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結局どうなの?AK HB1のリアルな評判【Astell&Kern/DAC/BTレシーバー/ユーザーの声】

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Astell&Kernのポータブルアンプです

はじめに

名機と名高いAK HB1、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。

 

ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?

分かりづらい現状になっています。

 

本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてAK HB1の本質に迫りたいと思います。

AK HB1とは

【Better sound, with or without cables】

AK HB1は、Bluetoothレシーバー機能を備えたワイヤレスとワイヤード両対応のDAC内蔵ポータブルアンプです。

使用環境に合わせて様々な機器とシームレスに接続、あらゆるコンテンツを原音に忠実なサウンドと優れたパフォーマンスで楽しむことが出来ます。

プレミアムBluetooth Hi-Fiサウンド

Qualcomm CSR8675 Bluetoothチップセットを搭載。ハイレゾオーディオソースのワイヤレス伝送に対応し、優れた接続安定性を実現。

96kHz/24bitをサポートする高音質なLDACから、48kHz/24bitを安定的にサポートするaptX HDコーデック、最も一般的に使用されているAACおよびSBCを含む幅広いコーデックに対応しています。

ハイレゾサウンドのUSB-DAC

Bluetoothレシーバーとしての再生だけではなく、PCやスマートフォン、タブレットPCなどにケーブルで接続することでUSB-DACとして使用が可能。

PCM 384kHz/32bit、DSD256のネイティブ再生に対応。様々なハイレゾ音源との互換性を確保し、Astell&Kernならではの原音に忠実なプレミアムサウンドを提供します。

高精度なDACとアンプ回路によるHi-Fiサウンド

標準的なDAC内蔵のアンプを凌駕する独自のアンプ回路導入により、3.5mmアンバランスと4.4mmバランス(5極GND結線)のデュアル出力を可能にし、バランス接続時4Vrmsの高出力を実現。

また、AK製DAP等に採用されている超小型タンタルコンデンサーを搭載し、最適なオーディオ回路設計を実現しました。

UAC 2.0/UAC 1.0切替対応ゲーミングDACとしても

AK HB1はUAC 2.0とUAC 1.0の切替機能を搭載し両方の接続に対応することで、クロスプラットフォームでのサウンド体験を可能にします。

AK HB1をPlayStationやSwitchなどのゲーム機器に接続し、低遅延かつ強化されたサウンドで没入感のあるゲーム体験をお楽しみください。

 

【ゲーム機との接続手順】
① AK ControlアプリでUAC1.0モードに変更(AK HB1はデフォルトでUAC2.0に設定されています)
② イヤホン/ヘッドホンをAK HB1に接続していない状態でゲーム機にUSB接続
③ AK HB1にイヤホン/ヘッドホンを接続

高感度MEMSマイクによるクリアな音声通話

本体下部に内蔵されたマイクは、Knowles社の高品質MEMSマイク技術とQualcomm cVc Generation 8.0コールソリューションにより、クリアな音声品質と安定性を実現しています。

さらに、USB-DAC 時のみ3.5mm4極インラインマイク入力に対応し、マイク搭載有線イヤホンでの音声通話も可能です。

実際に購入したユーザーの声

肯定的なレビュー

  • AKブランドとしては初のBT&有線DAC製品ですが、手軽さとコンパクトさを実現してるだけでも評価に値すると思います。音質は現代の曲にマッチする元気なサウンドで、AKらしい静寂性も受け継いでいます。
  • BTレシーバとして使用していますが、接続が安定していて遅延も感じず満足。AACでも解像度高く聴き心地の良いサウンドで、ボーカルも聴きやすくバランスが良い。有線でも使えるのがとにかく便利。
  • USBDACとして接続して音ゲーをプレイしてますが、遅延も判定ズレも無く快適。PS5に繋ぐ時もスマホアプリでリモコンのように切り替えれるのは便利です。
  • 一台で様々な用途で使える万能機。低域は太めで芯があり、中高音域はエッジが効いていてクリア、ボーカルの厚みも感じます。刺さりの感じない優しい音質なので万人受けすると思います。
  • LDACで使用しているが、AK/DAPの空気感が無線で感じられたことに驚いた。個人的には今まで聴いたどのBTレシーバーより、音場の広さや空気感が優れています。女性ボーカルには艶があり、ピアノなどの音も煌びやかです。

