※ライトゲーマーの個人的な感想です、本作、ファイナルファンタジーに強い思い入れがある方は読むのをお控え下さい。
※体験版のネタバレありです。
はじめに
みなさんゲーム楽しんでいますか?
梅雨にも入りゲームする時間自体増えているのではないでしょうか。
そんな中、FF16の体験版がリリースされました。
私も即ダウンロードしプレイしましたが、SNSではどこか不穏な意見も飛び出しています。
今回の記事では、そのようなSNS上で多く見られた不満点やよくある意見と並行して、プレイして感じたことを書いていきたいと思います。
※FFは9、10、10-2、12、7R、プレイ済のFFライトユーザーです。
良く言われている不満点
ムービーシーン多すぎ
そこまで気になりませんでした。
体験版用のストーリーが終わるまであっという間で、ここまで時間の経過を感じないゲームは久しぶりでした。ネタバレになるので言えませんが、最後は目と口が開きっぱなしでした。
私はライフイズストレンジ(同スクエニ販売)などの、プレーヤーが干渉できるアドベンチャーゲームが好きなので、その延長程度で考えています。
ストーリーを楽しめて、バトルして・・・、時折RPG要素がある。
仮に本編がそうであっても満足すると思います。
後日の開発者レターや生放送によると、ムービーが長いのは序盤だけで後に適度な量になる、RPG要素は思っているよりてんこ盛り、とのことで期待値がさらに高まりました。
暗い
これに関してもそこまで気にならなかったです。
確かに日中プレイすると暗いかな・・・位で。まぁ、暗いのは間違いないんですけどね。うん、暗い。
ただ、海外のドラマのような彩度が低くてリアリティある画面が元々好きなので違和感なく世界観に浸れました。ウィッチャーやアサシンクリードもこれ位の暗さのシーンは沢山ありますしね。
このようなシーンばかりが続くと気になってくるかもしれませんが、体験版のステージが一番暗いとのことなので本編は問題無さそうです。
あと、HDR600対応モニターを使用しているのも大きいかもしれません。
HDRに最適化されているゲームは明るい場面と暗い場面がはっきりと分かれ、ただ暗いだけの画面では無く、色彩の幅も広がっているのでリアルさが増します。
特に最後の召喚獣バトルでの、暗い闇から炎が散り、パーティクルのように画面外へと消えていくような演出は美しく、顕著です。
ちなみに使用しているモニターはDellG3223Qです。コンソールモードもあり、PS5と相性が良くかなり綺麗でHDR600にも対応しています。
召喚獣バトルしょぼくね?
恐らく操作のことだと思いますが、体験版で、しかもユーザーが操作に馴染んでない序盤で複雑な召喚獣同士のバトルはそりゃあ無いでしょう、と思います。
実際、私はストーリーの展開が気になって全くバトルの操作に集中出来ずミスばかりでした。いや、そんなことより!!・・・みたいな。
映像も大迫力かつ超美麗なので物足りなさは感じませんでした。
恐らくですが、召喚獣ごとに様々なストーリーに沿ったギミックが用意されていると思います。この部分は良い方に期待して製品版を待ちましょう。
フレームレートが不安定で酔う
これは強く感じました。街中以外の戦闘や、序盤のシーンにも時折不安定になりガクつくことがありました。
さらにデフォでかかっているブラーが最悪で、ガクつきと相まってかなり酔います。※ブラーとは・・・輪郭をぼかすことでスムーズに動いているように見せる技術。
特に序盤の岩場のシーンなんて酔いやすい人にとって地獄のような映像ですよね・・。
気持ち悪かったので早い段階で、画質優先モードからパフォーマンスモードに変更しました。多少マシになります。
戦闘がつまらない
半分は同意出来ます、ノーマルモードでアイテム無しでプレイしましたが、適度な難易度は素晴らしいのですが、敵もやや硬く感じ、少しバリエーションに物足りなさを感じました。
しかし、それはあくまで体験版でのアビリティの少なさと、キャラ成長が進んでいないことによる部分が多いと思います。
ストーリーを見終わった後解放されるモードでは、クライヴのスキルやアビリティがアンロックされており、上手く繋げるとどんどん敵が溶けていくので、爽快感があり楽しいです。
特にタイタンの溜め技とガードを組み込むことによって戦術に面白さが生まれるので、個人的にはお気に入りの召喚獣アビリティになりました。
本作は戦闘がDMC(デビルメイクライ)と言われていますが、あからさまにDMCという感じではなく、時折重さとリアルさを感じさせ、フィニッシュムーブもあるので、絶妙な塩梅になっていると感じました。
QTE不要論
これに関しては同意です。
雰囲気を出す目的としては成功していますし、邪魔とは思いませんが、絶対必要か?
