はじめに
新生活がそろそろ始まる季節になりました。
新生活で気を付けることといえば、詐欺やマルチ勧誘ですね。
私も実際新生活の始まりの時期に、ネットワークビジネスの勧誘を受けた経験があります。興味本位で周りの友人にも注意喚起したいと思ったので、そのまま騙された振りをして潜入してみました。
そこで得た情報や、驚きの実態について書いていきたいと思います。
きっかけ
きっかけは、友人に誘われたフットサルの個人参加でした。
仕事終わりに個人が集い、その場でチームを作りフットサルをします。
そこで、出会ったのがYさん(仮名)でした。
とても元気が良く、チームメンバーのプレーを褒めたりしてムードメイカー的な存在で、私はその姿勢に好感を持っていました。
終了後、声をかけられます。
Y「どっか、ラーメンでも食べに行かない?」
私は、地方から出たばかりで友人もそれほど多くなく、今後フットサルもやるなら仲良くなっておいた方が良いと思い、快諾しました。
そして、その後も交友を続け・・三度目のラーメン屋でこう告げられます。
Y「あのさ、もし興味あるなら社会人向けのセミナーとか行ってみない?俺の知り合いがやってるんだよ」
怪しい・・・と思いましたが、内容が介護福祉や教育系の実戦形式セミナーでYさんも教育系の仕事に就いていると聞いていたので、見識を広めるためにも一回行ってみるかと思い。参加することにしました。
そして当日・・・
五○田のビルの一室である会場に到着すると凄い人です、小さめの会議場なのに数百人集まっています。
男性と女性の比率は半々位で、そこも教育系セミナーならありえるなと思い、安心とまでは言えませんが、席に着く決心はつきました。
内容は介護福祉をベースにした、相手の気持ちや立場になってみるという内容で、目隠しをして会場内をペアで歩いたり、重たい重量を背負って作業をしてみたり、ありきたりながらもしっかりとした内容でした。
ただ、一つ異様な点があるとすると、
講義する主催者が何か言うたびに
「なるほどー」
「うん、うん」
「おーー!」
等のリアクションが会場中から飛び交い、名言のようなセリフが出ると
「パチパチパチパチパチ」
と拍手喝采になります。
後でわかることなのですが、このセミナー参加者の8割近くはネットワークビジネスの会員だったのです。
セミナーが終わり、私は逃げる準備をしていましたが、Yさんに呼び止められ、
ニコニコしながらこう言われました。
Y「君に会わせたい人がいる」
そこで会うことになる人物とは・・・・
ネットワークビジネスに勧誘された話【潜入レポ】Vol.2 へ続く