はじめに
※本記事は商品提供を受けたPR記事になります。
以前からSOUNDPEATS製品は気になっていました。
ワイヤレスイヤホンでLDAC対応、ノイキャン、低遅延モードも搭載している製品って少ないんですよ。あと、安い。
まずは簡単に外観と仕様を説明した後、LDAC接続と音質、ゲーミングモード、実際使ってみてどうか?について、書いていきたいと思います。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro ワイヤレスイヤホン
外観
外箱と付属品はこんな感じです。
詳しい仕様と付属品は下の【仕様】に記載します。
こちらは裏面。ハイレゾワイヤレス、LDACとしっかり書いてますね。
このマークは認証を得ないと表示できないので、製品の信頼性を表しています。
本体とケースは樹脂製で、余計なコストをかけず音質と機能にすべて注ぎ込んだ感が漂っています。ちなみに充電は有線(Type-C)のみです。
内部はグレー色で艶アリ加工になっており、取り出しもスムーズです。
イヤーピースの下には、ローズゴールドのノズルが隠れています。
ちなみにローズゴールドはアジア人の肌に合う色で、性別年齢を問わず似合います。ケース含む各所にワンポイントとして採用されており、ファッション性を高めています。
ノズルの芯は厚みもしっかりあり、遮音性も高く長時間付けていても快適です。
Airpods proとの比較です。
ケース装着済とはいえ、Airpods proと大きさはそれほど変わらずコンパクトです。
ケース除いた重量もほぼ同じで軽いです。※Airpods pro:50.8g Capsule3 Pro:48g
本体はCapsule3 Proの方が大きく分厚いですね。
ちなみにAirpods proのようにバーの先でコントロールするのでは無く、Capsule3 Proはローズゴールドの背面中央サークル部分で操作します。
音量はワンタップ、モード切替は1.5秒長押し、曲送りは右側1.5秒、3回素早くタップでゲーミングモードなど。(癖があるので最初は戸惑うかも・・)
ちなみに説明書は多言語対応ですが、ちゃんと日本語もあるので安心です。良くあるQRコードで飛んで英語HPで見ろ的なことも無く親切です。
仕様
Bluetooth仕様
Bluetoothバージョン:5.2
対応プロファイル:HSP,HFP,A2DP,AVRCP
対応コーデック:AAC,SBC,LDAC
基本仕様
約5g(イヤホン/片側) 約48g(充電ケース+イヤホン両側)
防水規格:IPX4
バッテリー
最大再生時間:約8時間(LDACの場合約4時間)
約52時間 (充電ケース併用)
充電ポート:USB Type C
パッケージ内容
SOUNDPEATS Capsule3 Pro
イヤピース:6(S/M/L)
充電ケース
USB-C充電ケーブル
取扱説明書
機能
ANCノイズキャンセリング
外音取り込みモード
ゲーミングモード(低遅延)
通話対応(6基高品質マイク搭載)
※マルチポイント非対応
※ワイヤレス充電不可
定価
8480円
ウォークマンで聴いてみた
LDAC接続とは
現行のウォークマンには標準搭載されている接続方法です。
ざっくりですが、AAC、SBCでは330kbpsまでしか伝送出来ないのですがLDACは990kbpsまで伝送することが出来ます。
ハイレゾオーディオワイヤレスとしてトップクラスの音質を体感出来るので、AmazonmusicやApplemusicでロスレスオーディオを楽しんでいる方には、特に恩恵が大きいですね。
次の章では実際にCapsule3 Proで聴いていきましょう。
音質
【機材】
Capsule3 Pro
NW-WM1AM2
接続方法:LDAC(音質優先)
ソースダイレクト
結論から言うと・・・
かなり低音重視のパワー系です。
12mm独自ドライバー※の沈み込むような低音が強烈で、耳の中でドンっドンっと響きます。音場の広さはそれなりで迫力重視の印象。
