
はじめに
私は基本的に機材を買うと、壊れるまで使うタイプ。
そんな可哀そうだけど10年近く最高の相棒だったカメラがこちらオリンパス ペン E-PL1。

綺麗な状態ですよね、嘘みたいですが、これで壊れてるんです。
正確にはデフォのレンズの内部が壊れてしまい、ズームするとオートフォーカスが合わない上にぐにゃって一瞬歪んでしまうというもの。
さすがに、物撮りで単焦点で挙動の怪しいレンズはちょっと使うのは厳しい。
ということで!
新しい撮影用の機材としてFUJIFILM X-T30 IIIを購入しました。
理由は、たまたま新製品として出ていたから。
それくらいの温度感のカメラ好き、ライトユーザーのゆるいレビューとしてお楽しみください。
FUJIFILM X-T30 III 実機レビュー
デザイン外観

レトロですね~、フィルムカメラっぽいけどかなり無駄が削ぎ落されていて、ミニマル。肩から下げて持ち歩いても、場所を問わず浮かない秀逸なデザインです。

キットレンズはズーム付なので、にょきっと出てきます。
よくあるエントリー向けのレンズって感じですね。手振れ補正が4段付いている割には軽量で取り回しの良さが光ります。

上部、業界では軍艦とか言うみたいですね。ダイアルがぱっと見で使いやすいですが、操作は最初は少し難解に感じます。慣れが必要。
触ると冷っとしてるので亜鉛とかの合金?かも。

裏側にはチルト出来る液晶モニターと電子ファインダーが装備、正直このタイプのカメラでわざわざ「ファインダー使うかなぁ」と思っていましたが、これがめっちゃ便利。

薄暗い中で撮影する時にモニター越しだと目がチカチカしたり、明るい場所で見えにくいシーンも多いですが、この電子ファインダー越しだと、どんな状況でもはっきりと被写体を捉えることが出来ます。
アイセンサー搭載なので、覗き込むと自動で切り替わるので使いやすい。
ファインダーオンリー、モニターオンリーにも設定が出来るので、気分に合わせて楽しみ方や運用方法を変えれるのも良いですね。
ブログ用の写真を撮ってみる

大前提として、私は写真教本に載ってることが多少わかるくらいのライトユーザー。
そして、基本オート撮影です、今までもこれからも。
今までペンで撮ったブログ内写真との比較で、オリンパスペン→X-T30 III(プロビア)と撮影画像を並べてみます。

オリンパスペン

X-T30 III

オリンパスペン

X-T30 III

オリンパスペン

X-T30 III

オリンパスペン

X-T30 III
まぁぶっちゃけ変わらん。
ただ、オリンパスペンで撮った写真は晴れの日に自然光をしっかり当てて、白のコンパネでバシバシ光を反射させてますが、X-T30 IIIでは曇り時にそのままで撮ってます。
要はセンサーの性能がジャンプアップしてるおかげで、撮影難度が下がってとにかく楽。出来るだけ自然光で撮りたいので助かる部分ですね。
出来上がりの写真自体は物撮りではそこまで変わらない印象です。
元々ペンは優秀、風景だって普通に撮れますし。↓

まだX-T30 IIIを買ってからは旅行もしてないので、風景写真が少ないですが、シュミレーション込みで大きく違いが出る感じ。

↑この写真はX-T30 IIIですが、フィルムシュミレーション(アクロス)の威力がすごい。
シルバープリントの手伝いをしたことがあるのですが、そういう雰囲気がデジタルでも出ています。



【比較写真の記事】
追記 フィルムシュミレーションレシピで遊ぶ
フィルムシュミレーションのFS1~3まではカスタムが割り当てられるので、ちょっと遊んでみました。(すべてトリミング)

王道のKODAK系ですね。
海外のフジフィルムウィークリーを参考に作ってみました。

こちらは、パシっととれる街中スナップ用のメリハリブルー系。
何気に重宝しそうな気がします。

シルキーだけど、フォグっぽい感じもする万能エモ設定。
これは物撮りにも使えそう、森とか自然を撮るのにもよさげ。
こんな感じでFS1~3まで設定してローテーションで撮ってます。
基本的にはデフォルトで入ってるシュミレーションの方がノイズレスで綺麗には映るので、こっちは完全に趣味ですね。
※微調整を重ねていつ撮っても夜明け前っぽくて、映像作品みたいな雰囲気を狙ってみました。気に入ってるので今はこればっかりで撮ってます。

キットレンズは実際どう?(XC13-33mmF3.5-6.3 OIS)

