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ネットワークビジネスに勧誘された話【マルチ商法/潜入レポ】Vol.12

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【人物おさらい】

Y・・・ネットワークビジネスに誘ってきたフットサル場での先輩

M・・・セミナー主催者であり、Yが慕う人物

Mのタワマン

ラウンジに入り、L字ソファが並べられている待合室のような所で少し待ち、その後Mの指示に従ってエレベーターで高層へ上がります。

 

到着したのは、最上階から二つ下の階層。白基調のシンプルな廊下を歩き、部屋の前に立ちます。

 

Y「よしっ、入るよ。」

 

ガチャっという音とともに、Yが扉を開け中に入ります。

そこには、部屋の中央のソファに座りダンベルで筋トレをしているMがおり、背後の全面張りの窓の向こうには、煌びやかな都会の夜景、遠くには赤い東京タワーも見えます。

 

まるで全て手に入れた。と言わんばかりの光景に驚いていると、Mがダンベルを床に置き私達を迎えます。

 

M「よく来たね~☆まぁ座って座って⤴」

 

壁側にあるソファに座らされ、成城石井で売ってそうなオレンジジュースをグラスに注ぎ、目の前に出されました。部屋自体も廊下と同じ白基調でキッチンもアイランド型で高級感があります。

 

Mは汗をタオルで拭きながらソファに座り直し、軽い雑談を交わしながら本題へと入ります。

 

M「ここにはビジネスの仲間だけ招待してるんだ、Yも何回か来たよね。君もYの紹介でここまで来たってことは認められたってことだよ☆」

 

Y「本当に良い奴で、素直でみんなに好かれてるんですよ。そうだMさん、夢の書き出し持ってきたんで見てやってもらっても良いですか?」

 

M「オッケー☆」

 

私の手渡した夢の書き出しを読みながら、Mは「ふーん」「なるほどなぁ」「いいねぇ・・」などと呟いています。

最後まで読み終わるかどうかという所で、Mが私の目を見て口を開きます。

 

M「・・・いいねぇ!!

M「この最終的に地元に帰るってのがグッと来たよ、僕も地方から出てきてるからね。こうやってしっかり都会で稼いで、最後は地元に還元するって心意気は素晴らしいよ☆」

 

私「あ、ありがとうございます。」

 

気恥ずかしい部分もあったのですが、自分の素直な欲求を褒められたことで、正直嬉しくなりました。その後も細かい部分を褒められ、欲しい車種の話で三人で盛り上がりました。

 

M「よしっ、じゃあ今後のことについて話そうか。」

Y「そうですね!」

 

2人が改まった空気を作り、Mから今後についてが語られます。

 

M「今日で君は本格的に僕の孫弟子の一人になった。でも完全にはなってはいないんだ。なぜなら僕よりも実は上の人である創始者がいて、その人から何個かハードルが用意されてるんだ。」

 

M「君にはまず、一つ目のハードルをクリアしてもらいたい。その内容はね・・・」

 

ネットワークビジネスに勧誘された話【潜入レポ】Vol.13へ続く