
はじめに
各所で話題騒然となっているHDB 630、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている大人気商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてHDB 630の本質に迫りたいと思います。
HDB 630 とは

ワイヤレスヘッドホンの新たなサウンド世界
自由なオーディオ体験を実現するフラットでニュートラルな音色、最大60時間の超ロングライフバッテリー、アクティブノイズキャンセリング、プロレベルのパラメトリックEQ。
ゼンハイザーがより良い音質を追求するオーディオ愛好家に届ける、死角なしのHi-Resワイヤレスヘッドホンです。
自社開発の高性能42mmトランスデューサー

マグネットホルダー背面に新しいアコースティックメッシュを追加し最適化、中高域と高域下部の音の輪郭を整え、ニュートラルかつ美麗な中高域と広大なサウンドステージを実現。
また、ドライバー内部の空気の流れをコントロールした上でトランスデューサーを角度を付けて配置、スピーカーで聴いているかのようなリスニング体験を創出します。
ノイズキャンセリングでオーディオ体験を自由自在に

街中の喧騒や地下鉄の騒音など、防音室の外はノイズに溢れています。
だからこそ、アクティブノイズキャンセリングを非常に強力でありながらも再生音に干渉しないように、密閉型の不要な反響も抑えるように最適化。自然かつノイズの少ない環境で常に本物のオーディオ体験が可能です。
バッテリーは駆動時間ではなく、駆動日数の時代へ

最大60時間の長時間再生、ハイレゾモードにANCをオンにした状態でも45時間再生のパワフルな一台。時間ではなく、日数レベルの駆動を実現しています。
外に持ち運ぶ、真に妥協ないワイヤレスにはケーブルレスにするだけでは不十分で、頻繁な充電から解放されることを目標に開発されています。
エキスパート仕様のパラメトリックEQ

