【注意】
※ネタバレありのやや否定的な内容になるので、そういうのが苦手な方はこの先読むのをお控えください。
steamにてデジタルプレミアム版を購入、クリアしたので簡単にレビューします。
プレイ時間は40時間ほどでした。
私はペルソナダンシングシリーズに100点付けてる位の敬虔なる(あたおか)ペルソナ&アトラス信者です。公式がペルソナを継ぐRPGと宣伝しているので、ペルソナとの比較が多めです。
前作ソウルハッカーズは未プレイ、まっさらな状態での感想です。
まず結論
点数をつけるとすれば・・・
操作性☆☆☆ キャラ☆☆☆ ストーリー☆ グラフィック☆☆☆ 音楽☆☆☆☆
総合45点
正直面白くないです。
さらに言うと、進行具合によってかなり意見の変わるゲームだとも思いました。
私の感情の変わり方で言うと、
序盤
リンゴ可愛い、キャラも良いしテンポも戦闘理解すると良くて面白い、当たりじゃん。
中盤
・・・・、ん?何言ってんの?ちょっとストーリーについてけない。
ダンジョン面白くないな。ソウルマトリクスだるくなってきたな。
終盤
はよ終わってくれ・・・
と言う感じです。
とにかく中盤までは良作で楽しんでプレイしていましたが、中盤以降のストーリー、ダンジョンの出来が酷いです。
ダンジョンの出来
中盤以降のストーリーダンジョンは、同じことを何回もさせられ、エストマ(エンカウント無効)と暗殺者(歩行速度上昇)をかけてぐるぐる探索するだけで、ゲームを楽しむという感情は無くなり作業と化していました。
ギミックもペルソナを表面的に真似ただけのチープなもので、ロケーションも室内や薄暗いトンネルがメインなので飽きます。
さらにペルソナでいう所のメメントスのような存在、ソウルマトリクスは4層から嫌がらせのようなギミックが追加され、メモを取りながらでないと進むことすら出来ません。正直あまりの苦行に仲間の心とかどうでも良いよ、と思ってしまい。放置しました。
ペルソナのダンジョンがなぜ許されたかと言うと、凶悪な敵を倒すというモチベーションがそのままダンジョン探索へと繋がっていたからです。ギミックもロケーションも豊富でした。
メメントスもサクサク進められてメリットが大いにあるから楽しめたのです。
このゲームにそれがあるとは到底思えませんでした。
フィグの情緒について
ストーリーについては、大きいネタバレは避けますが、
私が特に気になったのは、フィグについて。
なぜレイブンに対してそこまで入れ込んでいたのか?
しっくりこないというユーザーも多いと思います。
DLCにそれを補完する内容のサブクエがあります。
端的に言うと、恋愛感情に近いものに揺れ動く、といった内容でフィグの変化と魅力を伝え、感情の発現とは何かを考えさせられる内容になっています。
最初からストーリーに組み込むべき内容だと思いました。
ただでさえ、意味不明なのに通常版を遊んでる人からするとポカーン、だと思います。
鉄仮面についてはお察しの通りチープな内容なので言及はしません。ラストも同様です。
良かった点
良かった点を挙げるとすれば、キャラと悪魔合体と戦闘、グラフィック。
特にサイゾーはお気に入りです。格好良い・・・。
キャラ
メインストーリーを除いたサブクエストではかなり深いことを言っていますし、キャラ総じて魅力的です。サイゾーなんて名言のオンパレードでした。メインストーリーになると全員IQが半分以下になるので、もしかしたらライターは別なのかもしれません。
悪魔合体
シリーズ通してほぼ同じ、「いつもの」が楽しめます。
最強の悪魔を目指す過程や、ぬるぬる動く悪魔を見ているだけで楽しいです。
戦闘
スタックを貯めてサバトでぶっ放すのが楽しくて、この辺はペルソナと比較しても遜色なく面白かったと思います。COMP改造やスキルも豊富で進めるごとに快適になりました。
グラフィック
PCに最適化されており、RTX3070で4k144hzも可能なほど負荷が軽量でした。安定性と負荷を考え4k60fps固定で遊んでいましたがRPGなので十分でした。
グラフィック自体はそれほど凝ったものではありませんが、前編通して安定してプレイできたので高スペックでなくても4kで遊べるのは貴重です。
まとめ
否定的な内容になりましたが、セールでDLC込み4000円なら当たりです。
私は発売日にフルプライスで買い、序盤が良かったので知人やレビューサイトで褒めて広めてしまいました。このレビューはその罪悪感による贖罪です。
フルプライスでは買うな。
その一言に尽きるゲームでした。