※本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、ユーザー目線での率直な意見、感想を元に記事を作成しています。
NICEHCK DB2 実機レビュー
外観
まずはパッケージですが、可愛い。
私はアニメ好きなのでこういうのは大歓迎です。髪が水色なのもポイントが高いですね。尊さを感じます。
本体とケーブルを除くと、イラストカード、イヤーピース各種×2、ミニポーチと豪華仕様。イラストカードは厚手なので百均のスタンドで飾ろうと思います。
こちらが本体、青色のマーブルプレートが美しく樹脂の本体の透明度も高く、高級感があります。
OFC(銅)ケーブルはローズピンクのような色合いで、カジュアルで爽やかな印象。
プラグがホワイトだったので、イヤーピースも付属の中から同色を選びました。
このようにデザインとカラーに統一感を出せるのは良いですね。
パッケージ含めてDB2としての演出が仕上がっている、おしゃれなイヤホンです。
音質
【機材】
DAP:SONY WM1AM2 ソースダイレクト アンバランス接続
イヤホン:NICEHCK DB2 (1DD×1BA)
曲は主に「結束バンド」など、アニソンとロックを中心に聴いていきます。
【帯域ごとの印象】
低音域:質が良く弾むが重低音までは鳴らさない
中音域:厚みが薄いがなめらかに中高音に繋がり、ボーカルも明瞭
高音域:刺さりを感じないマイルドさとキレの良さを両立
音場はやや狭めに感じますが楽器ごとの分離感はしっかりとあるので、このイヤホンの特徴に合っており、聴いていて気持ちが良いサウンドです。
ボーカルの表現力自体はそこそこですが、どの音域に対しても不得意が無く、個人的には高音が刺さらないのがかなり好み。
ロックを大音量で聴いてもノリが良いですし、スローテンポの曲でもリラックスして聴くことが出来ます。
曲やジャンルを選ばずリスニングを楽しめる。
可愛い見た目とは裏腹に優等生なオールラウンダーです。
おすすめのジャンル
どのジャンルも常に80点を出せる音質なのでなんでもオッケー。
1DD×1BAの構成はガチャガチャしたアニソンやボカロ曲でも分離感良く聴かせてくれますし、ロックやジャズまで幅広く楽しむことが出来ます。
音ごとの明瞭感があり、低音も高音を覆わず質が良いのでFPSやシューター系のゲームにも向いています。音の近さを活かしてのASMRも抜群に良い。
着け心地
シェルがぴったりと耳に吸い付くので、無理に押し込まなくてもスッと装着出来ます。
ケーブルも柔らかく、タッチノイズ、本体の重さも感じず快適。遮音性もそこそこあるので、音楽に没入することが出来ます。
付属イヤーピースは快適なのですが中硬度のベーシックタイプなので、好みで他社製のものに変えても良いかもしれません。ちなみにSpinfitシリーズは問題無く装着出来ました。
価格について
現在の価格は定価で3950円ほど。(2024/3月)
いや、激安。
尖りの少ない優等生的イヤホンですが、リケーブルなどで好みの音質を追求出来るのでこれ一本持っておけばかなり遊べるのでコスパが高い。
性能的に次欲しくなるのは15000円以上のイヤホンだと思うので、オーディオ入門の一本にもおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
インピーダンスが16Ωで鳴らしやすいので、スマホベースのポタオデにピッタリなのは良い部分ですね。やはり入門に最適。
特徴が掴みにくい部分もありますが、逆に言えば【懐が深い】ということ。
リケーブルやカスタム前提の音質と捉えることも出来るので、仮に初めての一本であっても、オーディオ趣味の延長であっても、その先にきちんと楽しみがあるイヤホンです。
本記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。