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おっさん大活躍!!中年主人公ファンタジー漫画5選【異世界/なろう/おすすめ/片田舎のおっさん/野人転生/など】

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はじめに

にわかにブームとなっている「おっさん系作品」。

主に異世界転生が多いですが、冴えない風の中年男性が無双し大活躍する様は爽快です。

 

ストーリー自体も落ち着いたものが多く、通常のなろう系のような主人公がサイコでハーレム万歳!みたいな作品が少ないのも特徴です。(それも好きですが)

 

今回は、そのようなおっさん系作品の中で、個人的にアニメ化を期待している作品を5つ紹介したいと思います。

※画像の著作権は全て著作者及び著作団体に帰属します。

片田舎のおっさん、剣聖になる

乍藤和樹 (著), 佐賀崎しげる (著), 鍋島テツヒロ (著)

絵:☆☆☆☆☆ 物語:☆☆☆☆★ キャラ:☆☆☆☆☆

あらすじ

「ベリル先生を騎士団付きの特別指南役として推薦しました」

片田舎の村で細々と剣術道場を営む男、ベリル・ガーデナント。そこへ若き王国騎士団長に昇り詰めたかつての教え子、アリューシアが訪れ騎士団付きの特別指南役として王都へ行く事に。大成した弟子達と再会し、盛り立てられるベリルの運命は?

実は最強!冴えないおっさんの成り上がり

今一番来ているおっさん主人公のなろう漫画、と言っても過言ではない作品です。

転生などは無く、魔法も使えずチートも無し、田舎で剣術道場を営む冴えない中年、しかも常識人かつ実直な人柄。

 

そのようなベリルですが、実は当人の評価以上に剣術が最強クラス。

師匠が強いことを疑わない弟子達に引き立てられ、その持ち前の剣術を発揮し数々の難題や事件を解決に導きます。

テンポ良し、ストーリー良し、絵の上手さ、特にベリルの強さを表現するための細かい演出が秀逸。弟子達だけがベリルの強さを知っているという点もスパイスになっており、バトルごとにどう強さを見せつけてくれるかワクワクします。

 

コミカライズとしては大成功の部類で実際かなり売れているので、間違いなく今後アニメ化するでしょう。

今のうちに履修しておいて損はない作品です。

鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ

日森 よしの (著), たままる(著), キンタ(著) 

絵:☆☆☆☆☆ 物語:☆☆☆☆★ キャラ:☆☆☆☆★

あらすじ

元社畜のエイゾウは猫を助けたことをきっかけに異世界に転生し、チート級の鍛冶スキルを授けられる。エイゾウはそれを活かして念願のモノ作り&スローライフを満喫する..・・・はずだったのだが、なんだか評判になってしまい・・・!?

俺なにかやっちゃいました?【おっさんVer】

数々の異世界転生ものがありますが、「おっさんだったらどうなってた?」

という妄想を満たしてくれる作品です。

 

作画のレベルが特に高く、漫画家さんが実際の鍛冶現場を取材したり、実物の弓を資料として買ったり、かなりの熱意とこだわりをもって世界観を実現しようとしています。

 

そのおかげか、よくあるバァーーン!とやったら強いの出来た!

というようなものでは無く、工程も含めて丁寧に見せ、鍛冶場の熱気、エイゾウの熱意まで伝わってくるような鍛冶シーンとなっています。汗の描写も良いですね。

メインはスローライフですが、エイゾウの作ったものが思いもよらぬ性能で、「やっちゃいました?」になりかけたり。※年の功で上手く対応策を練る。

 

もちろん、定番のモフモフ美少女と同居もありますが、師弟関係や家族と言った方が適当で、田舎で器作ったり、そば打ったり、木工職人になったり、こういう余生送りたいなぁ、が上手くなろうライズされた癒される作品です。

異世界召喚おじさんの銃無双ライフ

森尾正博 (著) 

絵:☆☆☆★★ 物語:☆☆☆★★ キャラ:☆☆☆★★

あらすじ

サバゲー好きのサラリーマン・古賀大介は、40歳の誕生日を迎えた日に異世界に召喚された。現実と異世界を行き来しながら、異世界を救うことになった大介に与えられたのは、「エアガンを本物の銃に変化させる能力」。異世界で出会った女性剣士・レナと共に、大介は唯一の銃使いとして会社終わりに異世界で無双する!!

