の時代のアニメと比較して劣ってるわけないよね、映像も綺麗だし演出も素晴らしいから「赤毛のアン」を超える作品になると思う。あと、OPは神でした。
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昔のアニメは正直暗いし、思想を感じる演出が間延びしてて敬遠してたけど、アン・シャーリーはサクサク進むので観てて楽しいアニメになってる。赤毛のアンの入り口としてはこれ以上ないのでは?高畑監督は偉大ですが、過去作が好きな人の声が大きすぎる気がします。
否定的な意見
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原作クラッシャーでお馴染みの脚本家がまたやった。旧作のオマージュも混じってるのだろうけど、ワンクールでマシュウのとこまで駆け抜けてて爆笑。旧作だと47話かけてるのに10話にしちゃうのは流石にテンポどころの騒ぎじゃない。赤毛のアンのダイジェストムービーだと思えば楽しめると思います。
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高畑作品であった文学作品としての間の良さ、みたいなものが無くなって、ニチアサのプ〇キュアみたいな空気感なのはちょっとイメージに合わない。服装も容姿も意味があってそうなのに、そこを弄るのはシンプルにリスペクトが無い。
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これが令和のアン?単純にアニメとしても面白くないし、今風へのアレンジの仕方が雑すぎる。キャラクターの魅力も無くなってるし見る価値無いです、本当に。名作劇場を今からで良いので、みんな観て。
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なんか、京〇ニパクった?って感じのどこかで見たことのある演出ばっかりでお腹いっぱい。人物描写も浅く、それぞれ生きてる感じがしない。まさか公式がファスト映画みたいなことやるとは思いませんでした。
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高畑勲と比較されて当然。あちらは原作リスペクトが強い名作。アン・シャーリーにはそれが無いし、現代の赤毛のアンとしても中途半端。誇張の強すぎる感情表現もうざいしアンが嫌いになりそうです。あと、作画が早くも3話くらいから力尽きていて集中できなかった。
まとめ
アニメファンの意見をさらにまとめると、
テンポ良く楽しく今の時代に合った「赤毛のアン」としては良作だが、高畑勲が偉大過ぎて悪い所ばかり目立ってしまった作品
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見がこちら、
・テンポが爆速すぎ
・今風へのアレンジが雑
・OPは神!!
この中でも、テンポに関しては肯定的な意見も多かったですが、否定的な意見も散見します。特に10話までの展開の速さですよね。
ニチアサ並みのテンポ感とSNSでは言われていますが、実際脚本家の方もプリキュアの脚本を書いていたことがあるので、的を得た意見ですね。
この方の特徴を一言で表すと「テンポの良さが全て」なので、ある意味らしい仕事をしているとも言えます。
高畑勲監督の「赤毛のアン」(以降旧作)では、文学作品のアニメ化という点を重要視して、言葉と言葉との間をしっかりとり、時には言葉なしで映像で語るような演出が見事な作品でした。
個人的にどちらが「赤毛のアン」かと言われると、リスペクトの面でやはり旧作だと思います。
次は「今風へのアレンジが雑」という部分。
挙げるときりがないので、一つだけ。ダイアナの髪色と瞳の色について。

画像引用元:https://www.nippon-animation.co.jp/work/1307/
緑に変更されたのですが、原作と旧作の黒髪に黒い瞳というのは、当時のカナダにおけるアイルランド移民を暗に示す要素。
イチゴ水事件でダイアナ母があれだけ怒ったのはアイルランド系=酒飲みというパブリックイメージがあったからこそ、侮辱に感じたという解釈が出来ます。
このように、人物像やストーリーにおいて重要な要素を令和という言葉だけで、変更してしまうのは、赤毛のアンへのリスペクトが無いと言われても仕方がないものだと思います。
ちなみに、アンの髪の色が赤なので、補色効果、要はPR時の見栄えの良さを重視した上で「緑へ変更した」可能性もありますね。
あと、ギルバートどうした?君そんな理解のあるカレ風だったっけ?男くさいけど、ナイーブさも感じさせる絶妙なギルを返して!
最後に「OPは神!!」。
完全に同意です、なんせ山田尚子※さんが担当していますからね。
※代表作「けいおん」「聲の形」など。京アニ出身。
このOPだけで、アンのキラキラした想像の世界と家族というもの、美しい自然、そしてアンの成長と別れ。全てが詰まっている本当に素晴らしい映像作品になっています。
ぶっちゃけ、本編見なくてもこのOPで満足出来ますし、原作や旧作を知っていると泣けます。
山田尚子監督の赤毛のアンを観たかった、というのが正直な所ですが、アン・シャーリーもニチアサとして観ると普通に楽しいアニメです。
ここからハマる人も多いでしょうし、この時代に蘇った価値はしっかりとあります。
ぜひ、赤毛のアンの世界に惹きこまれた方は、アン・シャーリーと旧作を両方観ることをおすすめします。(もちろん原作も)
昭和と令和。19世紀と現代をつなぐ架け橋のような作品がアン・シャーリーなのです。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
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