はじめに
SHURE SE846を購入して早2年、音楽はもちろん時には映画を観たり。
普段使用での不満は無く、生活に欠かせないヘッドホンになっています。
ただ、当時初めて買った高価格帯のイヤホンだったので、
若干バイアスがかかっている可能性があるのではないか?
とふと思ったので、今回は絞り出して不満点やデメリットを書いていきたいと思います。良かったらSHURE製品やSEシリーズ購入の参考にして下さい。
SHURE SE846の不満点絞り出してみた
低音がドコドコしすぎ
ローパスフィルターによる自然で迫力ある低音を謳っているSE846にとっては全否定とも言えますが、明確にこの低音が聴き疲れを起こしています。
未だに一日の始めに聴くときに「うぉっ!低音すっご!」ってなる位なので、なかなか強烈なドコドコ感。短時間聴き込む分には良いのですが、長時間、2~3時間聴くとなるとちょっと辛さが出てきます。
元々作業中に聴くために購入したので、この点はちょっとマイナスポイントでしたね。
あくまで強烈にクリアに強烈な迫力で聴き込む。そういったイヤホンです。
無慈悲なモニターサウンド
リスニングイヤホンの対極にあるモニターイヤホンなので、まぁ音の表現に隙が無い。
例えばボーカルが入る瞬間や、フェードアウト&イン、楽器や音の繋ぎ方、など、その全てを素材レベルで感じることが出来ます。
音源の良し悪しとまでは言いませんが、リスニングイヤホンであれば上手くぼやかす部分に対してあまりにも無慈悲なので、曲によっては微妙に違和感を感じ、曲としてのまとまりの無さを感じることが時折あります。
SE846を購入した人はかなりの確率でリスニングイヤホンも欲しくなると思うので、沼の入り口としては最適(?)なイヤホンだったな、と長期間使用してしみじみと思います。
フィット感が良すぎて耳内環境が悪くなる
耳に接着する部分が多い=フィット感が高い。
そして、SHURE掛けして耳の奥にグッと入れることで遮音性を確保するので常にピッタピタ。
なので、長時間使用していると「ちょっと痒いなぁ」と感じることが多くなり、それが段々と「今は気分じゃないなぁ・・」に変化することで使用頻度が若干減りました。
現在はスピーカー、ヘッドホンとの併用で丁度良い感じです。適度に耳を休ませてあげる重要さに早く気付けたので結果的に良かったとも言えます。
イヤーピース選択肢の幅が狭い
この部分はSHUREイヤホンを購入した人は悩む部分ですよね。
まぁ、選択肢が狭いったらありゃしない。
アダプター付きの他社製イヤーピースは売られているのですが、公式からもぜひ販売して欲しい所。(コラボのCP800セットはいつのまにか廃盤になってるし)
純正品系列の細軸対応イヤーピースはコンプライになっており、音質は最高なのですが一ヵ月ちょっとしか保たないのは正直出費が激しいです。
過去記事で細軸アダプター付きイヤーピースをまとめてるので、お困りの方は良ければご覧ください。↓
MMCXという曲者
ああ、MMCX
どうしてそんなに
MMCX
一句読める位には、多くのオーディオファンはMMCXに泣かされたことがあるのではないでしょうか。
リケーブルが容易に出来るのは良いのですが、あまりにも脆弱でスペランカー。
気がついたら外れていますし、湿気にも弱い。
初めて買った10万円以上のイヤホンがSE846だったので、当初はかなり苦戦し値段が値段なのでストレスを感じていました。
付け外しもガチャガチャやってるうちに「あれケーブル側端子のピンなんか歪んでね?」など日常茶飯事。
「独自規格ぅ~~?なにそれぇ?汎用性なぁ~い」
とメ〇ガキのようなことを思っていた自分を殴ってやりたい。独自規格はそれはそれで良い部分があるということですね。
まとめ
絞り出して書いてみましたが、流石に長期使用しているので結構ありましたね。
あくまで、初めて買った10万超えイヤホンへの2年越しの愛憎感想と思って頂ければ幸いです。
とはいえ、恐らくリスニング用のイヤホンを買ったとしても、また戻って来ると思います。そういうスタンダードな魅力があるのも事実。
あと、SE846に求められないことを最も達成できるのはヘッドホンじゃないか、と思って来ているので、まだまだオーディオ沼には浸かれそうな気がします。
(気付いたら沈み切ってるやつ)
本記事は以上です。
ありがとうございました!
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