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結局どうなの?HD 660S2のリアルな評判【ゼンハイザー/開放型ヘッドホン/ユーザーの声】テンプレ

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ゼンハイザーの開放型ヘッドホン

はじめに

名機と名高いHD 660S2、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。

 

ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?

分かりづらい現状になっています。

 

本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてのHD 660S2の本質に迫りたいと思います。

HD 660S2とは

ニュートラルさとバランスの良さでオーディオファイルサウンドのベンチマークでもあるHD 660Sに豊かな低域を加え、さらに深みのあるものへと昇華したゼンハイザーの【新たな伝説】とも言えるハイエンドヘッドホンです。

今まで以上に音楽がドラマチックに

繊細な音の再現力はそのままに低域を豊かにする。

この相反するミッションを鮮やかに成し遂げたHD 660S2は何年、何十年も聴いてきた馴染みの楽曲から初めて耳にする楽曲まで、より豊かなサウンド体験をユーザーに届けます。

違いはトランスデューサーと振動版

自社開発の高性能42mmトランスデューサーに改良を加え、潤沢な低域と繊細な高域を両立。ラミネート加工を行ったDuo-Folテクノロジー振動板に柔軟性をもたらせる工夫により豊かな低域を創出し、共振周波数を前モデルの110 Hz から HD 660S2 は 70 Hzにまで下げることに成功しています。

深く正確なサブベースが広げる全てのサウンド

最低域の音圧を倍にすることにより、高い精度とバランスでサブベース、ミッドベース、それ以上の周波数帯域を再現。打楽器やエレクトロミュージックなどがより聴きごたえのあるものになります。

コイル重量を10%ほど軽量化し、振動板素材の柔軟性により高域の振幅に対する追従性を高め繊細な音の再現性もアップしています。

デザイン面や装着感も高いレベルを実現

ブロンズのロゴは主張しすぎない品の良い高級感あるデザイン。

イヤーパッドはソフトなパッドとベロアを組み合わせ、適度な側圧で頭にフィットし、あらゆる不快さを排除した開放型の設計は何時間にも渡るリスニングでも変わらない心地良さを提供します。

実際に購入したユーザーの声

肯定的なレビュー

  • 感動の音質です。高音は煌びやかなのに刺さらず、中音はボーカルも艶っぽく、そして低音も不足無くしっかりと支えてくれる。開放型なので音場も広く本機の作り出す空間は見事としか言いようがない。
  • 開放型なのにしっかりと低音が出ていて驚く、高音のレスポンスや再現度、全体的なバランスが良く、どのジャンルの音楽にも没頭できるのは流石ゼンハイザー。万人に勧められる万能機だと思います。
  • ゲーミングにて専用のアンプに繋いでプレイしていますが、他ヘッドホンに比べると抜群に距離感や方向が掴みやすく定位がモヤっとしていないです。雰囲気と臨場感が良いのでRPGにもおすすめです。
  • 柔らかく聴き疲れせず、女性ボーカルも鳥肌が立つほど綺麗でうっとりするほど美しい音です。私の求めていたものを完璧に満たしてくれました。これから長い付き合いになりそうです。
  • 確実に先代の660Sより音質が上昇しています。解像度が高くも柔らかい音で、激しめの音源を聴いてもなぜか聴き疲れせず気持ちが良い。音に包まれているようなクリアさと音場の広さはヘッドホンを付けていることを忘れます。

否定的なレビュー

  • 前機に比べて低音の質感やタイトさはアップデートされているが、劇的な変化を感じるほどでは無い。660sと650の中間のような傾向で、買い替えの必要性はあまり感じません。総じて値上げされただけの中途半端な製品。
  • 300ΩなのでパワーのあるDACやアンプは必須で上流が整わなければ、満足のいく再生は出来ない。痩せたスカスカの芯が無い音になります。思っていた以上に苦労します。
  • 流石に値段が高すぎる、定価9万円の価値は流石に無い。値上げ分の音質の変化もそこまで感じない。パッケージもサステナブルなのか知らないけど、安っぽくて驚いた。
  • 低音とちょっとの解像度アップで3万円値上げ?円安といえ高すぎ。
  • 届いた瞬間思った「ゼンハイザー本気か?」パッケージは安っぽく、ケーブルの質も低く、本体も殆どプラスチック。これで600ユーロ。半額でもっと品質の高い製品が買えるのでおすすめ出来ない。(海外レビューより)

まとめ

ユーザーの意見をさらにまとめると、

開放型とは思えない豊かな低音と、解像度が高いバランスの良い音質。

出力機材を選ぶがポテンシャルが圧倒的に高く、価格に関してはかなり賛否両論なヘッドホン。

という結果でした。

 

肯定、否定共に多かった意見はこちら。

・開放型なのに低音がしっかりと出ている

・300Ωなのでスマホや低出力DAPでは歯が立たない

・値段が高すぎる

 

この中でも一番多かったのは「値段」について。

現在実売価格は8万円ほどですが、定価は96800円。前機660sは終売価格で5万円~6万円。約3万円ほどのアップデートに伴う値上げとなっています。

 

さらに、ヨーロッパ圏(ドイツ)のレビューを調べてみたのですが、内容的には日本と同じ「値段」についての不満が散見します。400ユーロ以下で売られていたものが、600ユーロ越えで販売されることに反感を持っているようです。

 

600ユーロは日本円で96000円ほど(執筆時)なので、誤魔化し無く円で換算はされていますが、ゼンハイザーの本社があるドイツでもこのような声があるので、さらに価格が上がっている日本で不満が出るのは当たり前なのかもしれません。

とはいえ、開放型の中では群を抜いてポテンシャルが高く、低音含めて素晴らしい音質を持ったヘッドホンであることには変わりありません。

マイナーチェンジで値上げだけするような会社も多い中、しっかりと部材にコストをかけ改良し、前機の不満点を解消してきた点は評価に値します。

 

安い方がより良いですが、値上げ分を加味しても唯一無二の価値があるヘッドホンなのではないでしょうか。

 

今回の記事はここまでとなります。

ありがとうございました!

 

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