はじめに
各所で話題騒然となっているPi8、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている大人気商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてのPi8の本質に迫りたいと思います。
Pi8とは
アビー・ロード・スタジオを始め、世界中のレコーディングスタジオでリファレンスとして採用されているスピーカーブランドがBowers & Wilkinsです。
Pi8はそのようなブランドが誇る音響技術を詰め込み、快適性とエレガンスなデザインを纏い、フラッグシップとして発表されたワイヤレスイヤホンです。
aptX Lossless & aptX Adaptive対応
aptX Losslessでは、44.1kHz/16bit のコンテンツをビットパーフェクトでワイヤレス再生することができるので、CDと同じロスレスサウンドをワイヤレスで楽しむことができます。aptX Adaptiveでは、96K Hz/24bitのハイレゾ音源の再生が可能です。
プレミアムなデザイン、完璧なフィット
Pi8の考え抜かれたインダストリアル・デザインは、プレミアムな素材、人間工学に基づいた本体形状、4サイズのイヤーチップを組み合わせることで、すべてのユーザーに快適な装着感を提供します。
卓越したサウンド
Bowers & Wilkinsのフラッグシップ・ワイヤレスヘッドフォンのPx8と同じカーボンコーン・ドライブユニットを採用。
12mmの大口径のドライバーが、歪みを抑制し、高域のディテールを改善することにより、他のヘッドフォンのドライブユニットでは再現不可能な音楽の中の微かなニュアンスまでも捉えます。
仕事にも、ストリーミングにも、通話にも
周囲の環境に合わせて自動的に効果を最適化する高度なノイズキャンセリング機能と、イヤフォン1つにつき3つのマイクによって、あなたがどこにいても妨げられることのないリスニングと優れた通話性能を実現します。
スマートな充電ケース
イヤフォンで最大6.5時間、充電ケースで13時間のバッテリーを搭載。スマート充電ケースはワイヤレス充電、そして急速充電にも対応。
さらに、スマート充電ケースはトランスミッター機能を搭載しており、Bluetooth非対応のデバイスでPi8を使用することができます。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- ワイヤレスでノイキャン付きとは思えないほどの、低歪みでクリアな音。モニター的なのにしっとりと聴かせるのがスピーカーブランドらしい、美しい音です。今まで購入したイヤホンの中では断トツ一位の音質です。
- 楽器が生々しくてとても美麗なサウンド、特にアコースティックなギターなどは空間に響き渡ります。全体的にキレが良く中高音が得意。音が好みに合ったので私にとってはこれ以上ない製品です。
- 世間で絶賛されていたので買ってみましたが、確かにこれは凄いクオリティです。音質面で不満を感じることなんて無いと思うほど素晴らしい音質。内部もディスクリート構成なのには驚きました。流石高級ブランドです。
- 値段以上の最高の音質が凄すぎる!優勝!12mmドライバー一発の情報量が多くも歪みの無い音がとにかく綺麗に響きます。他社製だとイコライザで調整が必要だけど、このイヤホンでは不要。
- 少し普段より音量を上げたくなる、まさに贅沢な美音イヤホン。ノイキャンも進化して低音をしっかりカット、見た目もエレガントで美しい。もはやこれはワイヤレス界のフラッグシップなのでは!?
否定的なレビュー
- 値段がバカ高い割にはケースが安っぽい、なにこれ?中華製5000円クラスと同じくらいのチープさ。アプリの使い勝手も悪いし、BT接続も途切れはしないがたまにもたつくのが鬱陶しい。
- 65000円以上するのに安っぽくて所有欲は満たされない。音質もアニソンやロックには不向きで高音が妙に刺さり、低音もそれほど迫力が無い。インフルエンサーの言うことが当てにならないことが良くわかりました。どこがオールジャンルだよ。
- 界隈で絶賛されているほどの音質の良さは感じなかった。高音はキンキンしてるし、ドンシャリ傾向なので聴き疲れが酷い。特に女性ボーカルとの相性が悪いのが私にとって致命的でした。普通にWF-1000XM5の方が良いのでメ〇カリ直行です。
- ケースにトランスミッター機能が付いてますが、結局これ使いません。ワイヤレスイヤホンには利便性を求めてしまうので、いちいち面倒です。前作Pi7からそこまでの音質の違いも感じないので2万円値上げした価値を感じませんでした。
- ノイキャンはかなり普通の出来、感覚的に1~2万円位のハイコスパ系と同じ位、下手するとそれより弱いかも。これで6万オーバーは音質が良くても不満が残る。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
ジャズやクラシックでも美麗に鳴らしきる中高音域を備え、歪みの無い音は最上レベルだが、割り切った部分が悪目立ちしているハイエンドワイヤレスイヤホン。
という結果でした。
肯定、否定共に多かった意見がこちら、
・美しい中高音が最高
・ノイキャンは普通
・これで6万円オーバーはちょっと・・・
音質に関しては好みによって変わりますし、Bowers & Wilkinsの技術力に疑いようはありませんが、明確に多くのユーザーにとって引っかかっているのがやはり値段。
正直高く感じてしまうのは仕方ないのですが、北米での販売価格も399ドルなので、実際の所MOMENTUM 4 Wirelessより約100ドル高い値付けなんですよね。
「シンプルに高い製品」であり、為替で変に上乗せされていないのは評価できる部分だと思います。※(1)
その中で、高音質を実現するために大口径のカーボンドライバー、DSP、DAC、アンプは個別のディスクリート構成を採用し、ロスレスコーデックをサポート。
ケースにはaptx adaptiveで送信するトランスミッター機能を搭載と、贅沢な音質特化になっています。
ノイキャンなどはメーカーによってはやり過ぎないことも選択肢に入っており、他社では重点を置いた結果、音質評価が下がった例もあります。
つまり、高音質の実現のために割り切ることで、1つ上の音響性能を目指していると捉えることが出来ます。
個人的には、こだわりきった最上のサウンドに興味がある方には他社ハイエンドと比較しても、強みがはっきりしているワイヤレスイヤホンだと思います。
本記事は以上です。
ありがとうございました!
※(1)
イギリス販売価格:349ポンド
発売時の換算で64851円。日本販売参考定価65340円。
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