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ロマンの塊!憧れのハイエンドヘッドホン5選【U35万円/有線/フラッグシップ/高級機/密閉型】

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はじめに

ハイエンドに求めるものとは・・・

ブランド独自の技術、所有欲を満たしてくれるデザインや素材、拘り抜かれた高音質など。

 

人によって変わりますが、20万円~35万円のオーディオ製品はそのどれもを満たしてくれる、ロマン溢れる価格帯です。

 

今回はそのようなオーディオファンなら一度は手に入れてみたい、憧れのハイエンドヘッドホンを5つ紹介したいと思います。

憧れのハイエンドヘッドホン5選

FOSTEX TH900mk2

フォステクスのヘッドホン史上最も評価の高い漆塗りハウジングを採用したハイエンド密閉型ヘッドホンです。

 

高級木材「水目桜」を採用、堅牢かつ綿密な肌目に伝統工芸の漆塗りが施され、美しいボルドーカラーに仕上がっています。

 

磁束密度1.5テスラの新開発ドライバー・ユニット、バイオセルロース振動版による50mmドライバーは低歪みかつ広大なダイナミックレンジと弾むような低音、繊細な中高音域の再生を可能にしています。

 

密閉型でありながら、音が響き外へ消えて行くような特性があり、「迫力が欲しいけどクリアな抜けの良さも欲しい」という少し欲張りな方にもおすすめな銘機です。

 

ドライバー構成:φ50mmネオジウムマグネット/バイオダイナ振動板

インピーダンス:25Ω

本体側端子:2ピン(ターミナル:金メッキ下地 ロジウムメッキ仕様)

プラグ形状:6.3mm

参考定価:275000円

※Onyx Blackというamazon限定モデルは、構成、性能が同じで木材も仕上げ手法も同じ。ヘッドホンスタンドが付属しないだけで約6万円安く販売されています。

高級材「水目桜」漆・ボルドー仕上げ

ハウジングの材料には肌目が緻密で堅く、表面が美しく仕上がる高級材「水目桜」を使用。創業110年の「坂本乙造商店」による美しい「漆・ボルドー仕上げ」のハウジングカバーが採用されています。伝統工芸を融合したMade in Japanとしてふさわしいプレミアム感を提供します。

広大なダイナミックレンジ

反発磁界採用の磁気回路は磁束密度1.5テスラの50mmドライバーユニットを搭載。
低歪率で超強力磁気回路により広大なダイナミックレンジを提供します。

「バイオダイナ」採用によるプレゼンスに優れた再生音

振動板には「バイオダイナ」※を採用。超低域の豊かな音、素直な中域、また、高音域については、特にプレゼンスに優れた再生音を実現。

※バイオセルロース繊維は天然の植物繊維の約1/1000という超極細繊維です。

中高音域の再生に優れた能力を保有しており、これに各種の繊維を適切な配合で組合せると、各々の繊維の特徴を複合させた音質が得られ、一段水準の高い音創りを実現しています。

ASIAN KUNG-FU GENERATION Gotchも愛用

「僕をリスナーに戻してくれるヘッドホン」。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマン、Gotchこと後藤正文さんはFostex製ヘッドホンTH900mk2を愛用。主にリスニング用で楽しんでおり、サブスクでハイレゾ音源を聴くのに最適なヘッドホンとして評価しています。

SONY MDR-Z1R

SONYが70年培った技術とノウハウを結集した「Signature Series」のフラッグシップヘッドホンです。

 

人の耳の大きさを上回るサイズの大口径70mmドライバーのドーム部には薄膜のマグネシウムを採用、音響レジスターをハウジング全面に使用することで、密閉型特有の空間共鳴による不快な音を極限まで排除しています。

 

ハウジング上部に設けられた通気孔により、低域における通気抵抗をコントロール。振動板の動作を最適化することで重低音のリズムを正確に再現します。

 

オー ケストラの荘厳な響きからライブのほとばしる熱量まで、アーティストが伝えたい音楽の感動や空気感が再現されており、音楽体験を「聴く」から「感じる」までの領域へと昇華しています。

 

本機はクラシックやジャズを聴いてこそ真価を発揮しますが、映画鑑賞などの映像コンテンツにも相性が良いのはソニーらしい魅力ですね。

 

ドライバー構成:70 mmドーム型(CCAW ボイスコイル)

インピーダンス:64Ω

本体側端子:両出し(3極ミニプラグ)

プラグ形状:3.5mm、4.4mm

参考定価:253000円

ソニー SONY MDR-Z1R

※純正キンバーケーブルも販売されています。

大口径70mm High Definition ドライバーユニット

広帯域・広ダイナミックレンジ再生と、平面波に近い波面を再現するため、大口径の70mmHDドライバーユニットを搭載。ドーム部にマグネシウムを用いた振動板や、空気の伝搬を阻害することのないフィボナッチパターングリルが採用されています。