否定的なレビュー

  • 音質的には今っぽい元気系なのでスローテンポな曲には合わない。ウォーム系だしAKらしいか?と言われると疑問が残る。ワイヤレスにAKらしさを期待したのは酷だったかも。
  • 本体が異様に軽く質感がチープ。AKといえばエッジがあって高級感があるイメージなので少し残念だった。これだったらHB1を選ばなくても良かったかも。ケースは高いし・・。
  • 中高音域の表現が稚拙で、やや不快な響きを感じるサウンド。エージングしても変わらず。他社のもっと安い有線オンリーのポータブルDACの方が音が良かった。
  • うーん、値段的に他にも選択肢があるかなぁと言う感じ。BTR7が力強いのに比べてやや繊細に感じるので好みじゃ無かったのも大きい。あとコーデックの選択肢が少ないのも不満。aptx adaptiveは欲しかった。
  • 単純な音の良さでは他AK製品(AKHC2)などには敵わない。あくまで利便性に振り切ったワイヤレスも可能なドングルDACと言う感じ。再生可能時間も短いしワイヤレスに限るならコーデック対応数が多いBTR15等で満足出来る。

まとめ

ユーザーの意見をさらにまとめると、

クリアなボーカルと煌びやかな音。そのようなAKサウンドを無線でも有線でも楽しめる万能機だが、その利便性ゆえにブランドの【尖り】がやや薄れたポータブルDAC。

という結果でした。

 

肯定、否定共に多かった意見はこちら。

・無線でも有線でも使えて便利

・本体の質感がチープ

・ワイヤレスで選ぶなら他にも~

 

本製品は「Astell&Kernの音を無線でも有線でも」というコンセプトで開発されており、その利便性への言及がレビューの大部分を占めました。

 

スマホ→無線→HB1→有線→イヤホンやヘッドホン

PC→有線→HB1→有線→イヤホンやヘッドホン

ゲーム機→有線→HB1→有線→イヤホンやヘッドホン

 

この辺りが主な用途になると思いますが、使用環境に対してかなり柔軟性があることがわかりますね。

 

AK PA10(アナログアンプ)とHB1を繋ぎ、スマホをコントローラー代わりにして、

スマホ→無線→HB1→有線→AK PA10→イヤホンやヘッドホン

という、DAPレスの新しい高音質リスニングの形を作り出しているユーザーもチラホラと存在します。

 

しかし、その利便性とコンセプトゆえに、ほとんどのユーザーがワイヤレスをメインに使用しており、他社製品との比較においてやや不利な状況になっている部分もあります。

 

ワイヤレスだと有線ほど音質の大きな違いを表現することは難しいようで、AK HC4のようにこれぞAstell&Kern!という評価を得ておらず、「ワイヤレスで使うなら他社のBTレシーバでよくない?」という意見が発売後じわじわと増えている印象。

 

本体の質感を含め「音質とビジュアル」に徹底的にこだわってきたAKの「尖り」を丸くしてしまった製品。と捉えることも出来ますね。

Astell&Kern初のBTレシーバ&有線DACであり、そこに価値を見出せる方にとっては代わりのない製品、そして、初心者から上級者まで幅広くカバー出来る稀有な製品には間違いありません。

 

経験上、有線DACとしては使わないなぁ、ゲームもしないなぁ、と思っていても意外と活躍する機会があるので、今後も評価は下がらず人気を維持する製品だと個人的には思います。

 

今回の記事はここまでとなります。

ありがとうございました!

 

【追記】純正&Dignisケース発売。

見た目に不満がある方も、このスマートな純正ケースを見ると考えが変わるかもしれません。カラビナ付きでどこでも持ち運べますし、操作性も損ないません。さすが純正。

こちらはDignis製の本革ケース。

純正はPUレザーですが、こちらは本革。渋い。首から下げる用のストラップが付属しており、ファッション性の高いケースに仕上がっています。

 

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