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【人物おさらい】
Y・・・ネットワークビジネスに誘ってきたフットサル場での先輩
R・・・Yの幼馴染で九州男児のようなイケメン
M・・・セミナー主催者であり、Yが慕う人物
S・・・切長目のお姉さん系美人
U・・・ふわふわで明るいバラドル系女子
超大規模飲み会
Yに「空けといてね」と言われた日は来月分まで素直に空けていたのですが、
これって・・・ある意味個人のスケジュール把握されているのでは・・・?
と思い怖くなっていました。
そんなある日、Yから連絡が来ます。
Y「そろそろ慣れてきたかな?今度◯日にMさん主催で飲み会があるんだけど、来れるよね?」
私は二つ返事で了承し、飲み会に参加することになりました。
そして、当日新宿で合流しYさんと二人で現地へ向かいます。
少し先へ行ったところで、RとUがおり、合流します。
さらにその先で面識のない二人組と合流、次は三人組と合流・・・
気付くと、20名程の団体になっており歩いて移動するので、本来であればあまりにも異様ですが、時期的に歓送迎会や大学の催しがある時期なので目立ちません。
到着した場所は、駅からはそれなりに離れた高架近くの二階建ての居酒屋でした。
一階は普通の客用の居酒屋、二階は宴会用でテーブルが二つから三つ並べられた座敷が四つありました。
2階に上がり、Yさんに「どの座敷ですか?」と尋ねました。
そして、帰ってきた返事が。
Y「え?全部だよ。」
一つの座敷で大体30名は余裕で入れます。四つとなると120名以上。
想像した以上の規模で少し恐ろしくなりました。
私達は右奥の座敷に座り、他の参加者の到着を待ちます。
雑談する暇もないほどに次々に人が入ってきます。
最終的に、全ての席が埋まり座れない人は通路にまで溢れていました。
そして、最後に遅れてMが登場します。
その瞬間
ウワァァァァァァァァ!!!!
パチパチパチパチパチパチ!!!!
居酒屋で聞くレベルじゃないほどの100人以上の大歓声と拍手。
YさんもRもフーリガンのように手を宙で回し叫んでいます。
私も乗らないとヤバいかもと思い真似をしてやり過ごしました。
歓声が鳴り止むと、Mが話し始めます。
M「今日は集まってくれてありがとう。本当に凄い仲間と出会えてよかった。今日は初めて参加する人も沢山いるから、みんな優しくしてあげてね。」
パチパチパチパチパチパチ
M「そして、ビジネスのパートナーとしての集まりでもあるから、各自面倒見てる人達はちゃんと説明して、お互いを紹介し合うこと。どんどんレベルアップ☆して人生を良くして行こう!!」
ウワァァァァァァァァ!!!!ヒュー!!ヒュー!!
パチパチパチパチパチパチ!!!!
まさに教祖。
とも言えるその存在は、一仕事終えたと言わんばかりに最奥の席に案内され、以前居酒屋で出会ったSとUの間に座りました。
それが開始の合図なのか、席ごとに注文取りが始まります。
テーブルごとに役割が決められていたようで、テキパキと注文が進みお酒と料理が運ばれてきます。
テーブルを共にしているのは15人ほど、その中で自己紹介が始まります。
次回、ニックネームの強制。
ネットワークビジネスに勧誘された話【潜入レポ】Vol.6へ続く