サウンドエンジニアのように周波数帯域やフィルターを定義することが可能で、無限のカスタイマイズ性を誇ります。帯域の中間周波数と幅を任意に設定した後、帯域全体に調整するフィルターを選択。
また、録音が古く、楽器やボーカルが極端に左右のどちらかに偏っている音源などを聴きやすくバランス調整するためのクロスフィード機能も搭載しています。
主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 装着方式 | オーバーイヤー |
| 音響設計 | クローズド・バック |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.2 |
| 対応コーデック | aptX™ Adaptive / aptX™ HD / aptX™ / AAC / SBC |
| 最大対応解像度 | 最大 24bit / 96kHz (USB-C、アナログ入力、BTD 700 Bluetooth® USB-Cドングル使用時) |
| 周波数特性 | 6Hz – 40kHz(USB / ライン入力 / aptX Adaptive 96kHz時) 6Hz – 22kHz(その他条件) |
| トランスデューサー | エレクトロダイナミック(ムービングコイル) |
| 公称インピーダンス | 480Ω(アクティブ) |
| 最大音圧レベル(SPL) | 105 dB(1 kHz / 0 dBFS) |
| 全高調波歪率(THD) | 0.2%未満(1 kHz / 100 dB SPL) |
| イヤーパッド素材 | レザーレット(合成皮革) |
| オーディオケーブル | 3.5mmプラグ付き 1.20m 着脱式(右側接続) |
| USBケーブル | 1.20m(USB-C to C) |
| 質量 | 約311g(ケーブル除く) |
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- momentum4と比較すると明らかに音が良いです。変な誇張も歪みも無く、まるで有線で聴いてるような気分になります。フラット傾向とはいえ、低域はどっしりして、中高音は刺さらず綺麗に聴こえるので隙がありません。このジャンルでは最も音質の良いヘッドホンだと思います。
-
自然な音の広がり、質の高い低音、それに埋もれず耳に美麗に届くボーカル。本来ならば家でじっくり聴き込むサウンドをそのまま持ち運べるのは最高です。ノイキャンも優秀なので、いつでもどこでもリスニングルームのような静寂の中で浸れます。
- B&W Px8 S2と価格差こそあれど、しっかりと戦えてるヘッドホン。音質はB&Wに比べるとニュートラルでフラットだが、EQでの設定で本領発揮。この調整幅と自由度の高さが本機の真の価値であって、調整して好みを探ることが楽しい方は唯一無二のヘッドホンになることでしょう。
-
少し古い音源、例えば70~80年代くらいのロックがかなり相性が良い、まるで当時のコンサート会場にいるような臨場感があって感動してしまった。もちろん、こまかくEQで調整してますがノーマルでも十分に良い音。泣かせてくれるワイヤレスは久しぶりです。
-
EQでどこまでも自分の好みの音に近づけることが出来るので、音質に対して不満が全く出ない。それでいて、本体の中の空気の逃がし方が秀逸なのか、自然な臨場感と広大な音場を実現している。バッテリーも長時間再生(60時間)が可能で何時間でも聴いていられる。あまりにも質が高い。
否定的なレビュー
-
ノイズキャンセリングが平凡すぎだし、合皮が汗っかきでもないのに水気でペタペタするし、わざわざワイヤレスで使う意義が無い。普段使いはセールで半額で買ったBose QC Ultraに結局落ち着きました。快適さと強いノイキャンは必須ですね、このジャンルは。
-
まぁこれならBTD600とMomentum4でいいよなって感じ。ニュートラルサウンドって言えば聞こえがいいけど、EQをどういじっても低域がちゃんと出てこないし、私にとってはただのつまらないサウンドでした。マニアや評論家だけ喜ぶヘッドホンですね。
-
ワイヤレスなのに快適さを捨ててるので、人を選ぶのは間違いない。かといって8万越えの音質かと言われるとそうでもない、Px8 S2のようにブランドが聴かせたい音や個性というのが全く感じられないヘッドホンです。この価格で売るならもうちょっと頑張って欲しい。
-
買った人や専門家はみんな絶賛してるけど、価格でおかしなってない?Momentum4に比べて何も優位性を感じない、操作性もクセありだし、重く不便になっただけのヘッドホンでしょ。あと、ドングルありきもいい加減やめて欲しい、端子傷めそうで鞄の中で気を遣うんだよ・・・。
-
側圧がやたら強い上に重い、そしてイヤーカップの形状と合皮が悪いのか、そもそも小さいのか蒸れまくる。20分ほどで限界でノイズキャンセリングの効果も弱いので外で使うなんて考えられません。音質以外を求めると私のようにメルカリ直行ですよ。気を付けて。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
ニュートラルサウンドと自由度の高さが感動音質を生み出すが、平凡なノイズキャンセリングと装着感の悪さが目立つ、コンセプトが曖昧なマニア向けヘッドホン。
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見がこちら、
・ニュートラルサウンドで音場が広い
・ノイキャンは平凡で装着感が悪い
・EQの調整幅と自由度が真価
ニュートラルさと聞くと「つまらない音」と捉えられることもあるかもしれませんが、HDB 630の場合、その真価は自由度に重点が置かれています。
ゼンハイザーが魔法と銘打ったパラメトリックEQは、直感的かつ従来より細かく、周波数ごとに精細にコントロールが可能。要は素性の良いドライバーが用意されていて、後はユーザーが音質を好みにカスタム出来るということ。
オーディオ好きにとってはロマンしかありませんが、知識と根気も必要なのでコツコツ調整が苦にならない、かなりのマニア向け。
ビギナーだと要素が多すぎて困惑しますし、使いこなすまで時間がかかると思います。
そして、装着感については特に重さと蒸れへの言及が多い。
ゼンハイザーの合皮はそもそも蒸れやすく、ナッパレザーを使ったPx8 S2とは大きな違いであって、装着感と快適性の違いは明らかです。

Px8 S2とHDB 630はほぼ同じ重量なのですが、HDB630の方が圧倒的に重さへの不満が多いのは、「ハイファイを外に持ち出す」というコンセプト通りの価値を全ての要素で提示出来ていないとも言えます。
ノイキャンは音質への影響を最小限にするために、ギリギリまで効果を絞っているそうなので、その部分も悪い方へ解釈されている傾向がありますね。
ただ、しれっと高級アンプに搭載されているクロスフィード機能が付いていたり、最大60時間再生、BTD700での安定したリスニングという、ゼンハイザーらしさを感じる部分はしっかりとあります。
個人的にも、本体はパラメトリックEQであり、最近のMOMENTUMシリーズは物足りない、そう思っているユーザーほど価値が出るヘッドホンだと思います。
本記事は以上です。
ありがとうございました!
【関連記事】
結局どうなの?シリーズ カテゴリーの記事一覧 - どろのヲタブログ