ハイレゾ音源の密度の濃さもしっかりと表現されており、一万円以下の迫力に振り切っているワイヤレスイヤホンとしては「もうこれで良くない?」と一枠埋めてしまうような満足感のある音です。
曲によってはボーカルが埋まる(アニソンとか)こともあるので、少し低音を落とす等イコライザの設定が人によっては必須になるかもしれません。
※植物由来の繊維を素材として採用した12mm大口径ドライバー。異なる周波数を分離し、広がりある自然な音としっかりとした低域を実現しています。
おすすめ楽曲
結束バンド 「光の中へ」
リーガルリリー 「ハイキ」
Yogee New Waves 「A.Y.A」
松田聖子 「風立ちぬ」
専用アプリについて
WM1AM2内でグーグルストアが使えるので、調べてみたのですが。
とのことで使用不可でした。
ウォークマン自体にイコライザー機能など搭載されているので、そりゃそうか。とは思いました。プリセットだけでも使えたら便利でしたね。
AAC接続を試す
IOS搭載機器、iphoneやipadはAAC接続になります。
音質としては、LDAC接続での密度の濃い低音と迫力は影を潜め、音場も狭まりますがキレ良くスッキリとした印象に変わります。
聴きやすさとしてはこれはこれでアリです。
むしろ、こっちの方が好きな人も結構いるかも。
接続に関して途切れも無く、スムーズに接続出来ました。
専用アプリについて
そしてお待ちかねの専用アプリです。
IOSでは問題無くダウンロード出来ました。※使用時に会員登録(無料)が必要です。
このように、製品が登録されバッテリー残量が表示されます。
アプリ上でファームウェアのアップデートも行えます。
設定項目も多く、ワンクリック機能無効や、各モードへの切り替えがスムーズに行えます。イコライザーのプリセットも8種類用意されており、細かくカスタムすることも出来ます。
アプリの中で一番気に入った機能はアダプティブイコライザーです。
聴力テストを行い、パーソナル化した専用のイコライザーを作成するというもので、このイコライザーがなかなか優秀です。
音の出っ張りを消し去り、聴こえなかった音が自然に耳に届くようになり、聴き疲れもしません。
アプリを使用する際は真っ先に測定することをおすすめします。
ANCノイズキャンセリング機能
効き方の比較としてはAirpods proが100だとすると、90位なので価格差を考えると十分な性能です。※イヤーピースを変えるとほぼ100に近づきました(文末に追記)
仕様上43dBカットとのことで、足音や車の音は遜色無くしっかりと消してくれますが、風切り音やエアコンの音に対してはやや劣る印象です。
無音で使用してもホワイトノイズはほぼ感じず、耳の疲れも特に無いので優秀です。
キーンというのが苦手な方は丁度良いかもしれません。
外音取り込みモードが付いているので、作業中の呼び出しにも対応出来ますし、駅などでもアナウンスが聞けるので安心です。
ゲーミングモード
70ms(0.07秒)という低遅延を実現し、ストレスフリーなゲームを楽しむことが出来る機能です。
ちなみに大体ですが、SBCは220ms、AACは120ms、aptX-llは40msで、低いほど低遅延ということになります。70msはaptxと同等。
※機材は全てipadです。
ゲームしてみた
eFootball2023で試してみます。
プレイ時間が800時間に迫っているので、参考にはなると思います。
パスを出した際の音で判別するのですが、感覚的な部分で快適になったと感じる程度ではあるのですが、確かに通常接続より遅延は少ないです。
この微妙な差はヘビーゲーマーほど大きく感じる部分だと思いますが、AAC→低遅延モードという差はそこまではっきりと知覚できないのかもしれません。
アニメ観てみた
オンとオフを繰り返し同じシーンを数十回見比べると遅延が抑えられているように感じます。オフにすると違和感を感じるようになったので、こちらも感覚的に快適になったという印象です。
そして、このイヤホンアニメ視聴向きです。
