どろのヲタブログ

アニメと音楽と

結局どうなの?FALCON MAXのリアルな評判【Noble Audio/ワイヤレスイヤホン/MEMSドライバー/ユーザーの声】

※本記事のリンクには広告が含まれる場合があります。

Noble audioのワイヤレスイヤホンが置いてます。

はじめに

名機と名高いFALCON MAX、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。

 

ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?

分かりづらい現状になっています。

 

本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてFALCON MAXの本質に迫りたいと思います。

FALCON MAX とは

“Wizard”ジョン・モールトンによる、
音質ファースト思想は新たな領域へ。

 

Noble Audioの最新技術を投入したFALCONシリーズ最新作

「Cowell」MEMSドライバー×10mmダイナミックドライバー

高域用に新たな音質体験を実現するMEMS Labs製「Cowell」MEMSドライバーに加えて、低域用に10mm径の大型複合素材ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド構成を採用。

MEMSドライバーはシリコンウエハーから切り出したシリコン振動板に電圧をかけることで発音させる圧電(ピエゾ)方式のスピーカードライバーです。

製造誤差が少ないことから左右の位相特性や空間表現に優れており、ドライバー固有の癖が少ないので、音響チューニングに新たな可能性をもたらします。

最新世代 Qualcomm製SoC「QCC5171」を搭載

演算性能を2倍に強化しながら20%消費電力を低減させた、最新世代SoC「QCC5171」を搭載。シリーズ最高クラスの高い接続品質と高効率化を実現しています。

Bluetoothオーディオの新しい標準規格である「LE-Audio」規格にも対応し、将来的な機能拡張にも対応します。

高音質コーデックLDAC/aptX Adaptiveに両対応

LDACとaptX系コーデックの両方にワイヤレスイヤホンとして世界初の正式対応。

LDAC接続時は24bit/96kHz、aptX Adaptive使用時には24bit/96kHzまでのハイレゾ音源の再生が可能。LDAC接続優先モード、音質優先モード、aptX AdaptiveではLosslessモードにも対応します。

リアルタイムでNC効果を最適化する「Adaptive ANC」

アクティブノイズキャンセリング機能には、ユーザーの身体の動きや周囲の環境に応じてリアルタイムでNC効果を動的に変化させ快適性や音質を向上させる、第3世代「Adaptive ANC」が採用されています。

外音を効果的に取り込むハイブリッド方式により、自然なノイズ抑制が可能で、長時間の利用に適した音の抑圧感の少なさが特長です。

ビジネスユースでも快適なマルチポイント機能

複数のBluetooth機器を登録できるマルチペアリング、さらには複数デバイスとの同時接続に対応するマルチポイントにも対応(最大2台まで)。

あらゆるシーンでシームレスにFALCON MAXを使用可能で、従来のFALCONシリーズに比べて格段に使いやすさが向上しました。

実際に購入したユーザーの声

肯定的なレビュー

  • ありきたりな表現で言うならば「クリアーで鮮明な音」低音にもキレがあり、全体的なシャープさが秀逸。ライバルはAZ80あたりになりそうだが、低域の解像度と質感ではFALCON MAXの方が上。
  • どこまでも伸びるような高音、しっかりとボーカルを追える中音域。低音も大口径ドライバーの恩恵か迫力がある。フォームタイプのイヤピを使っても高音が減衰しない素晴らしい音です。MEMSドライバーのデモ機にはなっていない真っ当な仕上がりのイヤホン。
  • 同社製のFOKUP PROからの買い替えですが、FALCCON MAXはBT通信が超絶的に安定しており、音質も良いので満足。
  • バランスの良い音質で高音が繊細かつ刺さらない、歪も驚くほど少なく、しかも低音も良く出ています。高音が綺麗に出過ぎててコレイルは合わないほど。
  • ANCを使っても音の劣化や変化がほぼ無く、常にクリアで明るいサウンドで音場も広く感じます。ケースもラメが入っていておしゃれで良い。MEMSドライバーのポテンシャルを感じることが出来るイヤホンです。