と聞かれたら、別に無くても良いかなぁ・・、と答える程度です。
ただ、ストーリーが進むにつれてこのQTEも様相を変え、例えば重要な決断のシーンでは、選択肢が無いとしてもプレイヤーがボタンを押さなければならないシーンなどがあった場合、序盤から出ていたQTEの価値が一気に出てくることになり没入感を圧倒的に高めます。
なので、体験版ではまだわからない。というのが結論です。
リップシンクが日本語対応していない
海外ドラマ好きなので問題無しです。むしろ英語ボイス×日本語字幕でプレイしようかと思っています。
ユーザー数、コスト、手間を考えたら英語に合わせるのは当然だと思います。
ただ、ちょっとだけ声優さんの演技が英語に合わせているので、間延びしたり不自然になっている印象があるのは否めません。
映画用(吹き替え)のディレクションが本来はあるのですが、正直こだわってはいない印象でした。
だって、ジル役の潘めぐみさんって吹き替えもっと上手いんですよ・・本当に。
ミニマップが無い
現状ではミニマップが無くても体験に影響が無いと思ったので、不要だと思います。
あった方が絶対便利!というシーンが今後あるのなら、アプデで追加した方が良いとは思います。
オブジェクトに関与出来ない
樽を割ったり出来ない・・、という意見ですね。
まぁ、別に樽割るためにゲームしているわけでもありませんし、割ったところで没入感が上がったり、プレイヤーが得するわけでは無いのでこのままで良いと思います。
PS5が突然停止する
これは不具合報告ですね、体験版をプレイしていると突然ブラックアウトしてPS5が落ちるという現象が一部で起きているようです。
まずはPS5のファンの清掃を行ってくださいとアナウンスされていますが、なにか不具合があると条件反射的に「ファンを掃除して下さい」と言うのは個人的にあまり好きではありません。
ただ、開発チーム自体は原因を調査すると言っており、真摯な対応に安堵したユーザーも多いのではないでしょうか。
残酷な人達の再来
今回体験版がリリースされて、少し思ったことがあります。
体験版自体の出来は素晴らしいですし、私も感動しました。
しかし、YoutubeやSNSで少しでも否定的な意見を言うと、FFファン(恐らく吉田P&FF14ファン)から誹謗中傷に近い意見が集まってしまうような状況にもなっています。
あるYoutuberを例に出すと、10分ほどの正直な感想を顔出しで語っただけで、エアプ認定され、嘘つき呼ばわりで人格否定までされるような状況に陥っています。
結果的に反省動画を出して鎮静化し、動画も回りwinwinになっていますが、この程度でここまで言われるの・・?と少し怖くなりました。
ネガキャンしたりアンチ活動をしているならまだしも、半々位の感想に対して感度3000倍で叩くのはやり過ぎだと思います。
以前、吉田Pは今の時代には匿名で人を傷つける「残酷な人達」が増え続けているのが残念。と語っていました。
そして、今回はその吉田PやFFを好きな人たちの一部が「残酷な人達」に変貌しているのが少し悲しく感じました。ライトユーザーや新規がそれを見てどう思うか・・ですよね・・・。
結局どうなの?
小言も言いましたが体験版が期待以上の出来で、ハードルを余裕で超えて行ったことで終始感動しっぱなしでした。
もちろんSNSなど含め、色々な意見があっても良いと思いますが、やはり実際にプレイしてみないと分からないことが多い作品だと思っています。
先入観でFFかぁ・・・と思っている方もぜひ一度体験版を触ってみてください。
ゲーム実況で観るのとは全く違う体験が待っていますよ。
【追記】製品版購入
・・・・、すこーし体験版との違いに戸惑いつつあります。
特にストーリーが体験版とは剥離してる内容で、「あんなに盛り上がっていたのに?」「体験版用の映える演出だったの?」という疑問が出てきています。体験版=PRムービー、だったのでしょうか。
ゲーム部分は普通に面白いのですが、かなり違和感があるので別記事としてレビューを書きたいと思います。
【ストーリーレビュー】
【総評と生放送内発言の検証】
【良かった部分】