はじめに
名機と名高いmomentum true wireless 4、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてmomentum true wireless 4の本質に迫りたいと思います。
MOMENTUM True Wireless 4 とは
高度なワイヤレスオーディオを体感し、
MOMENTUM True Wireless 4と共に明日に踏みだす。
ゼンハイザーだけの特別なサウンド
ゼンハイザーの【TrueResponse】トランスデューサーシステムによる卓越したフィデリティにより、アーティストが意図する音楽をそのまま体験。
最高 24bit/96kHz、ワイヤレス視聴への完璧なビットバイビット伝送を実現するロスレスオーディオによって、クラス最高峰のサウンド品質が確立されています。
ノイズや邪魔な音から自由になる
MOMENTUM True Wireless 4は自動で周囲に合わせてノイズキャンセレーションを調節する最新世代のアダプティブANCを搭載。あなたとあなたの音楽の間を遮るものは何もありません。
イヤホンを外さずに周囲の音に注意を向ける、または他人の話に耳を傾けたいときは、低ノイズで自然なサウンドのTransparency Modeにより、外の音をワンタッチで取り込みます。
リスニング体験の未来を実現する
Auracast™* やLE Audio*といった、オーディオの共有、ストリーミング方法を変革するテクノロジーに出会いましょう。
Bluetooth 5.4互換による最先端のコーデックによる、卓越したワイヤレスオーディオの新たなベンチマークを体験し、リスニング体験の未来に歩み入ることができます
一日中快適でいられるよう設計
人間工学に基づいたデザインと柔らかいシリコン製イヤーチップにより、長く聴いたあとも快適でしっかりとしたフィット感が得られます。
新しい高品質バッテリーシステムによる驚きの30時間再生で、一日中つながり、活動し、楽しみましょう。バッテリー保護モードでは、さらにバッテリーの持ちを伸ばす高速充電も搭載しています。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- ゼンハイザーのチューニングに感心しました。ノイズや歪感が少ないことが判るハイグレードな高音質。バックグラウンドが静かで空間の透明感や音場の広さとして感じられ、そこに展開される音も非常にシルキー。永く使えば使う程、その価値が理解できるでしょう。
- 細やかで美麗。籠りの無いクリアなサウンド。3で少し感じた高音域の軋みも感じなくなり、優しくなった印象。ノイキャンの効きも良くなったので通勤でも活躍してくれて満足。
- ピヤホン7から乗り換えたが、利便性で圧勝で優勝。音質もDD一発とは思えない良い音でオールラウンダー。ノイキャンも進化してるのでこの値段でも文句なしです!
- 素晴らしいの一言です。ノイキャンの性能アップも嬉しいのですが、音楽を美しく再生する能力と、音場の広さが圧倒的な名機。現状BOSEと比べるとゼンハイザーの勝ちです。
- バッテリーの長寿命化はまだわからないですが、ノイキャンの進化にビビります。通勤時の電車でも低域から高域までトータル半減くらいのノイズ低減効果をしっかりと体感できます。
否定的なレビュー
- ノイキャンの性能が良いって書いてるレビューは正直怪しいと思う。必要最低限でそこまで効かないし、変なノイズが乗ったりして、たまーに左側が途切れる。
- ノイキャンオンの状態の音質が聴くに堪えません。エレキギターの高音域や女性ボーカルの声はキンキンするし、ロックなんて音楽として成立してません。
- Youtuberとかメディアが「進化した」「とどまる所を知らない」とか絶賛しまくってるけど、明確に進化したのはバッテリーだけ。実際は音質も据え置き、ノイキャンは相変わらず最低限、接続性も相性問題で不安定、変なバグも残ってる【ベータ版】イヤホン。
- 職場がイヤホンOKなので装着していますが、ノイキャンオンにしても人が動いたり椅子がきしむ音が普通に聞こえ、何を喋っているかも全部聞こえます。アクティブANCって何?っていう感じ。
- 進化したのはバッテリー寿命とデザインだけ。それで50000円はヤバいって。音質が良いって言ってる人みんなアプリの話しかしてないじゃん。それアプリの進化だから。デフォルトでは印象に残りにくい普通のサウンドだよ。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
生音のような美麗かつ臨場感あふれるサウンド、バッテリーも長寿命&長時間再生が可能になり進化しているが、高価格帯になったことで評価基準が変わってしまった製品。
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見はこちら。
・とにかく音質は最高でアプリ機能が凄い
・ノイキャンは相変わらず弱め
・値段が高けぇよ流石に!
この中でも触れずにはいられないのが「値段」について。
前機MOMENTUMTrue Wireless 3は定価39930円。そこからさらに一万円値上げして、定価49940円という高額な値段設定になっています。
バッテリー搭載なので、平均的な寿命は頑張っても2~3年。そのような物の価値が変わりやすい製品に、ポンっと5万円を出せる人は実際少ないと思います。
そして、ここ数年のゼンハイザー製品は為替による本体価格の上昇によって、高級ブランドという側面が強く押し出されていますが、実は海外ではそのような認識は薄かったりします。
例えば北米では定価299ドルなので、日用品の延長にある音響機器として評価されており、同じく299ドルで販売されているWF-1000XM5との比較が盛んという点も、日本での事情との大きな違いが伺えます。
個人的には、【他の追従を許さない高級イヤホン】としてブランディングされている現状は【高い=良い物】というバイアスを生み出し、それが音響機器の評価として正しいのかやや疑問が残ります。
ただ、製品としての質は高くしっかりと弱点をアップグレードしてるのは流石ゼンハイザーですし、発売を望んでいたファンにとっては値段がどうこうも関係無いと思います。
フラットに他製品と比較して迷っている方は、価格やブランディングだけに惑わされず製品を選ぶことが、最終的な満足度に繋がると思います。
本記事は以上です。
ありがとうございました!
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