はじめに
名機と名高いWH-1000XM5、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてWH-1000XM5の本質に迫りたいと思います。
WH-1000XM5 とは
「新世代」の静けさで 音楽は深化する。
世界最高ノイキャンに、ハイレゾ高音質を実現したSONY最新ヘッドホン
進化を遂げた世界最高のノイズキャンセリング性能
高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1のポテンシャルを、統合プロセッサーV1を組み合わせることにより最大限に発揮。
8個のマイク信号を巧みに制御し、環境に合わせて自動で最適化する「オートNCオプティマイザー」により、今までにないレベルのノイズキャンセリング性能を実現しています。
専用設計30mmドライバーユニット×Walkman(R)の比類なき高音質
専用設計30mmドライバーユニットを搭載し、低音域から高音域までの再現性を高め、より自然で伸びのある音質を実現しています。
さらにはWalkman(R)で培った高音質化技術をヘッドホンに最適化、S/N感の向上による微細音の再現、広がりや定位感の向上を実現し更なる高音質に。
高精度ボイスピックアップテクノロジーによる業界最高の通話品質
左右4つのマイクを用いたビームフォーミング技術とAIにより、騒音下でも正確かつクリアな通話品質を実現します。
5億サンプルを超えるAIの機械学習で構成された、装着者の声とそれ以外の環境ノイズを分離するアルゴリズムによって周囲の環境ノイズを抑え、騒がしい場所でも使用者の声をクリアに抽出します。
刷新された本体デザインと長時間身に着けても疲れにくい快適な装着性
第5世代にて大きく本体デザインを刷新。さらにはイヤーパッドには通常の合皮に比べて、柔らかく装着時の安定性に優れた「ソフトフィットレザー」を採用。
頭部の形状に柔軟に追従することで締め付け感は少ないながらも、高い遮音性と快適な装着性を実現。
充実したスマート性能と使い勝手のいい豊富な基本性能
「スピーク・トゥ・チャット」機能や「アダプディブサウンドコントロール」機能など、シーンに合わせた最適なリスニング環境を自動で実現するスマートな機能を多数搭載。加えてノイズキャンセリングON時で最長30時間、OFF時で最長40時間音楽再生可能なロングバッテリーライフを実現しています。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- 程良い量感の低音と、キレがありながらも刺さらない高音、さらに長時間聴いても聴き疲れしない。文句なしです。イコライザーもかなり柔軟に設定できるので音質で困ることはほぼ無いと思います。
- 流石世界最高を謳うだけあるノイキャン性能。この静けさは感動モノです。違和感なく場所を選ばず打ち消してくれるので、電車から飛行機まで出張時に重宝しています。
- ライブ会場にいるような臨場感。1000XM4からノイキャン含めた機能性の高さが進化していて、付け心地が特に神。10年は使いたいそんなヘッドホンです。
- 頭にふわっと乗って来るようなフィット感が最高。音質、ノイキャン、外音取り込み、通話、すべてにおいて高品質。もはや家電レベル(冷蔵庫とか)で私の日常に欠かせない名機です。
- 低音から高音までしっかりとバランスよく出て、それでいて自然さを感じさせる素晴らしい音質で、音楽はもちろん映画やドラマを観ても快適。ノイキャンのホワイトノイズも前機より軽減されている気がするので、乗り換えて良かったです。
否定的なレビュー
- 高音の品質も低く微妙に刺さるし、低音はボワついて高域が歪む。音楽を聴くための物ではなく、あくまでガジェット。この高い値段の価値は全くない。
- WH-1000XM4からの乗り換えですが、結論としてはXM4の方が良いです。高音、低音ともに特に音質の劣化を感じませんが向上もしていません。デザインもダサくなったし、装着感も私には合わなかった。
- 実はXM4から微妙に大型化していて、ケース収納時で1cm厚くなっている。折り畳みも出来なくなり、カバンに入れる時に苦労する。このサイズや携帯性に関して退化してるのはちょっと意味がわからない。
- 環境に合わせてノイキャンが調整されているせいか、前機よりノイキャンが弱くなっている。自然と言えば聞こえが良いが少し残念ポイントかな。あまり進化を感じることが出来なかった。
- XM4からドライバーが一回り小さくなっているので、音場がこじんまりとし、ダイナミックさに欠けます。一言で言うと平坦で面白く無いサウンドで、別に美音系でも無い。youtuberとかも音質についてはあまり語ってないのが本機の特徴を物語ってる。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
SONYらしいバランスの良い音質で、ノイキャン含む利便性や日常に馴染む機能がアップデートされているものの、折り畳み機構やドライバーサイズなどの前機にあった良い所は引き継がれなかったヘッドホン。
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見はこちら。
・コンテンツを選ばないバランスの良い音質
・ノイキャンが最高
・XM4の方が正直好き
この中でも、ノイキャンについてですが。
同ソニーのWF-1000XM5(ワイヤレスイヤホン)ではノイキャンに関しては賛否両論だったのですが、本機については好意的な意見が多かったです。
特に飛行機内や電車内での使用で重宝しているという声が多く、ANAの国際線ファーストクラスにもWH-1000XM5が採用されるなど、正当に進化したノイキャンの質の高さは疑いようがありません。
NCオプティマイザーには、本体気圧センサーにより飛行機搭乗中の気圧の変化に対してノイキャンを最適化する機能も含まれているので、評価が高いのは当然かもしれませんね。
「XM4の方が好き」という意見に関しては、完全に好みだと思います。
実際、ドライバーの大きさも変更(40→30)、ノイキャンのアップデートにより、音質は多少の変化があると思いますが、ノイキャン付きワイヤレスイヤホンの用途としてはそれほどマイナスポイントにならないと思います。
ただ、折り畳みが出来なくなったりケースの大型化は、フライトや移動ごとにきっちりと荷物把握をしていた方などには、「大きくするのはやめて(汗)」となるのも理解できます。
XM4はまだ新品で販売されていますし、値段も実売価格が3万円代と通常5万円を超えるXM5よりリーズナブルです。このあたりも踏まえて、今後買う方は選択すると不満が出にくいかと思います。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
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