はじめに
名機と名高いfinal VR3000、レビューサイトやYoutubeどこを見ても素晴らしいと評価されている、定番中の定番商品です。
ただ、リアルなユーザーの声がその評価に隠れてしまい、結局どうなのか?
分かりづらい現状になっています。
本記事では、リアルなユーザーの声を集めまとめることで、改めてVR3000の本質に迫りたいと思います。
VR3000とは
ゲームやVRの音響空間イメージを、制作者の意図通りに再現する
VR3000は音源に込められた意図や狙いを正確に再現し、ゲームのコンテンツの世界に没入することに主点に置いて開発されたfinalのイヤホンです。
音響工学、音響心理学、空間音響学に基づいた音作り
従来のイヤホンではバイノーラル音源の高音域が耳の奥に響くように聴こえてしまい、違和感が生じる場合がありました。しかし、VR3000では新たなアプローチでこの問題を解決し、制作者の意図通りの音色と空間イメージや方向感を感じることが出来る音作りがなされています。
完全新設計のドライバーユニット【f-Core DU】搭載
フロントハウジングには磁力の影響を受けにくい真鍮を使用、ボイスコイルには超極細CCAWを使用することで可動部を徹底的に軽量化しています。
振動板は、通常の1/3程度の小ロットで丁寧にプレスすることで、歪みのない均一な成形を実現。同価格帯ではあり得ない音質を実現するために、徹底的にこだわって開発されています。
カスタマイズしたかのような装着感
3点で保持する形状により、接触面積を限定することで圧迫感を軽減しています。また、耳のポケット、イヤーピース、耳珠の3点で保持するため、多くの方の耳に適合し、まるでカスタマイズイヤホンであるかのような優れた装着感を実現しています。
ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック
ロック機能付きのfinal独自のイヤーフックは、イヤホンのケーブルが身体に触れることで発生するタッチノイズを軽減し、スリムさも相まって快適なゲームプレイを実現します。
実際に購入したユーザーの声
肯定的なレビュー
- apexにて使用、7.1ch出力環境があるのですが、音質自体はこの値段ではかなり良いです。ヘッドホンに比べるとやや定位感は劣りますが、遜色ないのは凄い。コスパ以上は間違いない。
- FPS用に購入しましたが、どこで音が鳴っているかが感じやすくとても使いやすい。音楽鑑賞に使ってみるとこれがまたフラットな自然な音で満足しました。楽器の音もリアルでドラムの振動が伝わってくるかのよう。
- フラットかつ少し低音寄りのやさしい音。高音の刺さりも無い。空間表現が素晴らしく、ゲーミングヘッドホンに迫るほど。遮音性も高いしイヤーフックも快適。
- VRゲームで使用すると抜群の定位感と正確さで、本当にその場にいるような臨場感を味わうことが出来ます。上空を飛ぶ鳥や、足音、背後から迫りくるゾンビ等、立体的な空間を感じることが出来ます。VRゲーム最強のオトモです。
- 寝る時も快適なのでASMR用に使っています。クリアに聴こえすぎるので、音質の良し悪しが出てしまうほど。左から右、吐息や声の移動が自然でぞわっとします。没入感最高です。
否定的なレビュー
- フラットだけどやや低音が強調されていて、こもって聴こえる。あと、フィット感が悪く耳が痛い。音質含めて値段相応かやや下という感じで、評価程の性能は無いと思う。
- コンビニイヤホンと同じ位の音質。音の方向性を重視してるらしいがそれもかなり微妙。全体的に音も薄っぺらく高音域もチープな音。Yooutuberや専門店の店員に押されて買ったことに後悔している。
- 音質は良いけど、形状が悪いのかとにかく耳が痛い。ここまで痛みを感じることが無かったからかなり人を選ぶと思う。
- マイクの性能がとにかく酷い、初期不良かと思ったくらい。大きな声を出しても届く声が小さく使い物になりませんでした。あと、ミュート機能が無いのでAstroと使うとノイズ入りまくり、なんで付けなかったんだよ。
- 形が形のため長時間つけると耳がしんどいです。角張ったところがしんどい。マイクの性能は最低限と言う印象。一緒にゲームしてる友達に「マイク壊れてない?」って言われましたw。
まとめ
ユーザーの意見をさらにまとめると、
耳に刺さりの少ない快適かつ立体的なサウンド、VRゲームはもちろんASMR、音楽鑑賞にも最適な万能イヤホン。付け心地は人を選びマイク性能は最低限。
という結果でした。
肯定否定ともに共通して多かった意見がこちら。
・耳への刺さりが少ない
・角ばったボディで耳が痛い
・マイクが・・・
この中でもマイクは圧倒的に評価が低いです。
ちなみにマイクが改良されたと噂が広まっていますが、公式からのアナウンスは無いので詳細は不明です。
シンプルに初期の個体が不具合だったという可能性もありますが、その後も変わらずマイクの評価自体が低いことは一つの事実です。
ただ、値段が7980円とニッチな製品の割には安価なので、高品質なマイク性能まで求めるのは少し酷な気がします。この製品に関しては「作ってくれてありがとう」のスタンスで新製品を楽しみに待つ位が丁度良いと思います。
ちなみに、「音の明瞭さ」「聞き取りやすさ」にフォーカスした、反応速度重視のVR2000という製品が後発で発売されましたが、こちらもマイクの性能は変わらず最低限とのことです。
今回の記事はここまでとなります。
ありがとうございました!
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