はじめに
名機と名高いEAH-AZ80、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてEAH-AZ80の本質に迫りたいと思います。
EAH-AZ80とは
パナソニックの高級音響機器ブランドこと、Technics(テクニクス)。
SL-10というレコードプレーヤーがニューヨーク近代美術館に所蔵される等、歴史と実力が折り紙付きのブランドです。
そのようなブランドが60年近く培った音響技術と、先進テクノロジーを高次元で結晶させたワイヤレスイヤホンがEAH-AZ80です。
※カラーはシルバー、ブラックの二種類。
Technicsが誇る音響技術を継承
Technics が培ったHi-Fi オーディオ技術、そしてワイヤレスイヤホンのための高音質技術が結集されており、低域から高域まで澄み切ったサウンドを追求し、アーティストの表現をありのままに再現しています。
アルミニウム振動板を採用した直径10mmのドライバー
テクニクスの有線イヤホンのフラグシップモデルであるEAH-TZ700に搭載のドライバーと同様のアルミ振動板、フリーエッジ構造を採用した直径10mmドライバーが搭載されており、色付けのないきめ細やかな再生と広い音場感を実現します。
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
デジタルとアナログの二つの方式を組み合わせた、デュアルハイブリッドノイズキャンセリングを搭載。業界最高峰の心地よい静けさと、どのような場所でも音楽と通話を楽しめる快適さが実現されています。
耳に快適に収まるフォルム、コンチャフィット形状
イヤーピースによる保持に加え、耳穴の周囲のくぼみであるコンチャ(耳甲介)にフィットするコンチャフィット形状が採用されています。
優れたフィット感を追求し、数多くの装着試験を経て検証を重ねることで、耳への負担も少なく、より安定した装着性を実現するフォルムが実現されています。
業界初3台マルチポイント接続
パソコンやスマートフォン、タブレットといった機器を、面倒な設定もなしで、3台までの機器をスムーズに自動切替。
ワイヤレスイヤホンの使い勝手を大幅に高め、音楽鑑賞はもちろん、リモート会議などビジネスの現場でも快適に使え、さらに機器は10台まで登録可能です。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- 全てがオールA、総合Sランクのイヤホン。5~6万円の有線イヤホンと遜色なくどんなジャンルでも自然で綺麗に鳴らしてくれます。驚いた。
- ノイキャンの圧迫感が少なくホワイトノイズも無い、音質への影響も無く自然に雑音を消してくれて、特に足音などの低音はしっかりとカットしてくれる。
- 形状が取り付けやすいのに首を振っても全然外れない、カスタムですかこれ??長時間付けていられるTWSの形状の到達点だと思う。
- タイトな低音、滑らかで煌びやかな中高音域、ボーカルも艶感があり音質の良さに衝撃を受けた。有線との併用でも違和感なく聴ける。ワイヤレスもここまできたか・・・。
- 3台マルチペアリング、十分なノイキャン性能、通話ノイズ軽減、専用アプリの素晴らしさ、装着感、そして音質の良さ!欠点の見当たらない私の中では最強のワイヤレスイヤホンです。
否定的なレビュー
- ノイキャンの効きがAippods Proに比べるとやや弱い、Ipadやiphoneしか持っておらずLDAC接続もしないので、結局使わなくなった。
- 音は正直普通。youtuberが音質を褒めまくっていますが、音質より機能面で選ぶワイヤレスイヤホンだと思う。
- ビルドクォリティが微妙で、ギシギシきしむ。音質もクリアとは到底思えず、こもってる印象、AZ60の方が高音は綺麗かも。
- ノイキャンは業界最高峰クラスではありません・・・。もう少し効いてくれたら嬉しかった。通話品質もまぁ普通、外音取り込みも普通。全体的に普通。
- 装着感が微妙で数十分で耳が痛くなる。意外と人というか耳の形選ぶと思う。音も派手さが無く迫力も無い、面白味の薄いサウンド。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
ノイキャンは弱めだが、有線顔負けの低音から中高音域までそつなく鳴らすクリアサウンドは圧倒的。機能性だけでも他機種と差別化できる強みを持ったワイヤレスイヤホン。
という結果でした。
ノイキャンが弱いという指摘は多く、肯定的なレビューにも散見されました。この部分が解決されていれば間違いなく現状トップのイヤホンだったかもしれません。
装着感もコンチャフィットに慣れるまで違和感を感じる方が多いようです。密閉感=圧迫感と感じる方もいる印象です。
個人的には、ワイヤレスイヤホンの新しい評価基準のあり方を示した製品だと思います。
マルチポイントが3台まで可能(業界初)、8つのマイクで高音質通話、アプリでの非常に細かい設定が可能、IPX4仕様など、これでも一部です。音質が良いのは当たり前で機能性で競う。
これからは他社製品も家電としてのクオリティをより求められるようになるかもしれませんね。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
【結局どうなの?シリーズ】