キャラの声もしっかりとクリアに聴こえますし、効果音も音場広く聴こえます。バトルシーンでは低音もしっかり出るので、作品を選ばず楽しむことが出来ると思います。
ゲーミングモードでもほとんど音の劣化が無かったので、気軽に使える低遅延イヤホンとしてはポテンシャルが高く感じました。きっと映画も大迫力で素晴らしいと思います。
一週間使ってみて
装着感
装着感は軽く快適なのですが、若干本体が大きいので物を食べたり口を大きく開けると緩み、気付かずにそのまま下を向いたりするとポロっと落ちることがありました。
耳の外側を引っ張り、しっかりと押し込むことを心掛けてからは一度も落ちていないので、慣れの問題は大きいとは思います。
通信安定性
AAC接続では外を歩いていても途切れは無く快適です。
検出されるまでもかなり早く、ケースの蓋を開けてすぐ接続されるのは地味に嬉しいです。
LDAC(音質優先モード:990kbps固定)は室内であれば一度も途切れずに使えましたが、駅中や人の多い電車内だと少し厳しい印象・・。
ただ、これは現状すべてのLDAC対応製品が抱えている問題です。3倍通信量多いので。
端末内設定(ウォークマンやXperiaなど)で通信優先モードにすると、状況に応じて330kbps、660kbps、990kbpsに調整されるので屋外ではおすすめです。
バッテリー持ち
AACでアニメ一本見ても3%しか減っていなくて驚きました。
これで大体計算すると7時間以上は余裕で持つので、仕様通りで素晴らしいと思います。
24話、12話2クールならノンストップで視聴可能ということですね。
しかもケースに戻すと急速で充電されるので、少し減った程度ならトイレに行っている間に満充電になります。
LDACだと仕様上4時間とのことで確かに減りは早いですが、高音質な音楽を聴くには十分です。
マルチポイント非対応
この価格帯だと仕方ないのですが、やはり不便ですね。
例えば、ウォークマンとipadで運用するとなると、一回接続解除してから接続し直さないといけないので、10秒位で終わる作業とはいえ面倒です。
なので、結局どれか一つに絞って使っていく形に落ち着くと思います。
LDAC対応のスマホを持っていれば一台で完結するので、便利ですね。
まとめ
良かった部分
・LDAC接続対応
・低音重視の迫力あるサウンド
・高品質なノイズキャンセリング機能
・映像エンタメ全般との相性の良さ
・バッテリー持ちの良さ
悪かった部分
・好みの分かれる重低音
・ケースの素材感がややチープ
・マルチポイント非対応
・慣れるまではタッチコントロールが難しい
・若干耳から落ちやすい
いかがだったでしょうか?
高コスパでしっかりとLDACを楽しめる、SOUNDPEATS Capsule3 Pro はビギナーから玄人まで幅広くおすすめ出来る製品です。
本記事は以上です。
【追記:イヤーピース交換】
Spinfit CP100
アダプター無しですんなり装着出来ました。低音が適度に和らぎ装着感も快適です。
フィット感が良いので頭を振ってもなかなか落ちません。
充電器にもすっぽりと収まります。
誤作動も無く充電も問題ありません。
Panasonic RP-NJ100 イヤーピース
かなりぴったりです。密閉感がSpinfitや純正よりも高く、ノイキャンも向上、低音も増幅されます。こちらもケースにしっかりと収まります。
両方内径4mmなので、市販品のほとんどのイヤーピースに付け替えることが出来そうです。ただ、これ以上大きくなるとケースに収まらなくなる可能性があるのでご注意下さい。(両方サイズM、縦10mm、横15mm)
ちなみに現在は、WinPCメインでほぼ毎日使っています。
bluetoothに登録しておき、ケースを開くと自動的に繋がるのでとても便利です。
ゲームから、映画、アニメ鑑賞まで幅広く楽しんでいます。低音がよく響くので特に映画との相性が抜群です。ゲーミングモードにすればリップシンクも、銃撃などの音もズレません。
ロングライフバッテリーなのでどちらかと言えばこのように、エンタメを包括するような使い方が最も合っているのかもしれません。