想像以上に万能で驚きました。
スマホみたいな感覚で使える13mm~16mm、物撮りとスナップに適した23mm、寄って撮りたい時や風景にも使える33mm。
上手く段階ごとに意図があって、普通に使う分にはこのレンズだけで大体いけちゃいます。最短撮影距離が20cmなのでブログ記事用のレビュー製品を撮るのにかなり便利。
手振れ補正も4段搭載されているので、本体に手振れ補正機能が無いX-T30 IIIではまさにデフォルトとして欲しいレンズです。
軽くて収納すると薄いので、パンケーキを追加するよりまずはズームレンズを買った方が満足度が高いかもですが、XF23mmF2.8を乗せると超軽量のスナップ機が完成するのでこちらも魅力的。
初心者であっても次買い足すレンズの選択がしやすい、フジフィルムが「沼にはめる」気まんまんなキットレンズです。
不満点
※興味が無い方はスキップ推奨です。

AFが遅い時がある(オート時)
オートフォーカス自体は確かに早いですが、割と高頻度で被写体の選択に迷うことがあったり、選択できずレッドカラーになることがしばしば起きます。
スマホに慣れてるとこの点は煩わしく感じると思います。特に夜間や薄暗い環境では顕著です。※追記 AFをデフォルトのシングル→ゾーンに変更すると良好になりました。
たまにフリーズする
10時間ほど撮影しましたが、その中でフリーズが4回ありました。具体的にはPC(win11)に繋いだ時にオンオフボタンの切り替えで1回。
それ以外は、撮影中撮った写真を本体ディスプレイで確認して復帰する際にフリーズ。確認写真から一切動かない状態になるというもの。
まだ、その条件、再現性がはっきりしていませんが、電子ファインダーのみにしてるのが原因の一つになっている気がしますね。
高頻度ではなく普通に使えてはいるので、アプデに期待です。
誤作動するボタン類
ここは結構ストレスです。
Qボタンや操作バーが、ダイヤルを回したり、持ち替えたりしてる間にしょっちゅう誤作動してしまいます。特にバーですよね、なんでこんなにぐにゃぬるで高感度なのかちょっと意味がわかりません。もうちょいカチッとした操作感で良かったのでは。
エントリーとは・・・・
簡単にスマホより綺麗、ファミリー向けのエントリー機、そのようにPRされまくっていますが、実態は「硬派な沼始めカメラ」です。
中級者以上向けであり、初心者の中でも合っているのはカメラをこれから本格的に趣味にしたい人。
第一、レンズキットで実売17万ほどのカメラがエントリーというのは少しズレを感じます。10万円付近もしくはそれ以下ならわかりますが・・・。
海外ではボディが大体999ドル/949ユーロなので、広報やPRが海外に引きずられて、海外向けのPRを地続きで行っているような違和感を感じます。
【まとめ】スマホじゃなくてカメラな理由

格好よいからですね。キリっ
想像してみてください、スマホでパシャパシャ撮るよりそれっぽい機械で撮ってる方が通な感じしません?
まぁ、半分は冗談です。
私は周りがスマホを持ってiPhoneだ~OPPOだ~シャオミだ~って言ってる中、ミノルタの古いフィルムカメラでバシャバシャ撮ってました。(浮きまくり)
その時現像した写真の綺麗さ、雰囲気、手触りが基準としてあるので、どうしてもスマホの写真では違和感がある。
そうなると、カメラを別に持つという選択肢が生まれているだけで、あまり深い理由はありません。
あとは物持ちの違い。
今回Xperia 1 VII(スマホ)も選択肢に入ってましたが、OSのアップデートが6年なのでそれ以降は端末としての価値が下がりますし、カメラだけ使うとしても割高に感じる。
なので、同価格帯で道具として長く使えるX-T30 IIIを購入した経緯があります。
オリンパスペンが10年使えたので余裕でそれ以上使えると思います、センサー性能も高いのでレンズが壊れてもレンズを買って延命も出来ますし。コスパが良い。
色々と語りましたが、
結局はカメラで撮ること、その結果である写真が素晴らしいことがわかっているからです。
撮る体験より、成果物の方が大事ですが、その過程によってやはり成果物も変わるということ。そしてそれは楽しくて素晴らしい。
趣味としても飽きがないジャンルですし、かなり用途が豊富なのでみなさんも良ければ「カメラを持つ」ということも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
その最初の出会いとして、キットレンズが優秀なX-T30 IIIは最適ですよ。
※ちなみにですが、本記事のX-T30 III本体の撮影はズームキットレンズで延命したペン。まだまだ使えるのであと10年は大丈夫そうです。

【関連記事】

