はじめに
今回は電子書読み放題サービス【Kindle Unlimited】についてです。
割とメジャーなサービスですが、毎年改善と作品数の増加を繰り返し、この一年間でも大きく変化しています。
今回はKindle Unlimitedの「漫画」について、実際に入会して思ったことや良い所、不満点などを書いていきます。
良かったらサブスク選びの参考にして下さい。
Kindle Unlimitedとは
Kindle Unlimitedとは定額制読み放題サービスです。
Kindle電子書籍ストアがある中での、サービスの一つとしてAmazon内で提供されており、漫画配信サブスク、小説配信サブスクなどと呼ばれることもあります。
200万冊以上読み放題
漫画、小説、ビジネス本、雑誌、洋書など、幅広いジャンルから好きなだけ楽しむことが出来ます。毎月ラインナップが変わり、新しいタイトルが続々と追加されます。
豊富な対応端末
Kindle端末だけでなく、スマホ、タブレット、PC(Win＆Mac)でもアプリ、ブラウザどちらからも利用可能です。(一部ブラウザ不可の本あり)
アプリ自体は無料なので、どの端末でもKindle Unlimitedを快適に楽しむことが出来ます。
月額料金
【月額 】
980円
年額プランやプライム会員割引等が無くシンプルな料金体系で、非プライム会員でも個別契約することが出来ます。
やや独立したサービスということですね。
ちなみにアマプラ自体の料金は、月額 600円、年額 5,900円。
電子書籍に関してはPrime Reading(下位サービス)が付属します。
Prime Readingとの違い
プライム会員であれば利用出来るサービスがPrime Reading。
Prime ReadingはUnlimitedの下位サービスになるので、様々な機能と読み放題の数に差が付けられています。
例えば、
・読み放題数が約1200冊しかない
・端末にダウンロードできる数が10冊まで(Unlimitedは20冊)
・個別契約不可
と言う感じです。
読み放題数は約166分の1、完全にUnlimitedのお試し版、プライム会員のオマケと言っても良いと思います。
Kindle Unlimitedの良い所
読み放題サービスとしては最長の無料期間
初回無料キャンペーンが常に30日間なのは、電子書籍読み放題サービスの中では最長です。※多くの他サービスの無料期間が2週間まで。
気軽に始められてしっかりと楽しめるのは他サービスには無い強みです。
漫画雑誌が豊富
後にも書きますが正直な所、Kindle Unlimited内での漫画作品は近年増えてきたとはいえ、少なめです。
ですが、漫画雑誌はかなり充実しているので少し紹介します。
【漫画雑誌】
・ドラゴンエイジ ・月刊コミックパンチ ・月刊コミックキューン
・ヤングエース ・月刊ブシロード ・電撃マオウ
・少年エース ・月刊コミックゼノン ・月刊コミックアライブ
・月刊コミックフラッパー ・チャンピオンRED ・月刊アクション
・電撃大王 ・月刊まんがタウン
・週刊漫画TIMES ・月刊アクション
中でも、月刊アクションでは「小林さんちのメイドラゴン」、少年エースでは「ソード・アート・オンライン」、電撃マオウでは「豚のレバーは加熱しろ」、など話題作も連載中です。
しかも・・・・、3ヵ月まで遡ってバックナンバーを読むことが出来ます！
これは強い。大手(ジャ○プ等)以外はほぼ網羅しているので、毎月雑誌を読むだけでもかなり暇が潰せます。
もちろんアニメファン向けの定番雑誌、アニメージュ、アニメディア、声優グランプリも配信されており、
・アニメディア 12ヵ月
・アニメージュ 6ヵ月
・声優グランプリ 10ヵ月
それぞれバックナンバーも豊富です。忙しい時期に見逃していた号もあったりするので、本当にありがたいです。
え？アニメ情報なんて「X」で見れば良い？声優さんの個人アカウントでいくらでも見れる？
いえいえ、雑誌には限定企画や限定イラストというものがありまして・・・雑誌は雑誌で味があるんですよ・・・・声優さんのオンの姿も良い物ですよ・・・・(古のオタク顔)
Kindleアプリの機能が優秀
サービスではなくアプリそのものの機能ですが、kindleアプリは自然に本を読むという体験を重視しているので、ページめくりのアニメーションと実際の本のような透かしを追加することが出来ます。
スマホやiPadではこんな感じ、すーーっとスワイプするだけ。
これがあると無いでは没入感が全然違います、ただのスクロールだと味気ないという電子書籍のデメリットを上手くカバーしている機能です。
この他にも、目次から選択出来たり、しおり機能や文字から辞書を引き出す機能など、便利な機能が豊富です。
不満点
全巻読めない漫画が多い
これに尽きますね。
漫画の数が少ない上に、そのほとんどが大体1~3巻まで。続きは購入する必要があります。中には1巻だけも・・。
最近は5巻以上読み放題が増えているとはいえ、そちらのラインナップも微妙に旬が過ぎた作品ばかり。(とはいえ、アニメ化作品は結構ある)
なろう原作のコミカライズやマイナー誌の作品は増え続けているので、そのような作品に限定して、全巻読み放題、新刊も発売日に追加、Unlimitedの配信期限が切れたら安く買える、というサービスの方が漫画好きにはありがたいんですけどね。
人気作はkindleのストアで1巻無料になることも多いので、浅く広くだとあまりメリットを感じません。
20冊までしかダウンロード出来ない
回線が無くても、DLしておけばオフラインで外でも電車でも、どこでも読める。
ここまでは良いです。
しかし、5巻以上読み放題作品をDLしたとしても、4作品。
漫画作品では20冊までのDL制限は少なすぎます。
しかもレンタル扱いになるので、毎度ライブラリから削除(返却)しないと他の本を借りることが出来ないので、まぁ不便です。
検索機能がサブカルに向いていない
たとえば、特に読み放題で漫画を探す時、ざっくり「なろう」や「きらら」で検索するとします。
【なろう】
【きらら】
作品には全く罪は無いのですが、アニメ配信サービスやpixivでのカテゴライズ化された検索に慣れていると、合間に無関係の作品が頻繁に出て来るので、おぅ・・・という感じになります。
Amazonには膨大な作品があり、日本のサブカルチャーに対するカテゴライズがやや曖昧なので、作品名や出版社名で検索するのがおすすめです。
始める【時期が良い】のはいつ？
初回であれば常に初月無料なので、時期が悪いというものがあまり無いです。
強いて言うならばホリデーシーズン(11～12月)と春の新生活シーズン(3～4月)がおすすめですかね。
＜ Kindle unlimitedキャンペーン情報をチェックする ＞
2ヵ月月額が99円になるキャンペーンは割と高頻度でやってるので、本家のキャンペーン情報をこまめに確認するのがおすすめです。
まとめ
全然読み放題では無いけど、暇つぶしとしては最強。
これが正直な感想です。
現状はキャンペーンの時に使い倒して、雑誌などを毎月読まないのであれば、継続利用しない。というのが正しい使い方のように感じます。
本記事では漫画をメインに語りましたが、ビジネス書、一般の小説も大量にあり、なろうの原作小説(ラノベ)なども豊富です。小説に関しては巻数が少ないものがほとんどなので、しっかりとお得感があります。
良くも悪くも広く浅くなので、幅広く色んなジャンルを楽しみたい、ビジネス書や小説を読むことが趣味、とにかく暇つぶしが欲しい。そのような方には最適なサービスですね。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました！
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