なろうインスパイアのおっさん銃無双

この作品は、いわゆる「なろうインスパイア作品」

直系では無く、あくまでインスパイア。つまり、最近増えてきたなろう小説を原作に持たない、なろう風の異世界転移漫画です。

 

内容的にはド定番転移系ですが、あくまでサラリーマンという体裁を崩さないのが面白いポイントです。名刺を渡すとその人の元へ転移出来たり、仕事帰りにふらっと異世界転移したり、対応が杓子定規だったり。

そんな主人公ダイスケの趣味はサバゲーであり、異世界ではエアガンが実銃に変化するチートスキルを持っています。銃の登場順がサバゲーを始める人に勧める順序と同じで、サバゲー好きにはわかる「あるある!」が詰まっています。スパスで盛り上がれるのはサバゲー民位かと。

 

そして、実用を求めるのは最初だけで段々とロマンに偏っていくのも同じで、ハンドガンやライフルに留まらず、とんでもな兵器を持ち出して敵を打倒していきます。

 

どこまで行ってもエンタメ作品なので、気楽にインスパイアを楽しみたい方におすすめの作品です。

領民0人スタートの辺境領主様

ユンボ (著), 風楼(著), キンタ (著) 

絵:☆☆☆☆★ 物語:☆☆☆☆★ キャラ:☆☆☆☆★

あらすじ

「私の領地、草しか無い」

長きに渡る戦争での活躍から“救国の英雄”と称された男・ディアス。彼に与えられた報酬は、広大な領地――のみであった。現地に暮らす鬼人族の少女・アルナーと出会った彼は、領主として第二の人生を歩み始める。

無自覚無双系おっさん領主のスローライフ

草しか無くて草。状態で放り出され、とりあえず寝るか・・・なんやかんやあって鬼人族の少女と仲良くなって領地経営が上手くいきだした!

 

という、なろうらしいスピード感で話が進みますが、基本的にはスローライフ。

そして、ディアスの無自覚系無双がメインです。

 

ディアスは魔法を使えず、力こそパワーで戦場を生き残ってきた猛者です。

普段はやさしくのほほんとしていますが、いざ戦闘になると「全部ぶっ飛ばしたら早い」的な脳筋になり恐ろしい強さを発揮します。

このディアスの性格も相まって、他国や貴族から陰謀めいた謀略や暗殺などがあっても、最後は力で解決!となるので見ていてストレスがありません。

 

勿論、そんな人間に領地経営は難しいのですが、徐々に人材が整っていき、交易路が整備されて軌道に乗り始めるまでも面白く、街作りものとしても読みごたえがあります。

 

絵柄も安定、鬼人族のヒロインも可愛く描かれ、適度に原作を補完するような演出が優れた良作コミカライズです。

野人転生

小林 嵩人 (著), 野人 (著) 

絵:☆☆☆☆☆ 物語:☆☆☆☆★ キャラ:☆☆☆★★

あらすじ

姓名と風貌から、「野人」と呼ばれている野崎人志は、ひょんなことから異世界に転生させられる。やる気のない神様から雑に説明を受け、いよいよ異世界生活が始まると思ったら、全裸で森にひとりきり。
周囲は危険なモンスターばかり、魔法もなければチートもない状態で、頼れるものは己のサバイバル知識と空手のみ・・・!ハードモードな異世界生活、ここに開幕!!

空手使いのおっさんが異世界でガチサバイバル

樹皮を剥いで腰ミノ作って、水源を確保して、拠点を作って火起こしして、罠を作って小動物を狩って・・。

まるで海外のクラフト系サバイバルゲームのように、黙々と環境を整えていく様はまさにガチ。ご都合主義や、チートスキルもありません。

 

授かったのは転生前から修練していた「空手」というパッシブスキルのみ。ゴブリンもただの素手物理で対抗します。

絵柄もTHE青年誌!という媚びを感じない硬派なもので、格闘シーンもかなりリアルで重みを感じます。※初期のヴィンランドサガっぽい。

ここには引用出来ませんがグロいシーンもあり、モンスターや人の欠損という点では群を抜いて描写にリアリティがあります。

その後森から出て環境が変わりますが、そこでも簡単には行かず次々と命の危険が迫ります。総じて異世界なろうというよりは、戦記物、サーガのような雰囲気の漫画です。

 

リアリティある世界観とダークな物語、格闘術、剣と盾メインの中世的戦闘。

ストイックでハードな漫画が好きな方にはおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

意外とバリエーションが豊富で、通常なろう系とは毛色が大きく違うので新鮮ですよね。中年でしか成立しない世界観と展開はとても魅力的です。

 

特に、片田舎のおっさん~と野人転生は、枠にハマらないハードな展開と爽快感を両立しているイチオシ作品です。

青年漫画好きにもお勧めなので、この機会にぜひ楽しんでみてください!

 

本記事は以上です。

ありがとうございました!

 

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