はじめに
前回の記事はこちら。
名盤とは、演奏と構成に優れた録音盤のことです。
そして、アニソンという枠をはみ出たような優れたアルバムも多数存在しています。
今回紹介するのは
マクロスΔ
ワルキューレは裏切らない/ワルキューレ
です。
ストリーミング全盛だからこそ、一枚を通してじっくりと聴きたい。
そんなアルバムを視聴したユーザーの声と共に紹介します。
【ワルキューレは裏切らない】とは
作品紹介
マクロスΔはマクロスシリーズ7作目のSFロボットアニメです。
シリーズの特徴である、「歌」「戦闘」「三角関係」はそのままに、過去作の中でも異色作である「マクロス7」と「マクロスプラス」を掛け合わせたような世界観になっています。
最大の特徴として、歌に関しては五人組の女性音楽ユニット「ワルキューレ」が登場します。現実でもワルキューレ名義で音源が発売されており、「第31回ゴールドディスク大賞受賞」など幅広く活動が認められています。
アルバム構成と特徴
全8曲(内Instrumentalが4曲)、40分。
【曲目リスト】
1 ワルキューレは裏切らない
2 チェンジ!!!!!
3 Dancing in the Moonlight
4 ワルキューレがとまらない~without Freyja~ <ボーナストラック>
5 ワルキューレは裏切らない -Instrumental-
6 チェンジ!!!!! -Instrumental-
7 Dancing in the Moonlight -Instrumental-
8 ワルキューレがとまらない -Instrumental-
本作は劇場版「激情のワルキューレ」の挿入歌EDを収録した、歌唱カットverを除くと19分ほどのミニアルバム風のシングルディスクです。
「ワルキューレは裏切らない」
最終決戦での挿入歌。THEワルキューレな激しい旋律と力強いボーカルの歌い分けが秀逸な曲。それぞれのメンバーを細かくスイッチしながら節目ごとに美雲・ギンヌメール(JUNNA)のボーカルが着火点のような使われ方をしています。まさに五重奏。
「Dancing in the Moonlight」
劇場版EDテーマ。序盤のまるで凱旋したかのような壮大なメロディーから、転調し、ディスコと歌謡曲、さらに90年代シティポップが融合したかのような聴き心地の良いサウンドに変化します。全体的に歌い分けがはっきりしており、二番目のラップ調の部分も含め、メンバーの声と魅力がそれぞれ強く感じられるのが特徴です。
多彩な要素が含まれた【ワルキューレの集大成のような曲】
これはワルキューレの音楽プロデューサーである福田正夫が「Dancing in the Moonlight」を評した言葉です。実際に劇場版のED、そして後に発売されるライブアルバムでは一番最後の曲として収録されています。
本作は全曲に渡る密度の濃さと「Dancing in the Moonlight」の通常版が収録されている点において唯一無二の魅力を放っています。
視聴したユーザーの声
- ワルキューレのCDは全て買ってますが、今回もやはりワルキューレは裏切らなかった!80~90年代の曲が好きな方にはおすすめです。Dancing in the Moonlight~♪のフレーズが耳から離れません。
- 良い意味で裏切られたアルバムです、最初に聴いた時は敷居が高く感じましたが、聴き続けることでようやく追いつけました。ワルキューレはこのハイレベルな曲をダンスしながら歌いきる。改めてワルキューレの凄さを感じました。
- 曲数が少ないですが、どの曲も遊び心満載で本当良い曲。ワルキューレファンは必聴です。
- 4曲だけですが、全ての曲が聴きごたえがあります。満足の一言、素晴らしい。チェンジ!!!!はいつ聴いても飽きないパワーのある曲。
- 手抜きも無しいつも通りのサウンド、期待を裏切らないわ本当。バレンタインに見立てたジャケットも超カワイイ。
まとめ
レビューを読んでいても納得のものばかりで、本当に4曲だったっけ!?と聴いた後に思ってしまう密度の濃いミニアルバムです。(ちなみにジャケットの裏は絶対見て下さいね!!)
是非、アニメに興味が無い方も一度聴いてみて下さい。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
アニソン名盤紹介Vol.6はこちら。