否定的なレビュー

  • 音質は良いが細かい部分にかなり不満がある製品、特にイヤホンの取り出しにくさが異常でペンチで取ってやろうかと思う位。なんでこれでOK出したのか意味がわからない。
  • 無音状態の時に高周波音や「ジジジジ」「プップップッ」というノイズが継続して聞こえます。一応問い合わせてみましたが「仕様」とのことで残念です。リモートで仕事にも使うのでめっちゃ気になります。
  • なぜかケースに戻すとLDACに固定されて不便すぎる、せめてアプリ位用意してからリリースしてくれよ。音質は最高でも品質は最低レベルだよ。
  • AZ-80で良い。それがすべてなイヤホン。MEMS?んなもんかなり前から存在するだろうよ。ポ○フェスとかインフルエンサー使ってごり押しする前に利便性や音質のチューニングを徹底してくれ。
  • 仕様以上にバッテリー持ちが悪い、4時間どころか普通にそれ以下です。音質も淡々とした印象で魅力が無い、楽しくはない音。これがMEMSドライバーだとしたら肩透かし。ポ○フェスでのもてはやされ方が少し異常でしたね。

まとめ

ユーザーの意見をさらにまとめると、

ハイブリット構成を活かした、伸びやかで繊細な中高音域と質の良い低音域のバランスが秀逸だが、利便性は低く音質以外はほぼ不評のピーキーなイヤホン。

という結果でした。

 

肯定、否定共に多かった意見はこちら。

・繊細で綺麗な高音

・ケースからの取り出しが異常に難しい

・無音時にノイズが出る

 

この中でも「無音時にノイズが出る」件ですが、Noble Audio公式のサポートで確認してみた所、やはり回答は「仕様」ということでした。不良や故障では無くほぼすべての個体に起きうる現象とのこと。※1

 

ワイヤレスイヤホン、特にノイキャン付きは意外と無音で使用するシーンも多いと思うので、この点に関しては明確に残念なポイントですね。

そして、MEMSドライバーについて。

MEMSとは、主に半導体などの超精密部品のため、0.001mm単位の精度でパーツを作ることが出来る加工技術。

 

国内の時計業界※2などにも先立って採用されており、パーツを小型かつ軽量化した上で耐久性が2倍以上になった例もあるほど。

 

高品質な小型パーツの大量生産と安定供給が可能になるため、品質の底上げにもなりますしハイエンド製品においては、今まで不可能だったギミックも可能になります。

本機もハイブリット構成のワイヤレスイヤホンとして小型化に成功していますね。

 

利便性では他製品に劣りますが、音質の不満がほぼ無いのでMEMSドライバー入門機としてFALCON MAXは優秀なイヤホンです。

 

アプリの対応が1月末には予定されており、今後ファームウェア、マイナーアップデート(ノイズもなんとかして欲しい)と合わせて評価が上がっていくと思うので、将来性のある技術を今のうちに体感してみるのも良いかと思います。

 

今回の記事はここまでとなります。

ありがとうございました!

 

※1 Noble FALCON MAX サポートページ - Noble Audio Japan

※2 Mechanical | グランドセイコー公式サイト (grand-seiko.com)

 

※「新時代のドライバー」「新技術!最新トレンド!」など、少し業界側(販売含む)が過剰にPRしているせいでMEMSというワード自体が胡散臭くなっている感がありますが、少なくとも時計業界では8年以上前から採用されているメジャーな技術。イヤホンドライバーでの将来性に期待です。

 

【アプリ対応】2024/02/09追記

アプリが公開されました。IOSとandroid対応。これで一安心ですね。

細かい不具合解消ファームウェアアップデートも、同時に配信されています。

 

・イヤホンのバッテリー残量が低下している場合でも、携帯電話にバッテリー残量100%と表示されることがある不具合を修正しました。

・イヤホンの電源をオフにした場合に、ノイズが生じる不具合を修正しました。
・LDAC使用時に96kHz以外のサンプリング周波数のフォーマットを再生すると、アンビエントモード機能が動作しないことがある不具合を修正しました。

 

など。詳しくは公式サイトでご確認下さい。↓

Noble Audio製完全ワイヤレスイヤホン「FALCON MAX」アプリ公開のご案内 - Noble Audio Japan

 

【関連記事】