
はじめに
オーテクと言えば【安い】【頑丈】【高音質】これが当たり前だったのですが、ここ最近は物価高も相まって国内価格が上昇傾向。
最近だとADX7000という開放型で56万の超ハイエンド、165万の浮遊型ターンテーブルまで登場しました。
でも・・・・、やっぱオーテクはそうじゃないよなぁ???
ということで、最近ある理由で買い足したAT-SP3Xがかなり、昔のオーテクを感じる製品だったので、今回レビューしたいと思います。
AT-SP3X レビュー
デザイン外観

はい、ドシンプルです。
業務用に毛が生えたくらいの感性で仕上げられた本体は、飾り気の無さと音響機器らしい硬派な魅力が詰まっていますね。

不要な振動を抑制するため、堅牢性のあるMDF(中質繊維板)材が採用され、上が27mmツイーター、下が76mmのウーファーという構成。

背面にはバスレフダクトという筒穴で低音を増幅する機構が搭載されています。

操作はこのボタンとダイアルだけ。
ここだけでワイヤレス、有線、ペアリングまで操作が可能です。

底はこんな感じ。付属品のゴム脚シールを貼り付けています。
ちなみにACアダプター用アタッチメントが豊富に付属しているように、海外でも広く販売されています。

接続方法(有線) ZENDAC3→AT-SP3X
さっきの付属品の段階で、私も最初はそうだったのですが、二股に分かれてるスピーカーケーブルってなんなの?と思った方も多いと思います。

スピーカー同士を接続するケーブルですが、こういう所がとっつきにくいのも事実ですよね。
でも、簡単です。


こうやって挟むだけ、これで終わり。ACアダプターを繋いで、スピーカー側は準備完了。

次はDACに接続します、今回はZENDAC3。
RCA端子だけで両機の接続は完了。可変と固定が選べますが、固定の場合排他モードにした際にノイズが入ったので、可変で細かく調整しました。

固定であれば、ヘッドホンで聴きたい時にはスピーカーの音量をゼロに、スピーカーで聴きたい時はZENDAC3の音量をゼロにすれば一応併用は出来ます。

ただ、音質は可変の方が優位だと思うので基本的におすすめはしません。
※可変でも固定でも何もしなければ両方から音が出ます。
※接続しているRCAケーブルはZENDAC3の付属品です、AT-SP3Xには付属しません。
ちなみにですが、AT-SP3X背面のUSB端子はファームウェア用なのでそこから直でPC接続は不可です。
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音質

接続をまとめると、PC(Amazonmusic)→ZEDAC3→AT-SP3X。
では聴いていきます、曲は緑黄色社会の「Mela!」。
※音質レビューはAT-SP3XとZENDAC3の組み合わせとしてお考えください。
あー、すごいすごい。
なんで、KEF LSX LTと戦えてんだよ・・・。後ろから音出てないか確認しちゃったよ。
元々このスピーカーは低中域が得意な、いわゆるウォーム系のスピーカーだと思うのですが、ZENDAC3の音質補正が効いており、かなり高音がパキッっとして滑らかでクリア。澄み渡っています。
イントロのピアノが溶けたように響いていくのも素晴らしいのですが、ビビったのは要所でコーラスが重なる部分。
この価格帯のスピーカーでは厳しい印象があるのですが、声質の違いが上手く分離されて繊細に表現され、サビでもボーカルがコーラスと共に綺麗に伸びていきます。
低中音域も滑らかで、低音の圧の強さとベースラインやドラムなどのニュアンス表現は正直LSX LTより上で聴いてて最後まで楽しい。
J-POPもロックも良いですが、楽器プレイの魅力が引き出されるので、ジャズやサントラ系にとても合います。
オーテクがこれより上のスピーカーを作らない理由がわかりました。
セッティング次第で大体いけてしまう。広い空間を音で満たすという点ではLSX LTにはかないませんが、ワンルームだと敵なし。
ZENDAC3とAT-SP3X。この組み合わせで6万ちょい位なので、この音が出るなら相当コスパが良いと思います。
おすすめジャンル
【合うジャンル】
ジャズ
【合わないジャンル】
特になし
あえてシンプルにまとめましたが、最も合うのがジャズというだけ。
ソニー・ロリンズの「St. Thomas」などかなり雰囲気が良く、ドラムとベースラインとサックスの混じったプレイがより引き立ちます。アナログ感もありつつ、上手く小音含めたディティールも再現されているように感じます。
そして、アニソンはもちろん、アコースティックもクラシックも素晴らしく、ピアノの中音域の質感が秀逸。重厚でガツンと聴かせながらしっかり美麗に響きます。
アコースティック寄りで楽器寄りのように思えますが、Adoの「唱」みたいなハウスでマッシブな曲も奇跡的にフィットしてばっちりでした。音圧が凄い。
無線接続

対応コーデックはSBCのみですが、無線でも接続が可能。
iphoneやipadからも接続できますし、PCと繋ぐことも出来ます。
私のPC※の規格と相性が良いのか、かなり低遅延。
音質も十分に高音質なので、有線すっ飛ばして無線のままでもこだわらなければ普通に実用出来るレベルでした。
※ASUS TUF GAMING B650-PLUS WIFI Bluetooth 5.2(AT-SP3Xは5.3)
本来の使い方としては、機材を横断して音楽を聴くのがメインですが、二台までマルチポイントも出来るのは何気に高機能です。
レコードプレーヤーについて

最初に言ったある理由とは、そうレコードプレーヤー。
元々AT-SP3Xはアナログに最適化されたチューニングが行われており、オーテクもレコードプレーヤーとのセットを激推し。
AT-LP70XBT(プレーヤー)とAT-SP3Xを購入したのですが、今回はDACを挟んだ上でデスクトップ利用を想定、音質評価を混ぜるとよくわからなくなると思ったので分けてます。
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まとめ

オーテクってこういうメーカーなんだよなぁ。
必要最低限だけど、ハイエンドと戦えるポテンシャルを秘めている。そういう製品が多かった。
私の持ってるAD700x(1万円)も別ベクトルでADX3000(15万)と普通に戦えてますからね。
割り切りが良くて高品質というのが本質かもしれません。
そういう意味ではAT-SP3Xもかなりの割り切り型。
繋ぐ機材次第ですし、基本的に同社製レコードプレーヤーとセットで使うことが想定されたスピーカーです。
今回に関してはZENDAC3との接続でしたが、かなり相性の良さを感じました。
両方ともハイコスパなので、デスクトップで安く質の高いシステムを組みたい方におすすめ出来ます。
ちなみに海外ニキ達からも「これでええやん、これ以上求めんわ」と大絶賛。
ランニングコストをかけずに音楽を楽しみたい方に適してるスピーカーなので、良ければみなさんも選択肢に入れてみて下さい。
本記事は以上です。
ありがとうございました!
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