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高音特化な弱ドンシャリ!JIALAI Carat 実機レビュー【有線イヤホン/IEM/2pin/PR】

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※本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、ユーザー目線での率直な意見、感想を元に記事を作成しています。

JIALAI Carat 実機レビュー

外観

本体と同じでシルバーメタリックな正方形パッケージ。

縦開きになっており、ベロア調の台座に本体がはめ込まれています。

CARATという言葉は宝石の重量の単位に用いられるので、このような演出なのかもしれませんね。

付属品は、本体、ケーブル、レザー調ケース、イヤーピース各種。

ケースには本体とケーブルがすっぽり入るので便利です。

本体はアルミ合金製ですが軽く、滑らかなデザイン。

表面には斜線がはいっており、光の加減でキラキラ輝きます。

2Pinプラグを挿しこむとこんな感じ。

ブラックのOFC(銅)ケーブルが本体と良いコントラストになっています。

イヤーピースは付属の中からどこかレトロな香りがするブルーにしました。

一気にカジュアルになりましたが、これはこれでアリです。

音質

【機材】

DAP:SONY WM1AM2 ソースダイレクト アンバランス接続

イヤホン:JIALAI Carat (DLCチタンコート1DD)

 

曲は主にアニソン、インスト、ジャズを中心に聴いていきます。

 

【帯域ごとの印象】

低音域:タイトに響き適度に量感がありつつ鋭い

中音域:スッキリしていてボーカルはやや遠めだが明瞭

高音域:主張強めの硬質な音で微細音含めた表現力が高い

 

備考:1.エージングは必須(最低10時間~)  2.32Ωなので少し鳴らしにくいse215(17Ω)と比べるとボリュームが+10位

Carat 周波数グラフ ※JIALAI公式より

最も特徴的なのは、やはり高音域ですね。

とにかくピーキーで、ドラムのハイハットやシンバルはこれでもかと主張して来ますし、ボーカルも刺さるか刺さらないかの境界線を常に攻めてきます。

 

表現力自体は高く、微細音が空間にふわっと消えて行くのでリッチさと迫力を上手く両立していると思います。ピアノやヴァイオリン、トランペットなどの楽器表現は特に秀逸。

 

ボーカルに強いというタイプでは無いですが、上手くチューニングされているので明瞭感はしっかりとあり、女性ボーカルに対するコーラスの被り方なども綺麗です。

 

高音表現力の高さがブレスの把握しやすさに直結しているので、ボーカルにアクセントがつきCaratらしい世界観を作り出しています。

おすすめのジャンル

基本的に音数が少ない曲やインストが向いています。

ジャズではノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール。インストではサブカル系だと、3R2、鷲巣詩郎など。

 

そして、ウィスパー系も得意。

手嶌葵や岡崎律子、やくしまるえつこ、など。高音表現力の高さをこれでもかと発揮してくれます。もちろんASMRにも最適。

 

例外として音数が多くても、K-POPなどのダンサブル×ハイトーンな曲はかなりハマります。

着け心地

本体がアルミ合金なので最初は耳が冷やっとします。

重さを感じず着け心地が軽いので、長時間付けていても快適です。

 

ケーブルは被膜がやや硬めで癖が付きやすいのですが、丈夫なので普段使いで気にせず使えるのは良い所です。

 

付属イヤーピースは中硬度のベーシックタイプ。

Spinfitシリーズなどは問題無く装着出来たので、好みで他社製のものに変えても良いかもしれません。

価格について

現在の価格は定価で10000円ほど。(2024/3月)

 

弱ドンシャリの高音特化というジャンルは、高価格帯製品に沢山存在します。

そのような音質が手軽に手に入るのは素晴らしいですが、万能機や入門向けではなく・・・。

 

ぶっちゃけマニア向け。いやほんと。

 

この音を望んでいた人には「あ~これこれ!!」という尖りまくりの高コスパイヤホンです。

まとめ

箱出しでは強烈にピーキーですが、エージングが進むと低音から高音までの繋がりが自然になり、JIALAI Caratにしか出せない音、世界観を表現してくれます。

 

もし買うならそれなりに覚悟はした方が良いかもですが・・・、

みんなそういうの好きでしょ?そうでもない?

 

私はこのイヤホンの高音が気持ち良くなってしまい、インスト専用機にしています。

用途と好みが合うとこれ以上ない活躍をしてくれるイヤホンですよ。

 

本記事は以上です。

お読みいただきありがとうございました。