はじめに
前回の記事では、ストレッチ器具や腰への負担を軽減するグッズを紹介しました。dropoutdiary.com
本記事では、もう少し踏み込んだ腰痛の原因、対策、普段の椅子の重要性について書いていきたいと思います。
腰痛の原因とは?腰痛は治る?
私の考えとして腰痛の主な原因は、【体の歪みから来る一部分への負荷】だと思っています。
カイロプラクティックや整体へ通いまくっていた時期がありましたが、その施術のほとんどが体の歪みを無くすことを目的としていました。
施術後一週間くらいは調子が良いのですが、次第に痛みが出てきて元通りになってしまい、また施術へ通う。延々ループでした。
そこで、気づいたのですがこの一週間は何が違うのか?
それは、体が正しい姿勢を認識しているということでした。
施術を受ける際も、何度も繰り返し先生に「体に正しい姿勢を覚えさせる」ことが重要だと教わりました。その正しい姿勢を認識し実現できている状態が腰には一番良いと。
つまり、腰痛は治すものではなく、習慣づけて軽減する。
これが正しい腰痛対策だと思うのです。
普段の椅子について
そこで重要になるのは普段の椅子です。
リモートワークで座る椅子、自宅に帰った時に座る椅子、仕事場の椅子。
一日の中で【一番長い時間座る場所】を考えてみてください。
その場所があなたの腰痛に最も関りが深く、もしくは原因そのものとなっています。
仕事場等の椅子を変えることは難しいですが、家の椅子ならすぐに変えれるので、慢性的な腰痛に悩んでいる方は検討をお勧めします。
ランバーサポート付きを選ぶ
ランバーサポートとは、腰を支え正しい姿勢に導くための機構です。
この機能を搭載した、様々な椅子が世の中にはありますが、私はあえて一つの椅子しか勧めません。
それは・・・
アーロンチェア
そうです、定番であり王道。
アーロンチェアです。
なぜアーロンチェアでないといけないのか?
その理由は、独自の特許取得済み機構。【ポスチャーフィットSL】にあります。
ポスチャーフィットSLとは
【背骨の自然なS字形状を維持し、健康的な姿勢を整え、補助パッドが腰をサポートする機構。】
これは、最初に書いた体が正しい姿勢を認識している状態を維持するという考え方に合致し、実際大きい効果があったものです。
常にこのパッドが背骨をグイっと支えているので、作業中に体が動いても元に戻り正しい姿勢へと戻ります。作業をしながらストレッチをしているような感覚です。
そして、その効果は深く座りアーロンチェアに身を任せ姿勢を正すことで最大の恩恵を受けることが出来ます。
座り始めはすぐ疲れてしまったり、無理やり働かされているような姿勢に全くリラックス出来ませんでしたが、じきに慣れてくるとその座り方が一番楽だということに気づきました。
今では座って一日10時間作業をしても問題無く、アニメ、映画鑑賞、ゲームも全てこの椅子の上で行っています。
個人の好みや体形の違いもあると思うので、興味のある方は一度店舗にて試座することをお勧めします。保証も12年間有効なので一生物として使うことが出来ます。
※サイズについて
BサイズがMサイズ相当と紹介されることが多いですが、ハッキリ言うと日本人にはデカいです。
購入したサイズはAサイズですが中肉中背の私でも若干余裕があり、日本人の体形には一番合っていると思います。上背より、体重や骨格で合わせた方がランバーサポートも機能し、座面も安定します。
なので、アーロンチェアに関しては試座、もしくはメジャーなどを使い、今使っている椅子と座面の大きさを比較して買うのがおススメです。
近い効果を得られる商品
・いきなり椅子は変えられない
・そんな高い金額を椅子に使いたくない
・職場の椅子は固定でどうしようもない
そのような方向けの商品もあります。
MTGのStyleシリーズです。
この商品は決して腰痛を治す!や、改善する!と大きく喧伝していません。あくまで、姿勢を整えるための一助としての商品である。というコンセプトなのが好感を持てるポイントです。
左右から腸骨を支えブレを防止、さらに骨盤を起立させる為の傾斜をつけることで、理想の姿勢へと導きます。
本体自体が軽く持ち運びも出来るので、オフィスや自宅。
場所も椅子も選ばずに使用出来ます。
商品自体の強度も高く、手触りもファブリックでさらっとしているので、長時間使用しても座面の蒸れも少なく快適。
値段も安いですし、体に正しい姿勢を覚えさせる商品としては、十分機能する良品だと思います。
まとめ
現在、前記事の対策グッズを使用しつつ、
座る場所(椅子)
姿勢
ストレッチ
を意識することで、腰痛を軽減し現状を維持することが出来ています。
姿勢や椅子に関しては、腰痛に悩まされている方でも意外と見落としていることが多いような気がします。私もそうだったので。
前記事の内容含めて合いそうな方法を良ければお試し下さい。
腰痛に悩む方のお役に立てれば幸いです。
追記:ゲーミングチェアって腰に悪い?
正直なんの忖度も無しに言うと、腰に悪いです。※筆者はD〇RACER製ゲーミングチェアを数年使っていました。
その理由はこちら。
・前傾姿勢の作業に向かない後傾タイプ
・ランバーサポートの効果がほぼ無い
・座面の安定性が悪く上手く体重が分散されない
・そもそも作りが悪い
でも、プロゲーマーとかゲーミングチェア使ってんじゃん。
という声もあると思いますが、スポンサーの都合とPR時の画の問題でゲーミングチェア=機能的な椅子というイメージが生まれているだけで、実際多くのプレーヤーは試合の時は前傾で座っており、椅子として最低限の機能しか果たしていません。
もちろん前傾で作業する際はランバーサポートも効かないので長時間作業をしていると腰を痛めやすく、姿勢も悪くなりやすいので腰痛持ちの方にはおすすめ出来ません。
とりあえず手頃なゲーミングチェアで様子見とくか・・・という方も多いとは思いますが、椅子に座っている時間を考えると良いオフィスチェアを買った方がコスパが良かったりします。
まとめると、
腰痛持ちは前傾機能付きのオフィスチェア買った方が幸せになれる
ということですね。
ただ、例外としては高級オフィスチェアでも後傾タイプの椅子も存在し、名探偵コナンの作者が「エンボディチェア」を愛用していたり※と、個人ごとの作業環境で求める椅子は変わると思うので、一つの目安位に考えて下さい。
※机に角度を付けたボードを引いて作業しており、今でいう液タブ環境に近いと思います。液タブは角度調整、アームでの調整が効くので後傾タイプも問題無かったりします。