120kHzの超高域再生を実現するマグネシウムドーム振動板

軽量・高剛性が求められるドーム部に、薄膜のマグネシウムを採用。ボイスコイルで発生した振動をドーム部に効率よく伝達し、120kHzの超高域再生を実現。ハイレゾ音源の持つ豊かな空気感を余すところなく再生することができます。

微小音を余すところなく再現するレゾナンスフリーハウジング

音響レジスターをハウジング全面に使用し、通気を最適にコントロールすることで、空間共鳴を排除。また、密閉型ヘッドホン装着時に特有の共鳴を限りなく除去して、聴感上のS/N比を向上。ハイレゾ音源に含まれる微小音を漏れなく耳に届けます。

快適なリスニングを実現する安定した装着性と耐久性

フィット感を高めるβチタン製ヘッドバンドに、本革製エルゴノミック立体縫製イヤーパッド、耳を包み込む構造のエンフォールディングストラクチャーなど。快適に長時間リスニングを楽しむための機構が多数搭載されています。

Sennheiser HD 820

反響音を最小限に抑制する独自のガラストランスデューサーカバーにより、驚くほど透明感のあるサウンドを実現。
どこまでもリアルでナチュラルな音場を生み出す、革新的なゼンハイザーのフラッグシップヘッドフォンです。

 

ヘッドホンの振動減衰シャーシと不活性ヘッドバンドインサートにより完全に固定された56mmトランスデューサーは、周波数スペクトル全体にわたって驚異的なレスポンスと精度を実現します。

 

音楽のディティールを隅から隅まで。

声、楽器、すべての音が聴こえ、開放的な音場はリアルそのものでレコーディングスタジオにいるかのような体験。

 

どちらかと言えばプロユースの印象が強いですが、【好きな場所でオーディオ愛好家が求めるレベルの音楽を】というキャッチコピー通り、プロアマ問わず密閉型ファンにこそ価値のある製品です。

 

ドライバー構成:56mmリングラジエーターダイナミックトランスデューサー

インピーダンス:300Ω

アダプター:XLR-4バランス、4-ピンステレオジャックプラグ:1/4"(6.35 mm)、アンバランス3-ピン 4.4 mm、バランスド5-ピン

参考定価:319000円

完全なる密閉型、驚くほどの開放感

ヘッドホンに最高のサウンドを求めるならば開放型にするしかない。そのような考え方が一般的でしたが、ゼンハイザーによってその概念は過去のものとなりました。

HD 820ヘッドホンはクリアで自然なサウンドを奏で、密閉型とは信じられないほどリアルで自然な音場を生み出します。

革新的かつ音質への影響も大きいガラスカバー

リングラジエータートランスデューサーを独自のガラスカバーで覆うことで、視覚的に美しいだけでなく、凹面ガラスがトランスデューサーの背面から出る音波をアブソーバーへ反響させることにより、反響音が最小限に抑制されます。

56mmリングラジエーター

トランスデューサの外周に単一のアタッチメントを取り付ける代わりに、リングラジエーターの外縁と内縁の両方をドライブユニットに固定。ボイスコイルは、リングラジエーターの中央付近にあるV字型の溝に接続されたダイヤフラムを振動させます。

ヘッドホンの振動減衰シャーシと不活性ヘッドバンドインサートにより完全に安定させることで、周波数スペクトル全体にわたって驚異的なレスポンスと精度を実現しています。

長時間の視聴でもサウンドに没頭できる人間工学に基づいたデザイン

快適なリスニングのための拘りは、周囲の騒音をシャットアウトするイヤーパッドから銀クラッドOFC ケーブル、金メッキされたプラグ、内部に減衰要素を入れた堅牢なメタルヘッドバンドまで多岐にわたります。

長時間のリスニングも快適かつ、サウンドに没頭することが出来ます。

audio-technica ATH-AWKT

オーディオテクニカのウッドモデルの中でも最高の木材の一つ、「黒檀」が採用されているのですが・・・。黒檀って触ったことありますか?

