結局どうなの?COREIR(コレイル)のリアルな評判【日本ディックス/イヤーピース/金属コア/ユーザーの声】

はじめに

ハイエンドイヤーピースの決定版と一部界隈で名高い、コレイル

レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。

 

ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?

分かりづらい現状になっています。

 

本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてコレイルの本質に迫りたいと思います。

COREIR(コレイル)とは

金属ノズルを採用しているイヤホンに近い空間表現、音の再現性の実現を目指したハイエンドイヤーピースです。

日本ディックスのブランドではPentaconnが有名ですね。ZX707にも同社製ジャックが採用されています。

 

MとMS、MとL等、セット販売もされているので合うサイズに悩まなくて良いのは嬉しいですね。

音導管に金属コアを内蔵した新時代のイヤーピース

金属コアは音と切っても離れない関係にある黄銅(BRASS)が採用され、音導管の形状を保持することにより音の一致性が保たれています。

 

※黄銅とは・・

亜鉛が20%以上の銅と亜鉛の合金。加工性に優れ導電性が高く、真鍮と呼ばれることもあります。楽器ではトランペットなどに使用されています。

イヤホンのノズルと金属コアの衝突防止

金属コアには色付きのシリコン製クッションパーツを配置することで、イヤホン側のノズルとの衝突が防止されています。

 

クッションパーツにはCMYKの4色をサイズ順を意識しつつ配色することで、多くの方が隣り合うサイズと判別しやすいように工夫されています。

 

※本製品の金属コアは黄銅素材にニッケルめっきが施されています。金属アレルギーを持っている方は注意です。

実際に購入したユーザーの声

肯定的なレビュー

  • WF-1000XM4に装着。解像度が上がりキレの良い音、高音の抜けも良く、音の広がりも感じます。キレを求めるならこれ一択。
  • 金属コアすげぇ!!全体のスピード感が上がって迫力が増し、高音域のクリアさが格段にアップします!タイトな低音とあわせてクールにまとめ上げてくれます。
  • 相性が良いと噂のAZ-80で使用しています。中高音域は伸びが良くなり、ボーカルの残響が濃厚になりました。分離感も良くタイトで刺さる感じも無いのでとても上質なイヤーピースです。
  • 衝撃的なイヤーピース、装着感も良い、耳に吸着するようにフィットします。高音の特に金物の響きが素晴らしく、ふわっとした残響まで感じます。ここまで劇的に変わるとは思いませんでした。
  • クッキリクリアで、ボヤボヤ感が取れて元気な音になります。高いですが、良いイヤホンを買うより安上がりなので試してみる価値アリです。

否定的なレビュー

  • 低音がスカスカになり、音の濃厚さは感じられない。ちゃんとサイズも合っており、密着もしている状態でこれは酷い。評判が良いので期待してたが残念。
  • 高音が余計に刺さるようになってしまった、そのせいか装着感も悪く感じます。耳の奥が痛いし、痒いし、取った時に耳に残るわで本当に不便。もう使わないかな。
  • AZ-80、1000XM4にも装着してみましたが、ノイキャンは結構低下する・・・。普通に足音聴こえるようになってしまった。純正に戻します。
  • AZ-80に装着。音の丸さや豊潤さが無くなり、輪郭グリグリに変化しました。個人的にはしんどい音質なので純正に戻しました。特にアニソンがしんどい。
  • とにかく耳の奥が痛い、この金属部分が悪さしてて音が良かろうが無理。合わない人には合わないイヤーピース。あと値段が4000円とか高過ぎ。
  • 無駄にコストをかけて過剰な性能を持った使い勝手の悪い製品、という印象。普段使いのものに理想を求めすぎるとこうなる典型。ぶっちゃけ「金属」いる?

まとめ

ユーザーの意見をさらにまとめると、

全体がタイトになりキレキレの明瞭サウンドに変化するが、低音は弱くなり刺さりを感じることもある。装着感は合う合わないがハッキリする。

という結果でした。

 

肯定否定レビュー共に低音が弱くなる点は言及されており、

低音 DOWN

中音 UP!

高音 UP!!

といった内容がほとんどでした。

 

個人的には、中音域から高音域を盛れるピーキーなイヤーピースだが、ワイヤレスイヤホンにはやや不向きな製品、だと思いました。

ワイヤレスイヤホンがこれだけ一般に浸透し、人気があるのは便利だからです。コレイルはその便利さとトレードオフの要素がやや大きい印象です。

 

例えば、ノイキャンが低下したり、装着感の悪さから長時間使用が難しくなったり。

ノイキャンありきの繊細な音質チューニングのバランスを崩してしまうという側面もあります。

 

なので過度に期待せず、手軽に味変が楽しめるイヤーピース位に考えるのが丁度良いと思います。

 

有線イヤホンにおいては好みのセッティングを突き詰めていく上で貴重な製品です。

一つ持っておけば、オーディオ趣味の幅が一気に広がることは間違いありません。

 

今回の記事はここまでとなります。

ありがとうございました!

 

【追記/SHURE等細軸イヤホンについて】

専用アダプターを付ければ装着可能です。セット販売ではSpinfitが安いのでおすすめです。※CP800×1:内径2mm CP240×1:内径4mm アダプター×5:内径:2mm

【結局どうなの?シリーズ】