
フラット傾向のWM1AM2で聴く場合、素の状態のADX3000の不満点としては、
・アニソンのサ行(中高音)がキツイ
・音場の広さが少し物足りない
・低音の迫力が足りない
と、このあたりですが、ここからどうイコライザーを設定するかが難しい。
元々、イコライザーは使わない派だったのですが、ADX3000の場合素直すぎて、まぁフラットフラットしてて逆に聴き疲れするんですよね。
WM1AM2の情報量がぜーんぶまんべんなく押し寄せる、みたいな。
なので、上記の不満点をカバーしつつ、イコライザーで差し引きできないかちょっと試行錯誤を重ねてみました。
その結果、バランス接続で二種類の設定にたどり着いたので紹介します。
※音量の目安はローゲイン80、ハイゲイン60、最大目盛り120。
ADX3000×WM1AM2イコライザー設定
【その1】モニターっぽさ×空間表現

31+0、62+0.5、125+0、250-0.5、500+0、1K+0.5、2K+0.5、4K+0、8K-0.5、16K+0.5
基本的な傾向を変えずに刺さりを減らしたうえで、中音域の明瞭さと高音の微細音を強化。やや音場感も改善。ほんのすこし低音を一部盛っているのでキック感を感じやすくなっています。
万能でADX3000の良さを活かしつつ聴き疲れしないバランスに収まったと思います。エッセンス程度な感覚で、やりすぎないことも意識しました。
【その2】ウォーム×刺さり軽減

31+1.5(or 1.0)、62+1.0、125+0.5、250+0、500+0.5、1K+0.5、2K+0、4K+0、8K-1.5(or 1.0)、16K-0.5
ボーカルの明瞭さを保ちつつ、温かみがあって刺さりを大きく軽減した設定。
高音域を削った代わりに、低音がやや支配的になり臨場感と迫力が楽しめます。
高音が今までがキツすぎたのか、全体的に聴きやすくなり、不思議と音場も広くなったように感じます。ハイレゾ含めたダイナミックレンジの広い音源が上手く活きる印象。
ジャズやイギリスの古いロックなどが雰囲気良く聴けますし、アニソンでも基本刺さらないので、音量を上げて聴くことが出来ます。
クラシックなどで音圧を出して聴きたいときにも合いますね。
【その3】決定版 ※追記

31+0、62+0.5、125+0、250-0.5、500+0、1K+0.5、2K-0.5、4K-1.0、8K-1.5、16K-2.0
その2をベースにブラッシュアップした決定版。
改善点としては、中高音をなだらかにしたことで自然で滑らかに、低域全体が膨らみすぎていたので低音が見えやすくなるように調整。
ADX3000の欠点を抑え、スッキリゆるドンシャリでピンポイントで得意な部分を残せたと思います。その1とその2のハイブリッドのような形ですね。
ジャンルを選ばず、刺さりも少なく、リスニングにもモニターライクにも楽しめる万能設定になったと思います。
まとめ

保守的な設定になりましたね。
0.5~1.5までの幅なのは、ADX3000の場合かなりイコライザーに対して敏感に反応するので、あまり大きい数字は使いませんでした。
これ以上になると、他の要素を削ったり増やしたりする必要があるのですが、思いっきり音が痩せたり、逆に圧が出すぎたり。
そうなると、曲によっては悪い方向へ出る場合が多かったので、必要最低限で元のポテンシャルを活かす方向性で考えてみました。
1であれば大体の曲で楽しく聴けて音場も広く感じますし、2だと開放型でも臨場感と迫力を感じることが出来ます。
ちなみに、WM1AM2の機能であるDCフェーズリニアライザーのAタイプを使う場合も想定しています。
丸みが出て低域の雰囲気も良くなり、定位感も良好になるのでよかったら試してみてください。
※おすすめ設定
イコライザ(3)に設定しDCフェーズリニアライザーをA、そしてバイナルプロセッサーの「ターンテーブル」のみ適用。しつこすぎずアナログ感も味わえるベストバランスです。
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