 

びっくりするほど硬いんです。

そして少しくらいの振動にはビクともせず、角材を叩いていみても中心部まで全く振動が伝わっていないのがわかります。

 

そのような優れた制振効果、黒檀の年倫構造の減衰特性を利用し、ATH-AWKTは広帯域に渡り濁りの無いサウンドを奏でます。

 

専用の大口径53mmドライバーには高磁束密度のドイツ製パーメンジュール磁気回路、チタニウムフランジ、高純度の6N-OFCボビン巻きボイスコイルを採用。力強く鮮明な描写力で広大な音場を実現しています。

 

日本国内の工場で職人が手作業で塗装し、組み上げ、出来上がったハウジングは使い込むほどに味わいが出て育つ、世界に一つだけのヘッドホンです。

 

ドライバー構成:53mmダイナミック

インピーダンス:48Ω

本体側端子:A2DCコネクタージャック

プラグ形状:6.3mm、XLR-Mコネクター4ピン

参考定価:242000円

音の情報を余さず再生

硬さの異なる層を持つ黒檀の年輪構造の減衰特性を利用して、不要振動を抑制。広帯域に渡り、濁りのないサウンドを実現。

黒檀は、歴史の長い貴重な木材です。樹齢約200年を超えると比重が高くなり、黒と茶色の杢目が織りなす美しい縞(しま)模様が形成されていきます。純粋な音を再現できる特性を持つことから、管楽器やピアノなどにも採用されています。

AWKT専用の大口径φ53mmドライバー

高磁束密度のドイツ製パーメンジュール磁気回路を採用。効率の良いドイツ製パーメンジュール磁気回路が確かな振動板の動きを引き出し、力強い広大な音場を実現し、原音に忠実な再生音を導きます。

伸びやかな低音を再現するD.A.D.S.構造

オーディオテクニカの密閉型ヘッドホンに採用している独自の二重構造。

伸びやかな低音を再現するため、音響室内に大きさの異なる2つの空間を設け、空気のバネを有効活用しています。

着脱式の高音質A2DCコネクターによる正確な伝送

オーディオ品質と耐久性に優れた専用設計コネクター、A2DCを採用。

音切れやノイズを排除するため、コネクター先端部を独自に設計。あらゆる動きに対しても安定した信号が伝送され、音の情報を正確に伝えることができます。リスニングを繰り返しても変わらない耐久性により、長期間ご愛用いただけます。

HIFIMAN Audivina

「Audivina」とはサンスクリット語で「聴く」とインドの伝統的な楽器「シタール」の意味を組み合わせた造語です。

演奏する曲に合わせてフレットの位置が調整出来るスムーズさから名付けられています。

 

劇場の音響効果を望んだブナ材ハウジング、ステルスマグネット、ナノレベルの薄さの振動版など。そのサウンドは広大な音場と緻密なディティール表現と明瞭でパワフルなサウンドを実現しています。

 

音量を取っても歪まず共振も排除されているので、ミキシングやマスタリングの際にもスタジオの大型スピーカーの代わりとして活用出来ます。

 

ハイエンドの割には、3.5mmを含むケーブルが3種付属したり、インピーダンスが20Ωだったり、絶妙な気軽さも備えるのでとても現代的。

まさにどのような状況や音源でも対応できる密閉型のヘッドホンです。

 

ドライバー構成:平面磁界駆動型

インピーダンス:20Ω

プラグ形状:3.5mm、6.3mm、XLRバランス

参考定価:286000円

※HIFIMAN EF600について

公式のアンプがこちら。方向性はそのまま、音の濃さ立ち上がりの良さ、低歪みでパワフルな特性を十分に引き出します。

密閉型プラナー(平面磁界)ヘッドホン

NEO Supernanoダイヤフラム、Stealth Magnet設計、音響を考慮したデザインによる湾曲したレゾナンス・チャンバー(音響空間)により、AUDIVINAはコンサートホールのような広い音場と、ジャズクラブのディテールや熱気を兼ね備えています。

バイロイト祝祭劇場からインスパイア

ドイツの木造オペラハウス、バイロイト祝祭劇場の音響設計にインスパイアを受け、その多段階の音響減衰効果により、ヘッドホンハウジングのような小さく閉じた空間であっても広大な音場を感じることが出来ます。

音響的に透明なステルスマグネットを採用

HIFIMAN独自のステルスマグネットは従来の平面型ヘッドホンの直方体型マグネットと比較して、音質に悪影響を与える反射や回折を大幅に低減して音質を飛躍的に向上させました。

木製イヤーカップと人間工学に基づいたヘッドバンド

木製のキャビティは美しい漆塗りでまるでヒスイのような手触り。

ヘッドバンドはCNCマシンによる高精度な金属切削と手作業による研磨を組み合わせることで、快適さと耐久性を両立させています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ハイエンド帯と呼ばれる中で、発売後も長く愛されている定番品を中心に選んでみました。

 

20万円を超えると10万円クラスで感じているであろう性能的な不満点はほぼ無くなり、筐体も高級感があるので価格以上の価値を持ちます。

 

芸術、文化、歴史、技術、そのすべてが詰まっている。

それがフラッグシップでありハイエンド製品の魅力でロマンです。

 

オーディオ趣味のステップアップ、自分へのご褒美など、良かったらハイエンドヘッドホン選びの参考にして下さい。

 

本記事は以上です。

ありがとうございました!


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