はじめに
前回記事はこちら。
今回紹介するのは
メロキュア
メロディック・スーパー・ハード・キュア
です。
ストリーミング全盛だからこそ、一枚を通してじっくりと聴きたい。
そんなアルバムを視聴したユーザーの声と共に紹介します。
メロディック・スーパー・ハード・キュアとは
アーティスト紹介
メロキュアとは、「フルーツバスケット」「シスタープリンセス」など数々の楽曲を手掛けた岡崎律子とカードキャプターさくら主題歌「Catch You Catch Me」などで知られる日向めぐみ(現meg rock)の二人によるボーカルユニットです。
アルバム紹介
メロディック・スーパー・ハード・キュアをAmazon musicで聴く
全28曲、2時間4分。
【曲目リスト】
ディスク:1
1 Pop Step Jump!
2 1st Priority
3 めぐり逢い
4 「虹を見た」
5 木枯らしの舗道を 花の咲く春を
6 向日葵
7 Agape
8 birthday girl
9 愛しいかけら
10 Sunday Sundae
11 ふたりのせかい
12 ALL IN ALL
13 rainbow kind of feeling
14 So far,so near
15 しあわせ
16 ホーム&アウェイ
ディスク:2
1 1st Priority
2 Agape
3 ホーム&アウェイ
4 ふたりのせかい
5 Agape 〔水の惑星 version〕
6 So far,so near 〔acoustic version〕
7 Agape 〔switched edition〕
8 笑顔の連鎖
9 ボクのキモチ
10 夏の向こう側
11 ちいさなうた
12 my favoritz
本作は2004年にメロキュアが発表したアルバム「メロディック・ハード・キュア」に加え、アルバム未収録曲「ホーム&アウェイ」などこれまでのメロキュアの全て、そして新たな世界が詰め込まれた2015年発売のリマスターアルバムです。
「ストラトス4」「円盤皇女ワるきゅーレ」「奥さまは魔法少女」などの主題歌、挿入歌が中心となって収録されています。
2曲目の「1st Priority」は前向きな少年少女に向けたようなそっと背中を押す歌詞と、サビでの晴れやかなボーカルとコーラスが美しい曲。
9曲目の「愛しいかけら」はこれぞメロキュアといった、ウィスパーボイスとロックの交わった特徴的な世界観を強く感じることが出来ます。
そして、平成アニソン大賞においても大賞および特別賞に選出された、アニメ史に残る名曲、それが「Agape」です。
本アルバムでは複数のverが収録されており、その中でもAgape(水の惑星Ver)はメインボーカルが岡崎律子かつ、スローアレンジバージョンで必聴の曲になっています。
最後に流れる日向めぐみ作詞作曲の「my favoritz」は、一聴するとただの恋の歌にも取れますが、本アルバムの最後に収められている意味を想像することで、様々な解釈が出来ますね。
2004年に惜しくも活動休止になったメロキュア。
どれだけ時間が経っても"ふたりのせかい"は輝き続け、その音楽は現在のアニメソングにも多大な影響を与え続けています。
視聴したユーザーの声
- アニソンへの偏見を最初に取り払ってくれたアルバム、甘さと切なさ、包容力、血が通った人間味のある歌唱と旋律はメロキュアの危うさにも似た「ゆらぎ」を堪能することができます。
- ハスキーな岡崎さんのかすれボイスに胸がざわざわします、歌の上手い下手を超えた何か特別な力があるんだと思います。私はAgapeという曲でアニソンへの偏見が無くなりました。アニソンと言えど正当に曲として評価すべきだと反省。
- Agapeは言うまでも無く名曲、個人的には「虹を見た」がお気に入り。やさしいメロディーも歌詞も、なんとなく流すとほっとするような魅力があります。
- Agapeのスイッチverに出会えただけでも幸せ。携わったすべての方に感謝です。
- どの曲も新しく生まれ変わって、しかも非常にメロキュア的なサウンドに仕上がっています。ふたりのユニゾンや、オリジナル曲をスイッチしたバージョン等聴き所満載です。日向さん名義の曲は個人的には岡崎さんへのメッセージだと思います。
まとめ
レビューを読んでいても納得のものばかりで、2000年初頭のアニメシーンを経験したファンにとってはどの曲も、懐かしさと共に新鮮な曲だと再認識出来るでしょう。
アニメに興味が無い方も一度聴いてみて欲しいアルバムです。
ちなみにリマスター前の原盤はこちら。
日向めぐみさんの意向により廃盤は逃れていたのですが、流石にもう新品では売っていません。ただ、その分中古の数は多く出回りプレミア化もしていないので、見つけたらキープしておくのも良いかもしれません。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
アニソン名盤紹介Vol.5はこちら。
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